北海道の余市にあるニッカウィスキー余市蒸留所の
出来事は昨日ブログアップさせていただきましたが、
このニッカウィスキーに行ってよかったな~って思うことが
もうひとつあります。
素敵なお話なので、是非ともご紹介させていただきますね。
ウィスキーづくりへの熱い情熱を抱いたニッカの創業者でもある
竹鶴政孝は1918年、今から約100年も前に単身でスコットランドへ。
苦難の連続で、研修を受けれてくれる蒸留所も見つからず、
勉強が進まなかったときに出逢ったのが将来の伴侶となるリタ。
リタは夢に燃える政孝に惹かれ、政孝は優しく励ましてくれるリタを
愛し始め、彼から求婚して日本へ戻ることに。
約1世紀前ですよ~。
その時代に海外へ行くのは、夢を追う男のロマンもあっていいかも
しれませんが、海外から着いてきてくれた女性リタ。
その勇気ってすごいな~って思います。
外人と結婚してもその地に留まることができるのなら、
まだ一昔でも考えられるかもしれませんが、
異国の地にひとりで・・・それも日本と言う遠くはなれた島国へ。
よほど、政孝が好きで信頼して、この人と添い遂げようという
強い意思がないと無理ですよね。
勿論、両親は大反対だったそうです。
でも、そんなクリスマスの夜、将来を占うできごとが起きました。
スコットランドでクリスマスの夜食べられるクリスマスプディング。
指輪と銀のコインと指貫の三種類を入れます。
指輪は結婚できるように、コインはお金持ちになれるように、
指貫は幸せな人生をおくれるようにとの願いがこめられています。
政孝は、ケーキの中から銀のコインが、リタは指貫が出てきたそうです。
運命ってすごいですよね~~。
リタが実際に愛用していたお洋服も飾られています。
そして何より私が心に残ったのがリタが描いた1枚の絵。
自画像なのかしら?
ショートカット真っ赤な大きなりぼんと真紅の口紅。
そして、優しくて愛くるしい目がとても印象的です。
愛の力って、どんなに昔でも国境も越えるし、
運命って確かにあるのね~って感動しました。
それとともに、恋愛もいいけど、結婚って本当に
素敵なことなんだなって思いました。