こんにちは。千葉です。

今年はベルリン・フィルのジルベスター・コンサートも生放送ではないそうで(リンク先参照;1/16放送分 、DCHがあるからしようがないか)、非常に静かな年末になりそうです。


さて、先ほど買ってきたマンガの新刊勢いですぐに読んでしまいました。


ムダヅモ無き改革(3) (近代麻雀コミックス)/大和田 秀樹
¥680
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まさかのアニメ化(笑)が話題の、実在の政治家を中心とした人物によく似た登場人物たち(歯になにか挟まってるぞ)が、世界の命運をかけて麻雀で闘う本シリーズ最新刊です。


連載スタートの時点では、たぶん一発ネタだったと思うんですよ。もう四代も前になる首相に似た人物が豪腕で改革を賭けた麻雀に勝利する、という。それがこんなに受けてしまったばかりに、総理大臣は次の次の次の次の人になっているし、それどころか主人公たちが野党になっちゃったというこの微妙さ。時事ネタって怖いな、と今さらながら思ったり。


しかしながら、このシリーズの面白さはその時事性によって生じる『危険さ』ではないので問題ありません!現実はありえない技を駆使してでも勝利を追求する漢たちのドラマ、という骨組みだけに注目すれば、そんなに突飛な作品ではないかなって思えてきました、たぶん誤解ですけど(笑)。


2巻からの展開は明らかに『リングにかけろ』を下敷きにしていますし(必殺技を習得する過程や、そのロジックが語られないことも含めて)、麻雀を知っている必要はないかなと。いやむしろ、知らないほうが良いかも(それもリンかけと同じ、しかし全日本以前はボクシングの理屈がいちおうはあったので全く同じではないことに注意)。

加えて、マンガやアニメ由来の小ネタが非常に多いので、そっちの知識がある人ならより愉しく読めるのではないでしょうか。2巻で頻出したガンダムネタにも笑いましたが、今回はまた違う元ネタから。ネタバレはしませんが、3巻では国民的少女マンガの大ネタが最高でした。


以上簡単な紹介のみ。これを読みながら『ニーベルングの指環』(現在ジークフリート)を聴いている自分に絶望した!と口走りつつ、ひとまずこれにて。ではまた。


追記:

帯にイラストがある、「咲」のマホちゃんって、誰ですか?いや、答えは聞いてない(苦笑)。