パワハラ管理職の存在は、企業の生産性を低下させる
どこの職場にも、一人や二人、苦手にしているという上司はいると思います。
当ブログでも何度も記事にしていますが、職場のいじめやパワーハラスメントが増えています。もちろんこうしたことは、昔からあったのですが、それが顕在化したり、陰湿化したりしています。
業務上の指揮・命令とパワハラの境界は難しいのですが、中には露骨なパワハラが行われているケースもあります。
働く人の人格や尊厳を尊重することは、企業活動の大前提でもあります。
働きやすい快適な職場環境を整えることは、働く人のためだけでなく、企業の生産性の向上にもつながります。
しかし、いじめやパワハラを繰り返す上司は、職場の雰囲気を悪くすることはもちろん、会社の生産性を低下させます。
職場の中に恐怖感が蔓延し、社員は非難されたり恥をかかされたりすることを避けようとし、仕事も後ろ向きになりますし、創造性も低下し、優秀な人材も集まりにくくなるでしょう。
パワハラ自体は職場の人間関係のトラブルですが、単なる個人間の問題としてではなく、労務管理上の課題として取り組んでいくことが重要です。
職場のいじめやパワハラが発生した時にこれを放置するなどして対応を間違うと、職場の雰囲気を一層悪化させ、さらなるパワハラを誘発しかねません。
働く人が一番感じているストレスは、やはり職場の人間関係ですので、人間関係や事実関係の把握を正確に行い、必要な場合には、配置転換を行うなど対処して、再発を防止する必要も出てきます。