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◇更新履歴
V1.0: 2016.4.2 初稿
■ 『アフリカセッション(飢餓救援コンサート)』
日時:1985年7月17日~7月25日
開演:18:00
01. 7月17日 NHKホール(上田正樹 、葛城ユキ他)
02. 7月18日 NHKホール(該当公演)
03. 7月20日 日本青年館(エコーズ、白竜他)
04. 7月22日 日本青年館(,加藤登紀子 、姫神他)
05. 7月24日 普門館(オーティス・クレイ 、難破弘之他)
06. 7月24日 普門館(カシオペア)
◆出演者
01. ARB
02. 中川勝彦
03. 竜童組
04. 浜田省吾
◆チャリティーイベントには慎重な感がある浜田省吾。
前年、反核コンサート「アトミックカフェ」
に参加し、この公演が彼にとって初めてのチャリティーコンサート。
1985年7月13日。
海外の名高いミュージシャンが結集して世界中継された「ライブエイド」 から4日後。
日本で行われた飢餓救援コンサート「アフリカセッション」は全6公演。
浜田省吾は二日目のNHKホールに出演している。
1996年2月号の音楽雑誌「ロッキングオン」。
浜田省吾のインタビュー記事の見出しは「僕はアフリカ・セッションに出て負い目を感じました」。
出演の経緯やチャリティーについてを以下このように語っている(要約)。
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・音楽を通じて多くの人とか関わっていきたいと思った。
アフリカセクションはいい音で演奏できなければ嫌だと初めから言っていました。
<経緯>
・1985年初めに主催者の岡本おさみ氏に会った。
夏にアフリカ難民救済コンサートを開催する旨、出演を依頼された。
難民ならカンボジアたって日本にも貧しい国がある。
僕は、なぜアフリカなんですかと訊いた。
岡本はディランの「モザンビーク」を聴き強く心を打たれ数年後、モザンビークを訪れたら、その廃墟した様子がすごかった。 だから僕(岡本)にとってアフリカが一番身近に感じる。
それを聞いて、僕は(浜田)は、「それはとてもいいことではないですか」と言ってその場は終わった。
しばらくして、浜田省吾がボブ・ゲルドフになって難民救済コンサートを企画していると噂が流れ始めた。 海外のミュージシャンの出演も決まりNHKホールもおさえられた。
僕もどうしょうかと自宅で新聞を見ると、「日本のミュージシャン アフリカのために立つ」という記事がある。 誰だろう、そう思いながら読むと、なんと自分の名前があり、インタビューシ記事まである。
その時は感情的になり「こんなんだったらやらない」とマネェージャーに告げた。
だけど、少しして、「それはとてもいいことではないですか」と言った最初の気持ちを大事にしょうと思い・・・出演した。
<チャリティーについて>
僕らがコンサートをやったらといって問題の本質が変わらないことは分る。
でもやるにしろ、やらないにしろ、後ろめたさは残るでしょう?
やれば偽善的というか、自分のささやかなエゴを満たしているだけんもしれないと思うし、やらなければ結局傍観しているだけだと思う。
僕の場合、じゃやろうと。
新譜ジャーナルの記事に、「今、日本のミュージシャンで反核やチャリティーのコンサートをやるミュージシャンはいろいろなことに目を向けるいいミュージャン、やらないミュージャンは悪いミュージシャンという風潮があるけれど、やらないミュージャンだっていろいろ考えている」という記事があったが、
僕はむしろ、やる人は何も考えていない楽観的な人間で、やらない人のほうが考えが深いというとらえ方が、今の日本の風潮のような気がします。
でも僕は出ました。 出て負い目を感じました。
それでいいと僕は思います。
スティングがプレイボーイのインタビューで「バンドエイド」にでて、ほかのミュージシャンに対する偏見がなくなって快く一緒に出来たって言っていたけど、そういう雰囲気はアフリカ・セッションにもありました。
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久しぶりに読んだけれど、当時も漠然と抱いていたが、
いい音で演奏できなくたってギターー一本でもやれるのに。
デビュー当時、歌えるとこなら何処でも歌ってきたじゃん。
何よりそんなに難しく考えなくてもいいのに・・・。
勿論、分らなくもないが、今でもそう思います。
この日からは浜田省吾が単独(留学生支援コンサート)以外でのチャリティーコンサートに出演するのは、1994年3月13日 長崎公会堂
に行われた雲仙普賢岳救済チャリティーコンサートまで遠のく。
◆セットリスト
・浜田省吾
01. DADDY'S TOWN
02. 土曜の夜と夜と日曜の朝
03. MONEY
04. DANCE
05. 僕と彼女と週末に
06. 愛の世代の前に
07. 明日なき世代
---encore---
08. SILENCE
09. 終りなき疾走
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