こんにちは。千葉です。

iPhoneが気になって気になって仕事が手につきませんでした、今日一日(それは大げさ)。たぶん、機種変更でメインに使う方向で検討中(今の端末代金を支払い終わったら、ですが)。


それはさておき。先日の茂木さんの本の感想を書きました ところ、コンサート会場でのマナーについていくつかコメントをいただいたのでお題として独立させてみます。たぶん一回じゃ終わらないので、その一、ということにします。なお、あくまでも千葉の私見です(言うなれば「これをやられるとちょっとガッカリ」くらいのこと)。一般性を期待しないでくださいね、と逃げを打ちつつ。


では今回の「それは気にしようよ」なコンサート会場での振舞は、こちら。


●余計な音をあまり立てないでほしいなぁ

えっと、コンサート会場は音を聴きに多くの人々が集まっているところです。まぁ、一部演奏者の御姿に魅入るためというのもあるのですが(実際、視覚情報がつくことでより伝達効率は高くなるように思います、けっして不純な意味だけじゃないんです)。そこで音楽以外の音声を立てることがいけないのは至極当たり前のこと、それくらい常識ですよね。


って、言い切ってはみたものの、実際の演奏会は意外なほど物音がよく聞かれます。ポピュラに比べて音量が小さいし、会場もよく響きますからね。

では具体的に、千葉が気になる物音をいくつか挙げましょうか。以下すべて演奏中に、ということで。


・プログラムをパラパラとめくる音

(なぜか音楽が静かなところで行われることが多い。退屈されましたでしょうか?)


・外した眼鏡のツルをたたんだり開いたりしてパチパチ言わせる

(きっとやっている本人は音がしていることに気付いていないのだろうな、とは思う。癖って自分では意識しにくいからな)


・休憩中のために買ってきた?何かが入っているコンビニの袋をいじる

(一般的に、クラシックでは演奏中には飲食禁止ですが、何ゆえ?)


・バッグの開け閉めをする

(ジッパでもガマ口でも音はしますし、結構響きます)


・チラシやパンフレットなど紙類を手元から落とす

(気を失うとこの危険が高まります。ご注意ください)


・いすなどを叩いて、または足でテンポをとる

(お家でやってください、CDやDVDをお伴にね)


・喋る

(論外)



まぁね、さすがにケータイを鳴らしちゃう人は減ってきたように思いますが(コンサートに行く頻度の関係で、最近見ていないだけかもしれない)、いま思いつくだけでもこのくらいあります。すみません、千葉のようなものが偉そうにこんなに列挙してしまってすみません!


長い目で見ればこんな聴き方のほうが歴史が浅い、というか十九世紀以降の在り方にすぎない、ということもでいるのですが、ちょっとね。私はあなたの立てる物音を聴きに来たのではなくてよ、というか。できれば、音楽を聴くほうに集中させてほしい、そう思うのであります。


上であえて挙げなかったことの一つに、咳やお腹の鳴る音があります。これは意図的でなければ仕方がない面もありますし(咳の場合は意図的なブーイングの可能性もあると思う)、千葉も時折自分の腹具合を読み違えて悲しい思いをいたします。

先日コメントをいただきました「咳」の問題、日本に限らないと聞いたことがあります。ラトルがニューヨークでマーラーの交響曲第九番を演奏する際に「せめてハンカチを口に当てようね」って言ったとかなんとか。肺活量のある人(デカイ人)は咳の音もでかいからなぁ(って、コントロールすることはできます、むせてしまった時であろうとも)。でもこの音量も、コントロールできますよね、ハンカチを使うかどうかはともかく。


こと自分の経験をに照らして言えば、「咳をするタイミングは選んでね」といつも思っております。どうして音楽が静かになった時にせき込んでしまうのか、と。音楽がうるさければ咳ぐらい誰も気にとめないでしょうに。この点を持って、楽章間の盛大な咳き込みは何かの誤解が生み出すまぬけな儀式である、とみなしております(もちろん、本当に咳きこむこともあります、それはしかたがない)。


あ。咳の話で思い出した。かなり苦手というか、ぜひ禁止して欲しいやつ。


・咳を止めるためなのか予防なのか、おもむろに音を立ててのど飴を取り出してなめはじめる


これ、主観的には善意のつもりなんでしょうけれど、千葉が最も嫌いな振舞いのひとつです。

だって、飴の包み紙って音を立てないでははがせませんよ?用心深いのかそれとも他山の石に触発されたのかわかりませんけれど、選りによって弱音部でやられた日には声に出してツッコミたくなりますよ、「さっさとその動作を終わらせろ!」と。音楽に耳を済ませているものだから、気になって仕方がないのです、いつも。もし予防的な気持ちがあるのなら、演奏前に済ませて欲しい。切実です、この思い(なんだかな・・・)。


千葉は、演奏者以外の立てる物音、それも避けられるはずのノイズがとても苦手なようです(避けられないものは仕方がない、ともいえますね)。いやはや、書いてみるものです。ぜひ皆さん、荷物はクロークにでも預けちゃって(もしホールに持ち込んだら足元においてしまって)、演奏中は荷物のことを忘れていただけると少し幸せになれますよ、きっと。以上、「やめてよね」コーナ第一回でした(そんなタイトルだったのか)。ではまた。