食欲の秋!野菜や果物がおいしい季節になりました。毎日「くだもの列車」の歌を歌い、子ども達も歌えるようになってきました。





食べる事は生きて行く上で大切な事。小さな赤ちゃんでさえ、母乳やミルクを自力で取り込む本能を持っています。人間、本来は食べる事が好き。なくてはならない本能の一つです。





しかし、


「最近、白いご飯を食べなくて…」


「野菜は見ただけで嫌がります」
という悩みを聞きます。





離乳食の時は何でも食べていたのに、ほぼ大人と同じ物を食べるようになると食べたり、食べなかったりとムラが出てくるようです。原因はその子、ご家庭によってあるようですが、大きく分けて2つ。





一つは成長と共に味覚も発達し、「味」が分かるようになってきたり、舌触りの感触を細部まで感じ取れるようになってきたからだと思います。そして、自我の発達もあり、「これは食べたくない」と自分で意思表示ができるようになります。





もう一つは、母乳やミルクでお腹がいっぱい、卒乳すると、とたんにご飯をしっかり食べられるようになってきます。





他に、お菓子やジュースのおいしい味を覚え、ご飯よりもそちらを欲しがってご飯を食べない。小さい頃汚されるのが嫌で、手づかみ食べ等をやらせてあげなかったお子さんは、自分から「食べる」という意欲がなく食が細い。等の原因が考えられるようです。





少しでも食べて欲しい、色々な食材を食べて健康に大きくなって欲しいというのが親としての願いですね。


嫌いな食材がわかった時、どうしていますか?





「どうせ食べてくれないから使わないでおこう」と思いますか?





キライでも毎回変わらず、食卓に並べて欲しいと思います。





初めは手も付けないかもしれませんが、大好きなお父さんやお母さん、兄弟達が美味しそうに食べているのを見て





「これっておいしいの?」


「ちょっと食べてみようかな?」
という風に少しづつ変化が見られるようになって来ると思います。





子どもは「見て学ぶ」事が得意です。真似をしながら自分の物にしていく。





少しでも口に入れたら





「すごい!食べてみたの?どんな味だった?」


「おいしかった?もうおにいちゃん(おねえちゃん)みたいだね」と褒め気持ちよく食べてもらいたいですね。





無理に食べさせても、「嫌だった」という気持ちばかりでますますキライになり、栄養にはなりません。根気よくやってみて欲しいと思います。