M2M(Machine to Machine)の時代 | マイクロアドの社長のアメブロ

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株式会社マイクロアド社長の渡辺健太郎のブログです。
広告プラットフォーム・アドテクノロジーの会社をやっています。

以前テスラのアメリカ工場を見学したことがある。
オーナーは工場見学ができるのだ。
もちろん写真撮影は禁止。


写真がないのでその様子を伝えるのが難しいのだけど
ロボットが人間のような動きをして車を組み立てている様は衝撃的で
小さい頃にみたSF映画の未来の世界がすでに現実になったんだと思った。
ロボットがロボットを作っているのでブルーワーカーな感じの工場ではない。
オイルの滲みもないしとてもクリーンでむしろデータセンターに近い。
そして一台一台のロボットに名前が付いていた。
すでにロボット社会は僕たちが目にしないところで進んでいるのだ。


B2BやB2Cという言葉がある。
例えばマイクロアドは基本法人に広告を販売している会社なのでB2B。
AmazonなどのEC会社は消費者にモノを販売しているのでB2C。
なのだけどAmazonはかなりの自動化が進んでいる。
例えば商品をリコメンドするのもAIだし倉庫も人間がいるけど
どんどん自動化は進んでいる。
配送部分は人間がやっているけど、この部分もやがてはドローンなどで
ロボットが運ぶようになるだろう。


そういう時代になるとB2CというよりM2C(Machine to Consumer)
といったほうがいいのかもしれない。
僕たちは会社からモノを買うのではなくロボットからモノを買うのだ。


さらに時代が進むとAmazonにモノを注文するのも僕たちではなく
ロボットがやるようになると思っている。
例えば今後冷蔵庫もインターネットに繋がることになる。
冷蔵庫がインターネットに繋がるなんて意味ないと思う人も多いと思うけど
冷蔵庫に入ってるものをロボットが把握して
ビールが切れていたらロボットが勝手に発注してくれているのだ。
夏の暑い日に家に帰って冷蔵庫を開けたらビールがない。。
なんてことはこれからきっと無くなるのだ。
AIは暑いににはビールを飲む量が増えるのわかっているので事前に
発注してくれる。
気が利かない人間よりもよっぽどいいかもしれない。


そうなるともやはM2M(Machine to Machine)の時代だと思う。
ロボットがロボットにビールを発注する時代は好みをあらかじめ
入力しておけばいいし、勝手にAIが僕たち一人一人の好みを把握したり
リコメンドしてくれるようにロボットにお任せしても良い。
商取引においても人間が介在することはかなり少なくなっていくと思う。


イカれた話だと思うかもしれないけどこれも遠くない未来で
その時にはきっと僕たちはロボットに対して広告配信している
ようになると思う。


そんな話を少し今週金曜日のソフトバンクワールドで少し話したいと思います。

満席のようですが。。
7/22(金)17:40~18:20
アドテクノロジーの先の新しい広告の世界とは?
というテーマで登壇させていただきます。
https://softbankworld.com/sess/?waad=5hSByQPG