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◇更新履歴
V1.0:2015.10.19 初稿
■ 「愛は物語」 編曲者:松井忠重
1983年9月21日リリースの16枚目のアナログシングル「流れ星」のB面。
◆レコーディングミュージシャン(後日、追記)
01. ベース:
02. ドラムス:
03. ギター(AG):
04. ギター(EG):
05. トランペット:
06. トロンボーン:
07. ティナー・サックス:
08. コンガ:
09. プログラミング:
10 キーボード:
◆夢野旅人 2015.10.19
アナログシングルB面のレビューが続きました。
アナログレコードから、デジタル、CDにパッケージの主流が移行してからカップリングと呼ばれる。 若い人はB面といってもピンとこないでしょう、いずれカップリングという言葉の必要性もなくなるのでしょう。
シングルのB面。
プロモーションに力を入れるのはA面であり、
テレビやラジオなどで歌う、流れることは稀てある。
昔は酷いもので、おまけと揶揄されていた。
その反面、B面が優れていると売り上げは伸び、
中には両A面シングルやA面に昇格して再発されヒットすることもある。
松田聖子の「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」がいい例である。
B面は、プロモーション的に制約が少ない。
ゆえに冒険もできる。
松山千春でいえば、「華(HANA)」や「あふれる愛」、「流れ雲」といった本人の音楽的趣向の強い歌を発表できる。
長期的に見れば、
そのアーティストの本質のほかに、未来の作品をイメージできたりもする。
「愛は物語」。
「旅立ち」を編曲した松井忠重
の現在における最後のアレンジ作品。
そのころの千春のアルバムには、
シングルの曲をオリジナルには収録しなかったとはいえ、
2か月後にリリースされたアルバム『眠れない時代』に入れたとしても違和感はさしてない。
何よりも、A面の「流れ星」を凌ぐラブソングだった。
83年秋。
俺は「流れ星」よりもこの曲のほうが気に入っていた。
といって、アカペラでワンコーラスで歌われた。
初演(フルコーラス)は84年春。
その後、イレギュラーで88年秋、92年秋などで歌われている。
25周年の2001年。
ベストアルバム『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』に収録された。
SAGA3の本人解説(下記参照)で、今の俺のマイブームとなっている作品と述べられていた。
ゆえに、春のツアーで歌うのかと思ったら、
弾き語り中心のツアーということもあったのだろうか、
歌われなかったが、秋で2度目となるレギュラーとなった。
ちなみに弾き語りでは歌っていない。
この歌は、当時言われていた、
実験的、ましてやおまけなどは言えないB面の名曲だと思うのです。
◆SAGA 3での本人解説の要約
俺の持論のひとつにある定義。
人生=物語。
そして、もうひとつの大切なのが、
人生=愛。
この持論を鮮明に打ち出したのが、この曲。
この曲、今の俺のマイブームとなっている作品。
今回、この『季節の旅人』を、制作するにあたり、過去の作品を改めて一曲ずつ聴き直した。
この曲がこれほどまでに素晴らしかったとは思ってもみなかった。
今では、スキあらばこの曲に耳を傾けている状態。
他にも、今回の作業のおかげでマイブームとなってしまった作品が何曲かある。
とにもかくにも「愛は物語」は、その代表的な一曲。
ただ、この曲がなかなか聞き手のマイブームにならないということが、
なんとも、残念だ。
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