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レモンシフォンに苦戦する日々ですが、

腕が落ちないよう、娘の大好物でもある

珈琲シフォンを製作。

筒の周りくぼみ現象もいまだ原因がわからいなままですし・・・

 

■材料

 

・全卵M~L玉5個(卵黄85g、卵白195g)

・米粉85g

・ビートグラニュー糖(100%甜菜糖)75g (ほぼ卵白用)
・豆乳55cc

・甘酒(麹のみこして取り出したもの)10g
・珈琲液15cc(インスタントコーヒー5gを甘酒(液体)15gにといたもの)
 

※今回もカフェインレスのコーヒーを使用。

 

■工程(基本的に作り方はいつもと大差ないです)

準備. ・豆乳を人肌程度に温めておく。
     ・卵白と卵黄を分け、卵白は冷凍庫で冷やしておく。

     ・甘酒(液体)を温め、珈琲粉末をといておく


1.まず卵黄のみ、ひとつまみの砂糖を入れとろりとするまで混ぜる。

  そこに、甘酒(麹)を入れ、ダマが少しすりつぶされ
  生地になじんできたところで、珈琲液、豆乳を入れ、
  軽く混ぜてから、米粉をふるいながら
  ダマがなくなるまでしっかり混ぜる。  

     (すべて目の細かい泡だて器で)
 

2.こちらもひとつまみ砂糖をいれ、メレンゲを泡立てる。
  残りの砂糖全量を3回に分け投入しながら、
  そのつど泡立てて、メレンゲを作る。


3.卵黄と卵白を混ぜて、生地を完成させる 
  まず1/3量を卵黄生地に入れ、泡だて器でなじませるように混ぜる
  (卵黄生地は下にたまりやすいので、都度ゴムベラで底から返すように
   軽く混ぜる)
  同様に繰り返して、生地を完成させる。
  ↑このあたりの混ぜ方は、鎌倉シフォンの混ぜ方と一緒なので、
    ご興味のある方は、本購入してみてください。



出来上がった生地。

 

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今回は、90回混ぜました。

70回を超えたところから生地が緩み始めたので

さらに念を入れて混ぜてみる。

 

 

4.いよいよ型に流し入れ。(17cmトール型)

たらたら~とはいかないけど、もそもそよりは

ふわっと型に流れる、重みはあまり感じられず軽い感じ。

 

型をゆすってから、トントンと8回机に打ち付けて、完成。

 

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生地の量は8割くらい。多すぎず、少なすぎず。

 


5.180℃に予熱したオーブンで、28分焼く。

 

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でました、この膨らみ。我ながら圧巻・・・

もう焼き始めて3分でへこんでいた上の部分が

モリモリ平らになり、あっという間に筒が見ないまでに

膨らんでました。最大の膨らみからちょっと筒が見えるくらいまで

生地が落ち着いたところが焼き上がりの印。

 

逆さにしても、このボリューム。

 

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そして一晩寝かせて、型外し。

 

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うっかり表面がすこ~し削れてしまったけど、

ま、それはさておき、肝心の筒の周りは・・・

 

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・・・くぼんでない!!!よかった~(涙)

おめでとう、そしておかえり、きれいな内側。。。

 

 

■実食

一言所感:・・言うことなし!!!

◆見た目★★★☆☆

 ・膨らみ・・・○
 ・美しさ(型外しの出来) ・・・△ →側面がちょっと削れたのと、小さい穴ができたので。
 

◆味  ★★★★☆

 →甘みと苦み、ほんの少しの酸味が絶妙!

   個人的にはちょっと甘いけど、でもこのくらいの甘さが

   一般受けしそう。

 

◆食感 ★★★★★ →出ました!初めての星5つ!!!
 ・しっとり・・・◎
 ・ふわふわ・・・◎
 ・もちもち・・・◎

 

 →もうこの食感は、文句なし。あまりに素晴らしい食感に

   感激の涙が・・・(本気)ノンオイルなのに、表面に

   あのつるっとした舌触りすら感じられて、

   どうしてこんなに素晴らしい生地ができるのか・・・と

   恥ずかしながら、本気で思いました。

   そのくらい、感動するほどノンオイルとは思えない口どけ。

 

■失敗と教訓

・地道な記録は大事

・そして、もっと大事なのは、しっかり振り返ること。

 

→今回はこれにつきます。

前回のレモンもですが、今回のコーヒーはとにかく

筒のくぼみについて真剣に悩み、悩みぬいて

結局答えは、過去の自分のブログにありました。

じつは、米粉の量を増やしてから、このくぼみができていることを

発見したのです。

冷静に考えれば、そりゃそうだ、と思える単純なこと。

それでも、その渦中にいると、その単純なことが本当に見落としがち。

 

どつぼにはまっている時こそ、大事なことは

   

「丁寧に振り返る」

 

本当にこれだけ。

 

失敗が続くときこそ、とにかく成功するまでがむしゃらに作ろうと

してしまいがちだけど、ある程度やりつくしたところで、

その衝動をぐっとこらえて、冷静に振り返る。

初心にかえり、過去の自分にヒントをもらう。

 

もう今回のコーヒーの食感は、このひと月ほど

もがき、苦しみ、その結果冷静になれた一連の経験が

生み出した傑作だと思います。

 

ちょっと大げさかもしれませんが、このところ悩んでいたからこそ

本当に今回の佳作の出来は、心から嬉しい・・・(涙)

 

大事なことは、この出来と同じようにいつでも作れる腕になること。

 

修行の道は、まだまだ続きますが、

でも、今夜だけはこの歓喜の余韻に浸って眠らせていただきます。。。

 

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 →米粉シフォン作成手順はこちら(近日中に更新予定)

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