こんにちは。千葉です。

年経ると筋肉痛は翌々日に来る、と言いますけれど、先日の千葉の状態はどうもそんなレヴェルではなかった模様。昨日も今日も体が痛いし何かきしんでいる感じ、キャパシティというものは人体にもあるのよね、エスカレータだけじゃなく(時事ネタ風味←でもあの件、メーカのコメントに全く誠意を感じないのはどうだろうか)。


その前振りとは、ほんの少し関係あるかな、読んだ本、というかマンガです。


大問題 ’08 (2008) (創元ライブラリ L い 1-43)/峯 正澄
¥672
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毎年このシリーズの新刊をどれほど待っていることか。今年は一月程度遅れたせいもあって実に待ち遠しく感じました。


いしいひさいちが各所で掲載した時事マンガを集め、それにちょっといた用語集的エッセイを加えた構成の「大問題」シリーズ。あまりにもデタラメな事態が多く出来した昨年は果たしてどうつっこまれているのか、本当に楽しみにしてたのです。


で、その出来は期待に違わぬ、どころか危なくて電車の中では読めないほどの面白さ。いや、昨年は本当に酷かった、あきれ返ることしか出来ないくらいに(以下、前総理大臣が好きなかたには千葉の文章はおろか、本書の一ページたりともお勧めできないことを真剣に申し上げておきます)。


優先順位を明らかに間違えていたようにしか見えなかった前総理大臣、最近お元気そうでしたけれど、権力の頂点から飛び降りるほどの深刻な病状はどうなったのですかね。なんて、普段の千葉なら思い出し怒りで嫌味のひとつも書いてしまうところですが(もう書いてるよ?)、ここまで切れのあるツッコミを目にすると己の無芸を恥じますね、っていうかさすがはいしいひさいち。勉強になります。


近過去を死んだ歴史にするのはもっと時が過ぎてからにしましょう、今につながる過去のことを忘れることが良くない結果をもたらすのは何も過去の戦争周りの話だけではないのデスよ。ゲラゲラ笑いつつもそう思わされる、期待通りの一冊でした。先ほどの条件に合わないかたにはぜひご一読をお勧めいたしまして、〆といたしましょう。ではまた。