「松山千春 『偶然と必然』に思うこと~松山千春 全作品解説315~V1.1」S3103/R


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◇更新履歴

V1.0:2015.7.9 初稿
V1.1:2016.4.5 ミュージシャンを追記

■ 「偶然と必然」 編曲者:丸山ももたろう
2009年5月20日リリースアルバム『偶然と必然』の1曲目(全10曲)。

◆レコーディングミュージシャン
01. ギター(AG):丸山ももたろう
02. ドラム:島村英二
03. Wべース:河合徹三
04. コンガ:春名正治
05. ソプラノサックス:春名正治
06.チェレスタ&E.ピアノ: 夏目一朗


◆2015.7.9 夢野旅人

丸山ももたろう・丸山政幸(1957年7月8日/京都府中京区)。

ニックネーム・ももちゃん。


1984年春から松山千春のツアーに参加、2000年秋にサポートを外れるものの、2007年春に復帰。 コンサートツアーの参加回数は、歴代のミュージシャンの中で最多。


千春にとっても、自身の音楽にとってアコースティックギターは要だと自覚しているよう。

これまで、ツアーをサポートしたギターリスト(AG)は笛吹利明、宇山基道、古澤衛と、ももちゃんの4名だけである。


ももちゃんにとって17年目と2000年。

秋のツアーにももちゃんが参加したい事実。


仲間うちのファンの声は、

「殿(千春)のご乱心か」と、ももちゃんに同情的なものばかりでした。


自分は冷静で、

2001年、25周年に向けての布石だろうと、また、

宇山のような若いギターリストが加入することで、どんなステージになるのだろう。

そちらの興味のほうが大きかった。


ツアーのサポートから外れて、レコーディングには参加していたももちゃん。

2006年の30周年が終わり31年目の2007年。


ドラムの佐藤強一だけ残してサポートメンバーが一新しての5人編成。

嘉多山信、泰輝、関雅夫の3名が千春のツアーは初参加。

そんなバンドの中に、ももちゃんがいた。


千春の唄の編曲は、これまで7作品

「自由の彼方へ」 以外は、アコースティックギターを基調、もしくは印象的な作品となっている。


そのなかに「偶然と必然」がある。

アルバムタイトルであり、2009年春のコンサートツアーのツアータイトルでもある。


インターパルのVTRで、メンバーそれぞれ「偶然と必然」について語ってる。

その中で、ももちゃんは、

「千春さんのツアーから離れたのは偶然。

今、再びステージでギターを弾いているのが必然」といったコメントをしていた。


「偶然と必然」。


80年代半ばくらいに千春は云っていた。


俺は、偶然が好きです。
偶然に生まれて 偶然に生きて 偶然にこうして歌っている。

その偶然の中で、

どれだけ情熱を注げるか、一生かけてのテーマじゃないかな。


死んだらどうなるんだろう。

そんなのくだぱってみなきゃわかんねえ。


その千春の表現、感覚が好きだった。


だから、偶然か、必然だの、どうでもよかった。


ま、「神よ」 にも云えることなんだけど、

松山千春は神に祈りをささげるよりも、人に祈りを願いをこめて歌っている。


「偶然と必然」で云わんとしていることは違うところにあるのだけど、

正直、この歌詞の比喩表現は似合わないと思ったし琴線にふれなかったです。


ま、でも前年に千春が狭心症で倒れたことにより、

自身の偶然と必然について考えたのかもしれない。


ツアー初日の越谷で、

「偶然にフォークソングに出会って40年。 田舎の少年は、自分の心の中を歌にして、はきだしながら、今日も必然のようにステージに立って歌ってる(要約)」と語ったことが、すべてだろう。


そんな想いに、

松山千春の一貫したテーマである「生きる」をブレンドしてメッセージにしたのだろう。


そう考えると、この曲も愛しく思えてくるのです。

なんだかんだ云って、「2020年の遺言」 「恋ブキ」含めて全てなんだけどさ。


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