昔から、短気は損気といいますが、その通りだと思います。


人間には、健康と社会的評価という二つの眼に見えない財産があります。


ですが、短気な人は年がら年中精神的に乱れていて、その影響があちこちに出ます。暴飲暴食、喫煙、過度の飲酒等々。短気な人は、自らストレスを抱え込む体質なので、自らそれを解消しようと、そういった行為に及びます。それで、自らの体を壊すのです。むろん、怒ることにより、精神が乱れて悪い脳内物質が出て、体を損なうことは言うまでもありません。


また、年がら年中怒っていて、すぐ人に対して怒鳴ったりする人は、むろん嫌われます。

自然、人が寄り付かなくなり、孤立します。

当たり前ですね、誰だって年がら年中、ケンカしたくないですから。

孤立するがゆえに、余計に短気になってカッカします。人間は、自尊心を傷つけられると腹が立つと書きましたが、怒ってばかりの人は、相手を下に見ることで自分を浮上させようとしますが、実際は逆で、怒っている人を見ると、周りの人は、怒っている人に対して嫌悪感を抱くものなのです。


続く