高校生のみなさんに限らず、日頃テレビからの情報が中心になっていた方、この動画を視聴して広めて下さい。小学校高学年以上なら理解できることも多いと思います。

京大原子炉実験所の小出先生による高校生向けの講演が長野県の進学塾、信学会で行われました。脱原発を目指すようになった人には、既に知っている事がたくさん出てきますが、ご自身の大学受験時のエピソードから始まる小出先生のお話は、行間を含めやはり貴重なメッセージが多い。自分が高校生の頃にこういう話を聞き、自分たちの頭でどうすればいいのかを考えたかったです。

2011年11月5日[1 /7] 小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ


2011年11月5日[2 /7] 小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ


SUMMER TIME BLUES by RCサクセション


2011年11月5日[3 /7] 小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ


2011年11月5日[4 /7] 小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ


2011年11月5日[5 /7] 小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ


LOVE ME TENDER by RCサクセション


2011年11月5日[6 /7] 小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ


2011年11月5日[7 /7] 小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ


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小出裕章助教 高校生たちへのメッセージ

私はかつて文科省の前身である文部省下で働いていた頃があります。そのまま初等教育の現場にいるとしても、いずれは文部省の影響が少ない私学で、モンテッソーリなど、別の教育法へ旋回したいと思っていました。

その後、文科省も学校もなくして、塾だけになればいいのに、と思うようになりました。それぞれの教師の責任は、専門とする分野の知識を伝授するところまでとし、生き様は生徒がまわりの大人から独自に学べばいい、と。核家族化が進んでいる中、社会そのものがもう一度変わらなければ、昔ほど安易にはそう言えないのが現状ではありますが。

今回、こういった重要なメッセージを若い人たちに伝えるのは、やはり文科省下の学校ではできませんでした。民間の塾だからこそできました。学びの場がすべて、中央集権下の公立組織であれば不可能でした。

道徳教育から何もかも、一教師の負担が重過ぎ、その当たり外れの影響を子どもがモロに受ける。自分の選択肢が何であるかを見極める力がつくまで、この状態を放置するなら、国の未来は期待できないと思いました。

でも今、少なくとも、テレビ、新聞、週刊誌などの紙媒体に加えインターネットというメディアが登場し、原発利権層に牛耳られている前者の外側を見るチャンスが訪れました。我々有権者が無責任に残すことになる負の遺産を前に、今後の学生、子ども達は嫌でも自分の頭を使う必要が出ます。

長いものに巻かれて安住するというのが、人生や国の歴史というスパンで見た場合、どういう意味を持つのか、社会に出る前から考えるチャンスが訪れたことは、ある意味私達の学生時代よりラッキーだとも思います。



小出先生の著書で「原発のウソ」は必見だと思いますが、311以降、先生の言葉が別途編集されたものを含め、多数の本が出版されています↓。
小出裕章氏の著書など