「松山千春 『伝道』に思うこと~松山千春 全作品解説420~ V1.3」S3534
・アーティスト別 LIVE DATA BESE 総合TOP PAGE NF
◇更新履歴
V1.0:2016.01.24 初稿
V1.1:2017.04.27 是正
V1.2:2020.04.28 旧記事を最新エディタにて変換
V1.3:2021.02.24 画像等の追加
■「伝道」作詞・作曲:加川良 編曲者:飛澤宏元
2006年5月31日発売のカヴァー&リテイクアルバム『再生』のDISK1 の10曲目
*オリジナルアーティスト:加川良
1971年リリースのアルバム『教訓』の12曲目
◆レコーディングミュージシャン(後日追記)
01. ギター(AG):
02. ドラム:
03. ギター(EG):
04. ベース:
05. キーボード:
06. ストリングス:
07. コーラス:
◆所有収録アルバム画像
◆2016.1.24 夢野旅人
明日、25日はデビュー40周年記念、ニトリ文化ホール(北海道厚生年金会館)で、千春出席のファンクラブイベントです。
千春のステージで初めてこの歌「伝道」を聞いたのが30年前、1986年。
北海道厚生年金会館での 「10th memorial concert」 。
デビュー10周年の8月8日。
アマチュア時代を振り返りながら、
風の「22才の別れ」と、岡林信康の「私たちの望むものは」 とともに歌われた。
千春にとって、
「人生とは」と音楽で、投げかけてくれたのが岡林信康であり、
「人生はこうあるべきではないか」と歌ってくれたのが加川良。
加川良は、1970年の第2回中津川フォークジャンボリーで飛び入りで「教訓I」を演奏して人気を得て、翌年の1971年、アルバム『教訓』URCからデビューした。
千春が15、16才のころである。
この先、僕に何ができるのか、
いくつもの不安をかかえたまま一日が終わっていく。
貧しさは、愛を知らないだけ。
空しさは、夢を持たないだけ。
千春が「我家」で綴っている思い。
それは、少年期の心境だと思うのです。
そんな憧れと不安の中で聞いた加川良のうたは、
少年の生活や葛藤と重なり合いながら、
少年の憧れや夢に光を照らしたのではないだろうか。
彼の「流行歌」など聞くと、千春がフォークスピリッツ以外にも、
作品的な部分においても影響を受けていることが垣間見られます。
「伝道」
悲しいときにゃ 悲しみなさい
気にすることじゃ ありません
あなたのだいじな 命に
かかわることも あるまいし
そうです それが 運命でしょう
気にすることじゃ ありません
生まれて 死ぬまで つきまとうのは
悩みというものだけなのですよ
たったそれだけの歌詞。
AメロとBメロの繰り返し歌われる。
多くの言葉で少しを語らず、少しの言葉で多くを語れ。
人生観を端的に射抜いたフォークソングだと思います。
明日、25日にデビュー40年目となる千春。
フォークソングが死語となって久しいが、
これからも「生きること」を、
衒わず、真っ直ぐ、思いのままに歌い続けていくでしょう。
それは、岡林信康や加川良といった、
関西フォークに出会った時から決まっていたように思います。
この「伝道」を聞くと痛切に思うのです。
◆松山千春全作品(解説)に思うこと ~松山千春 全作品解説10~ インデックス10 (2006~2009)
■N↓現在、以下の検索ランキングにエントリーしています。
よかったら、アクセスして頂けると嬉しいです。
一日一回、ライキングポイントが加算されます。
よろしくお願いいたします。
にほんブログ村
アーティスト・グループ(音楽) ブログランキングへ
---------------------
YUMENO BLOG ~愛のうた:愛した季節の薫り From the 1960s to 2020s Music Diary notebook~ 夢野旅人