こんばんは。
香港在住ピアニストdeピアノ講師の荒井千裕です。
中3女子の想像力、いやはや、笑った!素敵だ!!
・ハンガリアン・ラプソディ第2番のイメージは、
「社長と部下とチビ娘と、トム&ジェリー」だった!!!
原曲は、嬰ハ短調です。
この生徒は、ちょっと易しくアレンジしてある
ハ短調版でやっています。
前回のレッスンから中3日。
補講レッスンに来ました。
たった3日で見違えるように前進していた。
さぁ、ここで本番に向けてやることは、
「イメージ力強化大作戦!」です。
彼女にも聞いてみた。
この曲、それぞれのフレーズは、どういうイメージを持ってるの?と。
ちょっと考え込んじゃうかも?と私が思った瞬間、
彼女は迷う事なく全てをダダダーっと私に説明してくれた。
実に嬉しそうに。
画像1枚目、つまり出だしはこうです。
「社長が登場したの!
オトコの人でね、ちょっと歳いってて、
ちょっと太ってて~、メガネかけてるかな?」
まぁ、つまり、恰幅の良い社長さんだ。
そして、その社長さん、実は彼女自身が
ここではその社長になりきっている、という設定らしい。
「Lassan」の始まりです。
ここは、
「社長がドアを開けたら、そこには部下が
いーっぱい、ずらーっと並んでるの図。
朝礼みたいなの。
社長が部下に説教してるところ。」
だそう(笑)。
ここで何故か!!!
「社長の娘が来るの。」
ん?娘?どのくらいの歳の子?
「うんとね、チビッコ。
そんでねー!社長がね、娘が可愛くて仕方なくて、
娘と遊び出すの!」
なぬっ!会社でか!!???
「それで~、ここはね~、娘がね~、
ボール遊び始めちゃうの。ポンポン~ってね!」
なるほど。
「Friska」です。
ここは!!なんと!!!
「会議してんだよね~」
ん?会議?
「そそ。会議って、静かでしょ?」
え?討論が白熱したりしないの?
「あのね、社長が怖過ぎて、部下は何も言えないの。
ただ、社長が言う事を黙って聞いてるだけなの。」
な~るほど....その会社、大丈夫だろうか?(余計なお世話w)
「ココからはね~~、もうね!
トムとジェリーの世界なの!
ひたすら、トムとジェリーが
いろいろ絡んでるの!」
だね♪
「ここは、まるでトムが掃除機みたいに
大口開けて、ジェリーとかその辺にあるもの
みんな吸い込もうとしてるところ」
「そんで、トムの体の中に吸い込まれちゃった
ジェリーが、トムの体の中からトムの体を
操って、トムをバタンバッタン!って
柔道の技かけてるみたいに!」
「そして最後はジェリーがトムの体から飛び出て、
鼻高々ポーズ!で、めでたしめでたし!」
ふふふ。いいね!
まさか、社長が出てくると思わなかったけど。
「社長のところは、私が社長になってるの。
だけど、トムとジェリーのところは、
私は傍でトムとジェリーのやりとりを
笑いながら観てる。」
よし!じゃ、いつも、その光景を思い浮かべながら
弾いてご覧!
教室の一コマでした。
お読み下さり、ありがとうございました!
発表会は9日後です。
荒井千裕