忘れられたアフガン。。。 | ANTIFA★黒い彗星검은혜성  だにえる단열の一言。

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(毎日新聞 - 07月22日 20:01)

タリバンによる最近の外国人拉致事件
タリバンによる最近の外国人拉致事件

 【イスラマバード栗田慎一】アフガニスタンで医療ボランティア活動に携わる20~30代のキリスト教徒の女性を中心とする韓国人23人を拉致し、殺害を警告していた旧支配勢力タリバンは指定した交渉期限の22日午後7時(日本時間同11時半)が過ぎた直後、「期限を24時間延長する」とアフガン政府に通告した。タリバンは人質解放の条件に「駐留韓国軍の撤退」と「人質と同数のメンバーの釈放」を要求、同日現地入りした趙重杓(チョジュンピョ)・外交通商省第1次官ら韓国政府対策チームやアフガン政府との間で人質解放に向けたぎりぎりの交渉が続いている模様だ。

 ロイター通信によると、タリバン報道官も「交渉は続いている」としており、23人は無事とみられる。アフガン政府は22日の期限切れに先立ち、同国東部ガズニ州の拉致現場一帯の部族長らに人質解放への説得交渉の仲介を依頼した。AP通信によると、部族長とアフガン政府当局者らが武装勢力側と接触している。

 一方、アフガン国防省報道官は同日、北大西洋条約機構(NATO)軍主導の国際治安支援部隊(ISAF)が同国治安部隊と合同で救出作戦の準備を開始したと表明した。タリバン側は「軍事行動に移れば全員を殺害する」と警告している。

 タリバンは当初、アフガン北部に駐留する韓国軍の撤退を求めたが、アフガン政府にメンバー釈放要求を突きつけた。タリバンは今年3月にイタリア人記者らを南部で拉致した際にメンバー5人の釈放に「成功」しており、年末までに引き揚げ予定の韓国軍の撤退よりもメンバーの釈放を重視しているとみられる。

 18日に拉致したドイツ人男性2人と同行のアフガン人5人についてタリバンは指定した交渉期限(21日午後1時)の数分後に「殺害した」と発表したが、情報は錯綜(さくそう)。AFP通信によると、ドイツ人2人のうちの1人とみられる遺体がワルダック州で発見された。死因は不明。

 服役中のタリバン兵は数千人と言われ、タリバンによる外国人拉致は今後、多発する可能性が高い。イタリア人記者解放後、米英が表明した「同種事件発生」の懸念が今回、現実のものとなった。韓国はアフガンの重要な復興支援国。救出優先の韓国と米英の圧力との狭間でアフガン政府は極めて難しい立場にある。

 NATO軍や米軍は山岳地帯でのゲリラ戦を得意とするタリバンとの地上戦を避け、空爆中心の攻撃を進めている。タリバンは自爆攻撃を強めており、要員確保の点からメンバーの釈放を要求している可能性もある。



そういえば、私が国際政治に興味を持ち始めたのは、

911以降のアメリカのアフガン侵攻とタリバンとの戦争であった。

ちょうど私が受験生のときだ。


いまもアフガンは戦争状態である。首都のカブール以外は無法地帯といってもいい。

私も昨日知ったことだが、タリバンの残党に復興支援ボランティアとして活動していた(宗教関係だそうだが、)

韓国人学生ら23人が拉致され人質にされている。アメリカ軍につかまっている23人のタリバン捕虜の解放と

駐留してる韓国軍210人の撤退を求めている。条件を飲まなければ

殺害期限は今夜の11時半。本来なら今日未明だったが、水面下で韓国側とアフガン政府が宗教指導者を仲介役としてタリバンと交渉中で、期限が延びた。


どうか、明日アフガンの道端で23人の遺体が並んでないことを祈るかぎりである。

韓国政府は早い英断を。

あんな侵略戦争に加担せず、韓国軍を早期撤退すべきであろう。


もはや日本の戦後のような戦争の終結は難しい。アメリカ側もアフガン側も治安と秩序を補完するためには

もっと別な道を模索すべきであろう。テロが頻発するということは国家が独占していた暴力が破壊され、分散してしまった状態になったからである。

昔なら新たな公権力が圧倒的暴力、組織化された暴力によって鎮圧されたかも知れない。

しかし、今の火器や戦術のテクノロジーの発展により一度分散してしまった暴力を

もう一度公権力が独占することは難しいだろう。


ところで、この事件を機に親愛なる日本の人々に言いたいのは、

イラクでの拉致事件のとき、日本人3人は日本政府の渋々ながらの交渉により生還し、

一人は死んでしまったが、

(そのとき被害者や犠牲者に「自己責任」とののしっていた奴らはいずれその「自己責任」に自ら押しつぶされる

だろう。)自己責任と語る以前にこのアフガンでの事件の経緯を見定めてほしい。

愛国を語る前に韓国の人々の反応とメディアと政府の対応を、

それが愛国を語る以前の人々のつながりかも知れない。

もちろん、私は愛国的要素は個人的に好きではないのだが、


あのイラク日本人拉致事件に対する日本人の反応を見て、私は正直日本の若者や政府関係者に

ガッカリだった。それで保守・愛国を語るとは・・・