こんにちは。千葉です。



さて本日のマーラー、歌曲をひと通り聴いておかんとな、とてこのディスクを選択。



マーラー:歌曲集/バーンスタイン(レナード)


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バーンスタインがピアノを弾いた、クリスタ・ルードヴィヒとワルター・ベリーによる歌曲集「少年の不思議な角笛」、ビアノ伴奏による初演、1968年4月24日ウィーンでのライヴ録音です。この時期はちょうど旧全集と称されるニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団との録音の後、オーケストラ版の『角笛』歌曲集の録音前にあたります。


(『大地の歌』二回目の録音は1972年、イスラエル・フィルとのものですが、旧全集にはカウントしない場合が多いですね。そしてウィーンでの録音の方が古くて1966年、でも新全集に収められているという…)



バーンスタインのピアノの腕はご存じの方も多いでしょうか。『ラプソディ・イン・ブルー』やラヴェルのピアノ協奏曲 ト長調の録音は複数回あるし、知っている方もいらっしゃるかと。この映像なんか見ていただくと参考になるでしょうか、フランス国立国立管とのラヴェル、第三楽章です。





いやはや、激しいです(笑)。終演後の場内の反応がまた、凄いですね…こういうのを見ると思うんですよ、実演で一度お聴きしたかったな、と。



それはさておき。このマーラーはライヴ収録ということもあって若干の傷もあるし、時には勢い余ってやりすぎることもあります(笑)。しかしながら、それこそ曲そのものと一体化してしまってませんか?って心配になるくらいの入れ込みようで、歌手の引き立て役としてではなく、共演者と一緒に音楽作りをし続けたバーンスタインらしい音楽であるなぁ、と思います次第。



歌うのは当時夫婦だったクリスタ・ルードヴィヒとワルター・ベリー。若々しい声は深刻にならないこの歌曲集にはバッチリあっているかと。若い声っていいですね(笑)。もちろん、若さ一辺倒ではないのですが(たとえば『原光』)、民謡をベースにした作品ですからね、この屈託のなさはとても好みです。はい。



以上、非常に簡単な紹介になってしまいました。歌、苦手だったんだ、自分…(正確には、歌に関する感想、印象を言語化することが苦手)反省材料を見つけたのだよワトスンくん、とポジティヴに解釈して今日のところは〆。まだ『リュッケルト歌曲集』とか『若き日の歌』とかあるのですけれど、それはまた機会を作ることにして明日以降はランダムに気の向くままマーラーを聴いていきます。よろしければこの意外に厳しいマラソン、おつきあいくださいませ(笑)。



バーンスタイン/ラヴェル作品集 [DVD]/フランス国立管弦楽団,ボリス・ベルキン(vn),マリリン・ホーン(MS)


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ワタクシは、これをレーザーディスクで持ってます。どうすればいいんだろう…