「1986年12月23日(日) 松山千春デビュー10周年記念コンサートツアー 『旅路』 北海道厚生年金会館」S3441NF

 

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松山千春 2020年上半期スケジュール&2020年上半期活動トピックス 

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◇更新履歴
V1.0:2015.12.14 初稿

V1.1:2018.01.04 是正

V1.2:2020.04.07 旧記事を最新エディタにて変換及び是正

 

■1986年12月23日(日) 松山千春デビュー10周年記念コンサートツアー 『旅路』 北海道厚生年金会館

◆チケット半券画像

◇ミュージシャン

01. ギター(EG):土屋潔

02. ギター(AG):丸山政幸(丸山ももたろう)

03. ベース:六川正彦
04. ドラムス: 見砂和照

05 キーボード: 稲川徹

06 キーボード:有坂秀一

07. サックス:後藤輝夫


◇夢野旅人 2015.12.4

昨夜、部屋を片付けていたら当時のメモが出てきました。

ほかに詳細にまとめたものがあるはずなのですが、ま、出てきたということは紹介しなさいということなので、ランダムに箇条書きで。

 

01. 札幌での最終日

デビュー10周年イヤー、秋のツアーの最終日。

現在では、12月24日、25日の北海道厚生年金会館(減殺の正式名称はニトリ文化ホール - ホテルさっぽろ芸文館)で一年のコンサートを締めくくるのが恒例となっていますが、このころはまだ21日から23日の日取りで札幌公演、最終日を迎えるのが定着してきた時期です。

 

02. ぎっくり腰と「浜辺」を歌い終えた後のコメント

11月末の大阪公演の最中、飛び跳ねて重度のぎっくり腰(急性腰痛症)を患う。

当時の会報の横山和之氏のコメントでは、その後の東京3Daysは壮絶だったと書かれている。

東京公演では、そんな状態とは思いもしなかったが、振り返るてみるとアンコールの曲数に顕れていた。

 

このころは、置き場所、アップテンポ、バラードにかかわらず、一曲、一曲渾身で歌っていた千春。

アンコールには喉が枯れていたが、「浜辺」を歌い終わった瞬間、「痛い、痛い。 これはちゃんと直さなくては」と、言った。 

そのとき、かなり辛かったんだと思った。

 

03. サックスが特徴的なアレンジ。

このツアーは後藤輝夫のサックスが印象的でした。
「優しい風」とかも、サックスが特徴的なアレンジだった。
特に、アンコールの「浜辺」。

ぎっくり腰の影響もあったと思う。

アンコールで千春が登場するまで、かなりの時間をインスト演奏、メロディーラインをサックスが奏でていた。 

 

04. 「砂の上」

「砂の上」の一番は、立ちながらスローテンポで弾き語り、二番からオリジナルイントロを含んだバンド演奏。 完全なる弾き語りはなかったものの、この曲もよかった。

 

05. 「ひとりじめ(V86)」と「忘れたい夜」

本編前半で歌っているので、87年秋のアンコールラストでみせたフルスロットな歌い方ではないものの、この日は圧巻。 メモに◎がついています。

それに続いて、このツアーが初演となった「忘れたい夜」で一部が終了。

聞き所満載の本編一部でした。

 

06. デビュー10周年ツアーならでは選曲

一曲目に「旅立ち」を歌った全国ツアーは、このツアーが初。

当時のツアーにおいて、「恋」にしろ、「人生の空から」、「季節の中で」といったヒット曲、代表曲は4年に一度くらいのローテーションだった。

それが一夜に聞けてスペシャルな感はあった。

 

さらに、「生きがい」が本編ラスト前。

それらの曲を一曲、一曲、抑えずに歌っていた。

また「星屑の歌」はもちろんのこと、「風の恋」でさえ絶唱モードでした。

 

当時のMCで、「飲み屋に行ってカラオケがあっても、喉を潰したくないから歌いたくない」と、言っていた。 それだけ年齢的には声は出ていたが、かなり喉を酷使する歌い方だったのだろうと、今更ながら思う。

 

07. 笑ったMC

6で、喉のことを思って飲み屋では歌いたくないといっていた千春だが、盛岡公演終了後、飲み屋に行った。 歌いたくないんだけど、店の雰囲気というか、店の女の子次第で気分も変わる。

で、コンサートでもワンコーラス紹介していたが、バーブ佐竹の「ネオン川」を歌った。

すると、ほかの客のおじさんが「上手い、上手い」と声をかけてきた。

 

惚れ惚れした。 お兄ちゃん歌手かい。

その問いに、千春は「昔、歌手を目指していたのですが、今は諦めて、エンドー(盛岡の大型スパーチェーン)でレジ打っています」「勿体ないな、今からでも遅くないよ」とおじさん。すると店の女の子が「松山千春さんですよ」とおじさんに教えると、「え、松山千春、あの親孝行のか」といったという。

 

たけどおじさんは、「どおりで上手いと思いました。 毎日、テレビで見ています」といったオチのMC。

この話がやけに印象に残っています。

 

08. MC

現在に比べて、時事ネタや政治的な話はまだ少なかったころ。

恋愛の話は、男と女にはひとつだけルールがある。

嘘は構わない、男も女も好きになってもらうため嘘をつくこともあるだろう。

ただ、後悔しないこと。

一度好きになった、自分が選んだ相手を恨んでは、後悔してはいけない。

 

二部は、榎本武揚(戊辰戦争、蝦夷共和国、箱館戦争)の話がメイン。

あとは、ツアー中のエピソードと竹田さん話。

 

・四国松山から広島へフェリーで移動したら大揺れ。

同行していた田中真紀さんが、「二杯吐きました」と。

 

・厚生年金には、竹田さんと横山和之氏の三人でハイ・ファイ・セットのコンサートを見た。

・全国で売れた時には、竹田さんは既に他界していた。 

この10年間で一つだけ悔しいと思うのは、「季節の中で」がヒットしてたくさんの人から拍手をもらっている姿を見せられなかったこと。

といった話をしています。

 

09. GSサウンズのカバー

ツアーの後半、リハーサルはもっぱら他の歌手のナンバーを歌うようになったという。

今、考えると、ぎっくり腰の影響もあったのだと思う。

「ゴッドファーザー~愛のテーマ」といったスタンダートと、タイガースといったGSのナンバー。

フルバンドフルコーラス。

他人の曲を千春が歌うと、違和感を感じる自分だが、

あのころの声質に適していたのか、「君だけに愛を」など、まったく違和感を感じなかった。

 

10. 最終日はいつも以上に力が入っていたあのころと現在

最近は、各会場、内容的に平均化してきたが、少なくとも1994年までの札幌最終日は特別なものでした。

いつも以上に時間を気にせずサービス精神旺盛な千春がいた。

いつも、 最終日だから本州からも来ているんだろう。

 

最終日だから、お前たち、アンコール期待しているんだろ。

今年一年、ありがとう。

気を付けて帰れな。

と口にしながら、聞き応えのあるライブをしてくれた。

このころは、何が何でも札幌厚生年金会館、最終日と思っていました。

 

もちろん、東京厚生年金会館も外せなかったけどさ。

あれから、丸29年。

今では、場所とか、最終日だからといって特別なものではない。

初日であろうと一本、一本がファイナル。

そんな思いが強いのだろう。

そう感じて久しいです。

以上、まとまりが悪いですが、思い出したことを。


◇セットリスト

01. 旅立ち(V86)

02. 優しい風

<MC01>

03. 砂の上(弾き語り・スローテンポ→)

04. 青春Ⅱ

<MC02>

05. ひとりじめ(V86)

06. 忘れたい夜

--インストルメンタル:Sing a Song---

07. 絆

08. 人生の空から

<MC03>

09-1. ネオン川(ワンコーラス)

<MC04>

09-2. 夜よ泣かないで(ワンコーラス)

<MC05>

10. 恋

<MC05>

11. 季節の中で

<MC06>

12. 生きがい

<MC07>

13. 旅路

---encore01---

14. SHINNING-シャイニング-

15. 風の恋

<MC08>

16. 長い夜

---encore02---

17. ゴッドファーザー~愛のテーマ(*1)

<MC09>

18. 君だけに愛を(*2)

19. ロンリー・ナイト

---encore03---
20. 浜辺(SAX→)

<MC10>

21. 星屑の歌

<MC11>

22. 愛しているから

 

*1 「ゴッドファーザー~愛のテーマ」

 

作詞:L.Kusik 訳詞:千家和也 作曲:Nino Rota 
*2 「君だけに愛を」

オリジナル:ザ・タイガース 作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち


 

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