明日の一周忌にお花を添えて頂きました。
お花を送ってくださりありがとうございます。


    丸山夏鈴





去年の今夜は、薬のせいでってYouTubeのひとりごと動画で語っていましたが、緩和ケア中の患者にとって、一言でも痛いと言えば、さらに薬が追加されて意識がもうろうとなるんですよ。

そんな中で、最後の動画となった夏鈴ひとりごとですが、スマホ持ったまま言葉が続かなくなり、体がグラグラして途中で止めさせました。
それでママはうるさいって言われて、もう一度取り直してバイバイサヨナラ編が出来たわけなのですよ。
ところが、Wi-Fi使ってYouTubeにアップデートしたのが先に撮った動画だったので後で見たら驚きました。

痛いとうったえる毎に、短い間隔で薬が追加投与され眠れず手足が冷たかったので、ベッドに上がって赤ちゃんのように夏鈴を抱っこして寝てました。
時々、顔が近い!!って怒られながらも手足をマッサージしてやりました。
少し落ち着いた頃を見計らって付き添いベッドに戻って眠りこけたら、夏鈴がペットボトルのドリンクの蓋を開けて、手を滑らしてベッドに飲ませてしまったというハプニングで病室は一晩中落ち着きがなかったです。

手足は冷たいのに熱い熱いと脂汗を流していたのを思い出します。
3日前にあんなに元気にひとりごと喋っていたから、急変するとは思ってなかったというか、夏鈴はまだまだしなないと思えるようになってましたから。


福島中央テレビさんには、沢山の物語を作っていただきました。
そして、大勢の方に丸山夏鈴を知っていただき、命の尊さを伝えていただきました。


福島中央テレビ
23日(月)深夜24:59~25:59
http://www.fct.co.jp/sphone/program/list/pg_301225238.html
番組放送が決まりました




今までと内容が変わります。
夏鈴は7度の腫瘍手術を受けているので余命宣告は避けて通れない道でした。
しかし、そんな現実と対照に前向きに頑張る姿の夏鈴を見たら本当のことは言えなかったのです。
夏鈴は賢い子、言わずとも自分の体のことだけにネット検索で調べて、自分には時間がない事を覚りました。それが、かりんの夢への階段の2014年10月の長いブログでも読み取れると思います。

夏鈴も本当の事を聞く勇気が無かったのか、私の心情を察してか病状についてしつこく迫ってくることは無かったです。
夏鈴の前で泣くことは、不必要に不安にさせるので、2012年3月に夏鈴に合う抗がん剤はありませんと言われた時に夏鈴と抱き合って泣いただけで、夏鈴前で涙を見せることはなくなりました。

前にもブログに書いたはずですが、脳腫瘍が肺に転移したことがわかった2013年12月は、両方の肺にシャボン玉のように大小7~8個づつの腫瘍があり、手術しても片方の肺をして3ヶ月以上経たないともう一方の肺の手術は出来ないことと、手術はしてもまた再発の可能性が大きいので、一生病院から出ることは難しいと言われたのです。

年明けに頭の状態が快復したら、夏鈴に肺に転移したことを伝えて本人に治療の選択をさせるつもりでいたのです。しかしそのタイミングで頭蓋骨と皮膚の一部が壊死して、皮膚の移植手術をしなければならなくなって、泣く泣く遊離皮弁手術(自分の皮膚と肉を切り取って頭皮にする手術)の同意書にサインした時は、肺に転移したことは知らせずに元の世界に戻すことだけを考え、肺の手術はしない選択をしました。

これから書くことは未公開の内容も含まれていますし理解に悩むかも知れませんが、絶対領域とさせる太股から筋膜を取り出して脳みその周りを覆うこう膜の代わりにして、脇の下20センチ横幅6センチの皮膚と肉と血管を切り取り頭の皮膚の代わりにする遊離皮弁手術をしました。
あの可愛いアイドル夏鈴ちゃんから想像できますか?
それが現実です。
夏鈴時々自分の頭を化け物みたいとか、角があるとか、パッチワークみたいとか表現してたけど、それが現実でその年の5月と8月の2回に修正手術を受けています。
6月に七転八起の復帰ライブをしてるのでその前後となりますね。

本当はこんな残酷な事ブログで書かなくてもと思っていたのですが、誤解されないように真実はしっかり伝えないとと思って公表しました。





正しい生き方とは何か?
自分の選択が間違っているのか?
今でも時々思い出す事があるんです。
正しい選択があるのなら誰かに教えてほしいと問いかけたいです。








※福島中央テレビさんの表記が23日(月)0:59~1:59
になってますが、23日(月)24:59~25:59ですので宜しくお願いします。