●2013中学受験者数について | 大迫ちあきのブログ

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東京・恵比寿で未就学児〜小学生の算数教室を運営

(公財)日本数学検定協会認定数学コーチャー&幼児さんすうエグゼクティブインストラクター

大迫ちあきです。

首都圏模試センターの2013年結果データによると

1
5県(首都圏入試を含む)の私立
・国立中学入試は、

募集人数44,163人に対し、応募者数283,009人、受験者数19
7,040

となったそうです。

2012
年と比べると、募集人数が207人増加したものの、
応募者数が7,870人減少、受験者数が6,077人減少しました。

応募者数・受験者数とも
2011年より減少傾向が大きかったようです。

ここのところ首都圏の中学受験人口は減少を続けています。

少子化ということもありますし、なかなか景気が回復しない、という理由も考えられます。

それに伴って、塾も「必要に応じて選ぶ」 という傾向になってきました。

昔のように、ものすごく大勢の集団授業がなくなって、少人数や個別指導が
増えました。

御三家などの、一部の難関校を目指すのでなければ、毎日のように夜遅くまで塾通いをする必要もなくなってきています。

つまり、いかに効率よく、将来に役立つような中学選びをするか・・・というところにポイントがおかれるようになってきました。

もちろん、小学校の勉強だけでは足りませんから、塾での勉強は必要ですが、重箱のすみをつつくような知識や、莫大な分量の問題を解く、という方法ではなく、習い事や趣味と両立しながら、私立・国立中学を目指す、という考え方が広まってきたのかもしれません。

その理由のひとつに、大学進学の過程が多様化している、ということがあると思います。

大学選抜の方法がいろいろあって、付属校はもちろん、AO入試、推薦入試、一芸入試・・・・など、入学基準が大きく変わってきています。

ですから、中学ですべての進路が決まるわけでもなく、保護者の方も、そういうことを理解して、学校選びをされているように感じます。

3.17の大震災以来、近くの学校をご希望の方も増えました。特に、女子にはその傾向が強いです。

やはり、あまり遠くない学校で、無理なく通える学校の中から、ご自分のお子様にあった校風のところを選ばれる、というのがいいのかな、私も思います。

そして、「まず、基礎を固める。そのあと、応用に進む」という勉強法をおすすめしています。なぜなら、これだと、お子様が途中で勉強をいやになる、ということが少ないからです。

そして、まず一通りの範囲の勉強をすることで、全体像が見えてくる、ということがあるからです。

今後も、中学受験者数が爆発的に増える、ということはないと思います。

お子様の算数・数学力を伸ばす・・・という一番大事なことを忘れずに、冷静に中学受験に取り組まれれば、大丈夫です