ニトリと犬 | 自然の力はプライスレス

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まりんとの生活っぷりなどなど。

今日は午後から予報通り土砂降りとなった。

だが、昨日のコストコで日頃抑えていた購買意欲に火が付き、滑り止めカーペットを買いにニトリ川崎店に行って来た。

部屋一面のカーペットは洗うのが大変な作業だ。

と言う訳で、50㎝四方の滑り止めカーペットを36枚買って来た。

これで汚れてもすぐに洗える。

店員さんにも色々探してもらったが、結局これに落ち着いた。

最後にガラス瓶を探している時に店長さんがやって来た。

店長「当店では犬をカートにいれてはいけない事になっていますので、その犬を下ろして頂けますか?」

私は店内に入る時にペット不可かどうかシールを探しており、不可マークは無かったので連れて入った。
何処のホームセンターでも犬はカートに乗せていれば良いとなっているので、一般的な方法で入店していた。

私「入り口にはペット不可のシールは無かったですよ。」

店長「ハイ、ワンちゃんは抱えてなら入店可能ですが、抱えられないワンちゃんは外で待って頂いてます。」

私「その様な制限も書いてませんでしたけど。」

店長「申し訳ありませんが、そういうルールですので。 カートには食器も乗せますので、衛生面を考慮しなければならず、犬嫌いの方もいらっしゃいますので、どうかご配慮願います。」

私はこれを聞いて戦う事にした。

理由は、カートには食器以外のものもダンボールごと乗せている。園芸用品だって入れている。それをいちいち消毒しているはずがない。
売り場でカートに乗せた食器は、家でそのまま使っている人はまずいない。一度洗う。
カートが綺麗だとは誰も思っていないからだ。

と言うことは、偏見と差別以外の何ものでもないと言う事になる。

入り口にはペット不可のシールも制限の文言もなかった。
店内では店員さんと一緒に買い物をし、行きかう人々はまりんを良い子だ、かわいい、おとなしいね、と口々に褒めてくれていた。
店内に居ることで、まりんは誰にも迷惑をかけず、足場が網目の居心地の悪いカートの中でひたすら静かに私の買い物の終わるのを待っていた。

衛生面でも環境面でも誰にも迷惑をかけず、この店の案内の不手際なのに店内の真ん中で、籠から下ろされ犬と言うだけでルールだからと辱められた。

私「この子は25キロもあるので抱えたら買い物は出来ません。店内は歩くなというし、カートには乗るなと言う。こんな店の真ん中で、一体どうしろというのですか? IKEAではダンボールを敷いてくれましたけど。。。」

店長「私も何度も本部にペット可カートを作るように言っているのですが、経費の問題だという一言でなかなか現状が改善されません。 私の妻も獣医をしてますので動物は好きですが、ルールですので、申し訳ありません。」

私「ルールですか。ニトリは何も案内をせず、知らずに入って来た人と犬を大勢の人前で、店の真ん中で、ルールの一言で追い払うのですか? ずいぶん酷い事をするんですね。」

店長「分かりました。では、ワンちゃんは私が抱っこしてお買い物にお付き合いします。」

と言ってまりんを抱こうとした。

一部始終を見ていた彼女は、店長の手が触れようとした瞬間、私の方に飛びついて来た。

私「犬は言葉を理解するんですよ。 一部始終を聞いていた彼女が、店長さんに触られるのを嫌がるのも無理もありません。 私には25キロを抱え続けて買い物をするなんて出来ません。 どうしたら良いですか?」

店長は、暫くお待ち下さい、と言い、裏へ引き返した。

梱包用のビニール紐を持って来た。

私「こんな紐でどうしろと?」

店長は暫く考え引き返し、本部に了解を取りました、と言いながらダンボールをカートに敷いた。

私「これはどういう意味ですか? このカートに乗って駐車場に行けという事ですか?」

店長「いえ、どうかこのカートに乗ってお買い物を続けて下さい。」

私「一部の偏見に凝り固まった器の小さい人達と共に差別をするのではなく、ニンゲンのルールに従順な、共存を望む動物の差別を廃止するよう啓蒙して下さい。当店だけでも差別禁止と運動するくらいの勇気を持ってください。」

店長「分かりました。一年以内にはペット可カートを導入しますのでお待ち下さい。」

店員さんが車まで荷物を持って来てくれたので話をした。

店員「うちにもボーダーが居るんですよ。犬と買い物をしたい人の気持ちは良く分かります。」

どうしたらこのような偏見と差別が無くなるのか。ダウン