こんにちは。千葉です。

直ってきた楽器で練習すると、やはり明らかに吹きやすいし練習しただけの向上も感じられる。で、そうなってくるとミュートが邪魔に感じるんですね、広いところでちゃんと鳴らしてみたくなってきました。そんな場所はそうないので、もうしばらくは我慢して練習しなくては・・・(その先どうするかはまだ考えてない)


それはさておき。本日はそんなに好きとは言えない(すみません)リヒャルト・ワーグナーのお誕生日だとか。ひねくれて同年生まれのヴェルディ(誕生日は10/10)でも聴いてやろうかと一瞬思いましたが、さすがにそこまでは…と思い直して聴いたのがこちら。


Bruckner: Symphony 3/Anton Bruckner
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ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズによる管弦楽曲集、現在はブルックナーの交響曲第三番との二枚組廉価盤で入手できます。


収録されている曲は以下の通り。


1.歌劇「リエンツィ」序曲

2.「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死

独唱:ジェーン・イーグレン

3.「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲

4.ジークフリート牧歌

5.「パルジファル」第一幕への前奏曲

6.「ローエングリン」第三幕への前奏曲


初期から晩年の作まで、実にバランスの良いプログラムだと思います。なお、この録音についてはノリントンに関する第一人者と言ってもまったく過言ではない※The Web KANZAKIさま をご覧いただくと、いろいろと知識が補完できます。本当に充実したサイトなのでぜひ御覧くださいませ、特にノリントン自身による演奏ノートの日本語訳はありがたいものです。


※かつてノリントンが自身のサイトを作る前には「norrington」で検索してもいつもこの方のサイトが最初に出てきた、とか…素晴らしいです。


リエンツィ、と聞くと某元総理を思い出して剣呑な気持ちになることが多いのですが、この演奏だと爽やかに聴けますし、その他の曲もガット弦ならではの明るい響きと遅くないテンポ(ここ重要)で聴くことができます。拍手。


正直なところ、何かの機会がないと全曲を聴くほどにはワーグナーを好いていないので、今日はこれくらいにしといたるわ!(なぜ突然その文体)ではまた。