「松山千春 『華(HANA)』に思うこと~松山千春 全作品解説379」S3339/R


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◇更新履歴
V1.0:2015.10.16 初稿

■ 「華(HANA)」 編曲者:戸塚修

1986年4月25日リリースの21枚目のアナログシングル「野良犬」のB面。

◆レコーディングミュージシャン(後日、追記)
01. ベース:
02. ドラムス:

03. ギター(AG):

04. ギター(EG):
05. トランペット:

06. トロンボーン:

07. ティナー・サックス:

08. コンガ:

09. プログラミング:

10 キーボード:


◆夢野旅人 2015.10.16

この曲が収録されているシングルコレクションアルバム『起承転結Ⅳ』。

初回版には、評論家の前田祥丈氏がライナーノーツを寄せている。


その中で、「華(HANA)」について、

松山千春が得意としているシャンソン風の曲。

ゆったりとした歌い方だが、久々に(シングルの中で)千春の艶のあるヴォーカルがフルスケールで響き、聞き手を巻き込み圧倒していくと解説している。


シャンソンとは、日本ではフランスの歌謡曲を総称して使われてるらしい。

シャンソンか。

プロは、そう解説するのか。

と、思いましたよ。


自分に言わせれは、曲の仕上がりはどうであれ、ど演歌である。

1980年代前半、松山千春は演歌とポップスの融合と称されてきた。


当時、楽曲に漂うフォーク色は、

千春の思いとは裏腹に関西フォークよりも抒情派フォークが色濃く、

世間ではそう認識されていた。


関西フォーク色の強い曲は、「君がいる 僕がいる」、「おいら」など当時もあった。

ただ、それらの曲は、

当時、トップアーティストセールスを誇っていた「松山千春」の状況にそぐわないとスタッフは判断していたように思う。


歌い続ける、叫び続けることによって、

松山千春は、関西フォークを引き継き、聞くものに唯一無二のフォークシンガーだと認められたように思う。


関西フォークよりも、前に色濃くでたもの。

それは演歌。


1982年の「はまなす」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11728595929.html が最初だと自分は思う。

今聞けば、松山千春のフォークソングの代表格となのだが、

「長い夜」のインパクトがまだまだ効いていた、

あの時代、中高生の自分には、演歌としか思えなかった。


ただ、松山千春の音楽のルーツはフォークソングであるが、

松山千春の人生において、最初の音楽の出会いは、演歌・歌謡曲である。


貧乏だった幼少期。

足寄で、母さんたちが花札をやっている横で、村田英雄の「人生劇場」が流れている中で、ラーメンを食べていた。

ガキのころの母さんとの思い出といったら、それくらいしかない。

ある意味、俺のルーツは、村田英雄の「人生劇場」。


と、話しているが、


片田舎で流れてくる音楽は演歌・歌謡曲だったのだろう。

それらの音楽が、後に千春の音楽に影響を及ぼさないはすがない。


ゆえに、博多や東京といった大都市で、

ビートルズやストーンズに影響されたシンガーソングライターたちとは、音楽観が大きく違う。


結果、音楽を難しく考えない。


そこに行き着くのです。


演歌とポップスの融合というよりも、

演歌と関西フォークが核であり、

その時代の音をスパイス程度に取り入れたのが松山千春のフォークソングといったほうがわかり易い。


生まれてこなければ、

こんな哀しい思いも知らずにすんだと泣いてすがるお前。

けれどお前は、華。

二人は、生きているからこそ華。


だから、明日を信じて、泣くがいい。

涙かれる朝が来るまで。


と解釈した 「華(HANA)」。


これらの演歌ラインの曲を聞くと、そう思うのです。

この曲もステージでは演奏されていないと思います。


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