究極の治療院発見! | Cherryco の『毎日がバラ色』日記

Cherryco の『毎日がバラ色』日記

子育ても一段落。。。親離れが順調に進み、一喜一憂のCherrycoと
まだまだ子離れが難しい夫クン。
「夫婦二人」の第二の出発もカウントダウンが確実に迫っている(^^)

5人家族の『バラ色の日』と、お気楽主婦を返上して歩き出したCherrycoの毎日を綴っていきます。

ブログ上でのコメントはゼロだが(苦情でも催促でもないつもり・・・もし、催促っぽかったら失礼m(_ _ )m)、個人的にメールなどでセーターの出来映えを賞賛していただいたりして ちょっと照れくさいおもしろぉ~い そして、ありがとうございますぺこ
編み物を始めたのは中学2年生のとき。姉とは8歳違いで、その当時すでにBFに貢ぎ物をするためにせっせと編み物に勤しんでいた姉を見て「すごい!」と・・・編み物に目覚めた。指南してくれたのは姉だが、1年後には先生である姉も目を見張るほど上達した。そう、Cherrycoは小さいときから「目的を見つけるとがむしゃらに行動するタイプ」だったのだろう。 その後も編み物を続けた理由は、金銭的理由と私の体型。 編み物を始めた頃は、手編みのセーターは聖徳太子さま(現在は福沢諭吉先生。年代が暴露される瞬間)が2枚から3枚は飛んでしまうほどの破格値だった。当時の流行はアラン模様とカウチン。 どちらも作業用に着用されていたのは有名で、アランの網状の編み方は漁に使うロープや命綱を指していて、大漁など様々な願いが込められている。その模様は家によって違っていて、遭難死の際の個人識別と家紋の様な意味合いがあったらしい。 一方カウチンは、狩猟文化を反映した自然に関する文様(特に動物が多い)と幾何学的なデザインを組み合わせたものが編み込まれているのが特徴。狩猟の際の作業着として用いられたので、太い毛糸で編み、厚地で丈夫に作られているので脂肪分を抜かないために撥水性と防寒性も高い。それゆえ、編むのに時間はかかる、手間もかかる、そして体力も要る。一度だけ編んだことがあるが・・・二度と編まないと決めたこは言うまでもない。 私の編み方は(姉に言わせると)性格が出ていると。先ず、編み方が硬い。だから目が揃っていれば奇麗だし、揃っていなければガタガタになるリスクのある編み方とか。自己満足の完璧主義者である私は、目が揃っていないと何度でもほどいては編み直す。。。。いや、編み直していた  年齢的に性格が丸くなってきた・・・と言えば聞こえは良いが、年齢を重ねることでいい加減になってきたのだろう、多少の間違いなら「見過ごして」・・・いや、見て見ぬ振りをして『これもご愛嬌。世界に1つしかない作品なのだから間違いもいとおかし』 とかなんとか、いい加減な理由でやり過ごしてしまう。 今回のラベンダーのアランも前の部分の左側の縄に間違いがある。見た目には全く問題なし。指摘されたら「あぁ・・なんとなく右側とは違うような・・・」という程度だが、プロや熟練者が見れば速攻で指摘されるだろう。 編み物にしても、針仕事にしても、私にとっては集中してやる作業にはしていない。テレビを見ている時間の隙間にやる作業で、特にリビングで家族と一緒に過ごすときは「ただ座っているだけ」という時間がどうも勿体無いような気がして(人間的に問題があるな・・・リラックスする自由と楽しみを知らない哀しい人間・・・こうやって活字にして状況説明をすると実感してしまう) しかし、クロスステッチはそうはいかない。クロスステッチは、私にとっては「手芸」という立派なジャンルに入る。始めた当初は編み物や針仕事と同じようにチャンレジしていたが、何かの拍子に目を間違えると全てのプログラムが破壊の一途を辿るのである。。。少しだけお稽古に通った(通っただけで学んだことはほぼ皆無。基本的なことは教わったのだが)S先生は、頭の中に全ての図案が数列化されている?のだろうか、何色もの糸を途中で休止させたまま大混乱の状態であっても、どの目にどの色が埋まるのかがわかっている様子だ。私にとっては「奇跡」の作業。。セーターの賞賛を頂いたことを少しだけ触れておきたいと思ったのに・・・既にこんなに書いてしまっているおもしろぉ~いおもしろぉ~い汗

さて、今日のテーマは地元の母友:あきママさんに紹介されてここ2週間、足しげく通っている治療院だ。 先のブログで上部頸椎カイロプラクティックについてご紹介したが、あの究極の科学的なカイロ治療は、1回の「ガチャン!」で5000円也~~とかなり高額な治療だ。しかし、月に1度で調整をしてもらえるし、状態によっては「ガチャン!」の調整をする必要がない場合もあり、実に不透明な治療ではあるがリスクも少ない可能性も残っている。それを考えると、1回のカイロ治療で30分、40分とアジャストメントをしてもらえるが 毎回5000円だったりする場所に通うと、週に1度か隔週で長期的に通うことを余儀なくされる治療院の方が高額になる。 1回の「ガチャン!」が5000円でも安い・・・とは言わないが、納得している背景には、先にも触れたように、ほぼ中毒状態だと言わざるを得ない「アスピリン常用者」にランクインしていた泥沼から引っぱり出してもらえた感謝の気持ちが大きい。 この上部頸椎カイロプラクティックに出会った後、他に通っていたいたカイロは中断することにした。 ところが! あきママさんが: 「とうとう再開したのよ、あの治療院がおもしろぉ~い」 と教えてくれた。 あの治療院とは、保険治療が効くのである。。。先輩母であるキャンディのママさんも以前に「保険の効く治療院でマッサージを受けている」と仰っていたが、場所的に言って、もしかしたら同じ治療院かも知れない。。。
以前からあきママさんに500円でスッキリ解消する治療院があると聞いていたが、ある日突然、夜逃げのように閉鎖してしまって現状が把握できなかったらしい。ところが、まるで降って湧いたように再開したとか。 興味があったし、買い物依存症ならず『痩身・減量依存症』に陥っている私、体験しない理由はない。 あきママさん曰く、以前と何も変わっていないらしい。マッサージチェアが6~7台あり、治療用のベッドも10台ほどある。ただし、先生とスタッフは変わっている。 自由診療の貼り紙が至るところにあり、 10分1000円。 20分1800円。 30分2700円。 あれれ???ぼーぼー どこが500円の治療なんだ? と不信に思いながらも「ま、ダメもとだから」と諦めも早い。あきママさんも「変わっちゃったのかなぁ~泣」と少し不安な様子。 そして問診の順番が来た。
あきママさんが先に呼ばれたが、院長の部屋があるわけでもなく問診は治療院の全員に丸聞こえの状態だ。 症状や痛みのある箇所などの質疑応答があるのは予想がつく。しかし、その後のやり取りが爆笑を誘うような内容だ。

院長: あのぉ~、保険治療という観点から申し上げますとね・・・ 今は行政の指導がかなり厳しくなっているんですよ。例えば、ずっと痛みがあって何となく治療を受けるというのは、基本的に保険診療にはならないんですねぇ~。それでそのあきママさんの痛みはいつ頃から出始めましたかぁ~?

あきママさん:(答えたらしいが声が届いてこない。)

院長:  はい。それなら保険診療は大丈夫です。なんの問題もありません。ときどきなんですけどね、行政から問い合わせがあったりすんですぅ。

あきママさん:(今回も声が小さくて聞こえない)

院長:  そんなに心配するような内容じゃないんですけれど、電話だったりですね。で、今回の症状がどういうものか、私の方で書いておきますので、万が一、行政からの問い合わせがあったときは、この用紙に書かれていることを読んでお答えくださいね。  

簡単にあきママさんの問診は終わり、マッサージチェアに移動した。そして私の名前が呼ばれる。どうやら状況は理解しているが、私の症状が「保険診療」に当てはまらないことは既にわかっている。それをどうねじ曲げるのか・・・もうほぼ諦め気分で着席した。

院長: どんな症状ですか?

私:  肩の痛みと右脇のこの部分(手で抑えて示す)が痛くて右腕を上げると辛いんです。

院長: いつ頃からですか?(と質問しながら痛みのある部分を手でチャックする)

私:  少なくとも数ヶ月前からです。(保険治療を獲得するためには「慢性的な症状」であることは隠したい)

院長: うぅぅぅ~~~~ん・・・ なるほどね。他に痛い箇所はないですか?

私:  そうですねぇ。特にないっていうか、この症状に匹敵するような痛みがある箇所は・・・そうですねぇ・・・・

院長: この肩の痛みの原因はなんだろう?

私:  1日のうち5時間以上はPCの前に貼り付いているので、それが原因だろうと思います。姿勢の悪さとか、骨盤    がズレているとか?(もう私は諦めている)

院長: あ、そう。。。そのパソコンの前で作業をして痛いなぁ~と感じたのはいつごろ?

私:  いつごろ・・・ぼーぼーぼー (もう先生の顔つきが変わってくるくらい必死で直近の日にちを期待されているオーラががんがん出ている。しかし、どう考えても無理がある。ここ1~2週間で痛みが出たなんて嘘は余りに大根芝居過ぎて言えない) そうですねぇ~・・・もう肩こりでどうにもならないなぁ~と感じたのは・・・1ヶ月くらい前ですかね。。。(かなり苦しい。だんだんイヤになってくるし、どうでもよくなってくる)

院長: あ、そう・・・ (先生もかなり食い下がる。) 本当にない?他に痛いところとか。。

私:  (無言で考える振りをする)

院長: あのね、どんな痛みでもいいし、どんな症状でもいいの。パソコンの作業で肩が痛くなって、それに伴って他に支障が出るとか・・・何かない? ここごく最近に症状が出てきたりしたこと・・・?
(もう破れ被れ気分。先生は私が何かを言うまで絶対に解放してくれそうにない。嘘をつくにしても、その中にわずかでも真実が含まれてない限り、私には体裁のつく原因を見つけ出せそうにない。)

私: そうだ! 先週の土曜日に身体の節々が急に痛くなり、肩もパンパンに張っていました。いつもの肩こりだろうと思ったら、39度以上の熱が出るほどの激痛でしたね。
(人間ドックへ行き、中性脂肪の異常な数値に医師からレッドカードに限りなく近いイエローカードを出されて凹んでいた日だ。熱が出たのは本当で、風邪の症状でもなかったし、肩の痛みで気分が悪くなったのは事実だ)

院長: あ、それですね・・・(はぁ?じゅる・・じゅる・・) じゃ、この用紙に症状と原因、治療方法を書いておきますね。
(その後は、あきママさんが受けたのと同じ内容で行政からの問い合わせがあった場合は・・・の注意を指導される。まるで録音されている文章かと思うくらい、ほぼ同じ口調で説明を受けた。)

院長: じゃ、私が1枚こちらで保管し、Cherrycoさんには複写をお渡ししておきます。もし行政からの問い合わせがあったら、これを参考にしてくださいね。じゃ、治療を始めましょう!おもしろぉ~いと、え゛!からおもしろぉ~いになった院長だ。


で・・・この治療内容の用紙を見るとこのように書かれている:

負傷日:11月5日 自宅でパソコンを長時間していて、頭を上げた際に負傷 負傷部位;頸部、右背部

なるほど・・・こういう問診になるわけか。 とって付けたように言い訳をするつもりもないし、院長に加担するつもりもないが、確かにPCの使い過ぎで頸部を痛めているのは確かだ。頭を上げた瞬間に『ギクッ』と首の筋を痛めることもあった。それに嘘はない。が、その時期がいつだったのか・・・これが大きな問題で、この症状が慢性的に起きたものではなく、『事故』や『怪我』で治療を受けることが保険診療の適用範囲になる。あの39度の発熱は、風邪や内科的な問題で出たものではない。誰にもその事実はわからないが、筋肉が異常に収縮して起きたものだと院長は判断し、もしかしたら・・・その院長の見解は正解である可能性もあるわけだ。 しかし、あのネゴシエーションというか、押しというか、院長の臨機応変な問診には参った。いや、良い意味で脱帽ものだ。庶民の味方とさえ言いたくなる

治療はごく単純なものだ。基本は3種類。 まずはマッサージチェアに座って15分、身体全身の凝りをほぐす。毎回受けるのは『全身回復コース』で、他にも肩や腰など各部位を集中してマッサージするコースもあるが、誰もがこの全身回復コースを受けている模様。このマッサージチェア、ごく普通(古いタイプ)のマッサージ機能以外に、腕や脚、足裏、お尻、太腿などもマッサージしてくれる優れものだ。このマッサージチェアに乗るだけでも気持ちがいい  2番目と3番目は、その日の患者さんの数や込み具合によって変わる。 2番目は低周波治療。痛みがある患部はもちろん、私の場合は両肩、背中2カ所、腰に8枚が置かれている。ピクッ!ピクッ!と低周波を15分。そして痛みの部分のマッサージが15分ほど。そして最後にバンテリンみたいな筋肉緩和ジェルを塗ってくれる。 治療としては最後のマッサージだけとも言える、他は機械任せ。しかし、最後のマッサージは、今まで私が何軒もはしごをしたカイロプラクティックに匹敵する技術はあったと思う。保険診療、文句は言えない。 初診料が加算された初回は800円を越えた(これでも安い)が、2回目は半額以下(ちなみに私は380円)で3回目以降はコンスタントに360円が続いている。360円・・・安い。マックでランチをするより安い。 しかも、右脇の痛みは、『ガチャン!』の科学的な施術をする先生でも治せなかった(というか、彼はその痛みのことを聞いただけで治療するとは言わなかった。二言目には登場する「自然治癒力」がモノを言うのだろう)し、ここ数週間で何軒も通ったカイロプラクティックや整体の先生でも治せなかったのに・・・不思議なくらい痛みが激減して今ではヨガのポーズで天井高くに両手を伸ばし、耳の後ろに交差させても痛みがほとんど無い程度にまで回復した。確実に痛みは治まっているし、ゴルフクラブを振ったときにその「回復力」が実感できる。 まさか、まさか・・・大枚を積めばどんな治療も可能だなんてことを鵜呑みにもしていないし、信じているわけではないが、360円で治療をしてくれる治療院で半年以上もずっと改善を見せなかった右脇の痛みが治まるとは期待もしていなかった。私のなかでは、家に奥には邪魔になるマッサージチェアを設置する場所と購入金額のことを考えると、1台買っちゃおうか! と決断する勇気はなかったが、この治療院で15分とは言えマッサージの余韻に浸る楽しみ、これがなかなか良い。この味わいを覚えたのもつい最近で、最初は身体をどんな位置にセッティングすれば最大限の効果(これは体感の問題だが)が得られるのか・・・わからなかった。 ところがここ数回は、背もたれを倒す角度とか、どの位置に足裏を置けば刺激ある振動を得られるかがわかってきた。特に足裏のマッサージは極上。本当に気持ちが良い。。。 低周波治療は感動もなければ効果も感じないが、自分の好き勝手で治療方針を選ぶつもりもなく「じゃ、とりあえずお願いしますかね・・・」という妥協で受けている。恐らく、この低周波の波動が身体の奥深くに浸透しているので、筋肉の緩和を助長している可能性もあるだろう。 そして最後のマッサージは、鉄板のように硬くなって骨の近く貼り付いている筋膜を緩めてくれる。特に私の場合は、肩甲骨に指が入らないらしく、ここをほぐすには時間がかかるらしい。 治療を終えてあきママさんと一緒に治療院を出た。嘘をついた・・・というか、無理矢理「保険診療」にしてもらった後ろめたさというか、その辻褄が合わないような説明をみなの前で堂々とやってのけた自分自身に多大な罪悪感を持っていた。一緒に駐車場まで歩きながらその件に触れると: 「聞いてた、聞いてた。

「もうドキドキものだったわよぉ~怒怒汗 あ、それを言っちゃダメぇ~え゛!とかさ。。。 熱を出したのが先週の土曜日だって言葉が出て『そう、それでいいのよ』ってホッとしたわぁ~おもしろぉ~い

と言われて、自分の行為に特別な罪悪感とか感じなくていいのかなぁ~と心の葛藤が生まれたが、びっくりするほど一瞬の出来事として消えてしまう

『越後屋・・・お前もワルよのぉ~

と、私の脳裏では、大岡越前のドラマで悪代官の前に要る越後屋の気分だった。
カーブスでのトレーニングでは物足りない・・・と不満が出るような、ルーティーンに従って毎回同じような治療の連続だが、それでも続けたいと思う原動力になっているのは、とにかく手軽で安いことだ。今のところはオープンして1ヶ月なので古い患者さん達が殺到して待たされることもない。来院すれば直ぐにチェアへ誘導され、「あぁ気持ちよかった」で気軽に帰る。チリも積もればで症状は改善している様だし、今までずっと大枚をはたいてきた保険外治療しか道はないと諦めていた私にとっては、究極の治療院、一人で勝手にブームになっている。