すり身揚げ | うつわ屋店主の料理帖

うつわ屋店主の料理帖

料理覚書。
すぐに忘れてしまう分量とレパートリーのメモ。
いつか自分の役に立つように綴っています。



私の郷里長崎は、練り物産業?が盛んな町なので、魚のすり身を見かけると懐かしくて、つい買い求めてしまいます。
私が子供の頃、祖父(故人)だけは晩のおかずが一品多くて、すり身を揚げたのなぞを酒の肴に毎日毎日ダラダラと晩酌していました。
その特別な一品が家庭内における祖父の権威の象徴であった為、どれだけ羨ましくても「1つくれー、くれー」とは言えず、大人になったらすり身揚げを存分に食べるのだと貧乏くさい野望を抱いていました。
先週、約200円で果たせた野望のレシピです(レシピといいながら、すり身は市販なので揚げるだけで、超簡単です)。

〔材料〕
魚のすり身……エビ、いわし各100g
大葉……小2枚
焼き海苔……適量
小麦粉……適量
サラダ油……適量

〔作り方〕
①すり身を食べやすい大きさに切り分け、好きな形に整え、大葉、海苔を巻く。(今回は100gを3等分し、プレーン、大葉、海苔を各1個)
②小麦粉をまぶす。
③サラダ油で揚げる。