たわみ、ゆがみ | Blog by Chiaki Akada

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ブログを移転しようか迷っております
更新しようとしたらアイフォンが落ちるんだもの、一気にメゲます
いつのまにか12月もこんなに過ぎていました



たくさんのことにふつふつと怒りを携えて
悲しみを目の当たりにした年でした
こんな悲しいこと二度となくていいといつか思ったのに
今年はあんなにも強いひとの涙を聞きました
それが一番悔しかった、悲しかった、怒った
いつだって後悔ばかりするのに
そうなるならいっそ誰とも関わってくれるなと
そうするならいっそ私にちょうだいよと
言いたくて叫びたくて届かなくて怒りたくて泣きたくて
でもわたしは泣けなくてかけることばもなくて
情けなくて自分に腹が立って
思えばいつもささいなことで大きなことでわたしはわたしに怒っている


誰かのいなくなった日が誰かの誕生日で
誰かの涙にあふれる日が誰かの拍手に溢れる日で
誰かが誰かの手を離した日が誰かが初めて誰かの手を握った日であることに
絶望して希望を抱いて
怒りを悲しみをいっちょまえに携えるくせに
私には何も口にすることができなくて
口にすることが出来なければ想いなんてなかったものになるのか
思ったことは事実なのにそれを伝えるすべを持たなければその思いは消えるのか
じゃあこんな怒りも悲しみもなかったものに
なるのかな


口に出さなくとも伝わることなんていつだってたいしたことじゃない
自分が覚えておきたいことほどすぐに忘れてしまう
本当に願うことほど口には出せなくなる
じゃあ願いがないなんてことになるのかな

そんなことないってわたしがいちばん知っているのに


たとえば誰かがいなくなったらそこにあった思いもすべて引き連れていっちゃうのかな
そんなことないのにね
誰が何を感じて何を思うかっていう
そこから自分も思うことが出来るから
そのリアルがわたしにはとても大事で
自分が変わることができるのも
何かを感じさせてくれることができるのもぜんぶ人の思いなのだから
大切にしたいのに
いつかここからいなくなったら
きっと君が一番大切にしたいことだって落っこちてしまうよ
きっといちばんどうでもいい「事実」だけが残ってしまうよ
なのに


まいにちまいにち
わたしは怒っているし悲しんでいるのに
君が諦めさせてくれないから
君が諦めてくれないから
愛されていることも知っている君だから
天気のかみさまに愛されている君だから
それでも人と出会いたいと思わせてしまう
君のせいでわたしはまだここにいる