ドラマ最終回他、感想 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

「東京DOGS」、「サムライハイスクール」、「アンタッチャブル」。


キャストは豪華、設定もそれなりに面白そうなのに、最後まで観てズッコケたドラマたち。


最終回を観て、あやうくここに「仁~JIN~」を入れそうになりました。


「仁」の最終回はなんだったのでしょう。

あのホルマリンベビーと包帯ぐるぐる男を、あんなにいわくありげにリピートして気を持たせなければ、それ以外のところで物語はちゃんと成立していたのに。それぞれの登場人物は愛すべき人たちで、その時代その場所で生き生きと輝いていたし、仁先生が生きている実感を生々しく感じていた時、それを観ていた側も、その実感を不思議な生々しさで共有していました。野風を演じる中谷さんの妖艶さには息を呑みましたし、内野竜馬の熱演には、これから始まる大河ドラマに思いを馳せましたし、咲のひたむきさが仁先生を変えていくさまも観どころではありました。


マンガがまだ終わっていない事情もあったのかもしれないし、続編や映画への期待も残しておきたかったのかもしれないけれど、ドラマはドラマで、きちんとエンドマークをつけてほしかった。ドラマ以外の場所で、いくら説明があったところで、やはりそれは取ってつけたものになってしまう気がします。


エンドマークがついたところから、視聴者の心の中でその続きが始まるのになあ。


「リアルクローズ」は、絹恵の成長物語だったので、こういうのが好きな私には面白かったです。ただ、田淵さんとの間が恋愛関係になっていく過程に無理があって、そこにはハマれませんでした。田淵さん、出てきたばかりの頃の方が、魅力的だった気が…。あと、達也くんが途中でフェードアウトしてしまったのが、いかにも残念でした。高岡さん、もう少し観ていたかった。最終回の回想シーンにも、現れませんでしたね(T_T)


「ライアーゲーム」、何故か今回のシリーズでは、秋山さんの圧倒的強さがあまり見られなくなってしまいましたね。守るべきものを持ってしまうと、人は弱くなるんだろうか。直が彼の、強みであり弱みでもあるんでしょうね。忍成くん、もっと悪人ぶりを発揮するのかと楽しみだったのに、意外と地味だったなあ。


「不毛地帯」、ついに奥さん、亡くなってしまいましたね。そのあとの、壱岐の目がうつろで、なんだかぞくっとしました。仕事は順調なのに、私生活では幸薄い人だ…。


「外事警察」、最後まですごい内容でした。どっと疲れたけれど、見ごたえがありました。住本は家族ともう一度やり直すのかと思っていたら、家族を騙しつつ、裏の仕事を続けるんですね。彼の後姿を眺める奥さんの表情だけで、その嘘を見抜いているのがわかって、うわー怖い、と思いました。向いていないと言われていた陽菜がその仕事に目覚め、愛子の夫が目を覚ますという、それぞれの思わぬ結末にも驚きました。そしてラスト、すれ違いざまに刺される住本。その嘘は、彼の死とともに家族に知られてしまうのでしょうか。


「Xmasの奇蹟」、昼ドラです。これに出ている窪田正孝くんがいいと聞いて、この頃観始めました。でも、来週の火曜日くらいに最終回みたいですね。内容は、死んだ恋人の魂が、他の男性に宿るという、韓国ドラマのようなストーリィで、ストーリィ展開は、タカトシではないですが、「昼ドラか!」と突っ込むこと多し。よく考えると、体も心も乗っ取られた、林田健という人が一番かわいそうな気がするんですが、そこは考えなくていいんですね^_^;


窪田君、熱演ですね。35才の魂が宿った、20才の青年役って、難しい役どころ。特有の輝きがあるなあと。


感じるのは私の、歳のせいか。


ブログの写真が魅力的。

http://m.chaletweb.jp/starstudio/kazmasa/header.jpg


今回の感想、モヤモヤして、あまり最終回でも盛り上がれなかった恨みが、我ながら文面にあふれてしまいましたね。本当は褒めたいし、感動を語りたかったんですが。


次クールに期待します。