疑行は名なく、疑事は功なし

『疑行は名なく、疑事は功なし』

―疑行無名、疑事無功―

 

 
<史記>
「疑行」とは、確信を欠いたあやふやな行動。「疑事」も同じような意味。何事であれ、やるからには自信をもって断行しなければならない。あやふやな気持ちでやったのでは、成功もしなければ名誉も得られないのだという。

 

始皇帝の秦という国は、その昔、商鞅(しょうおう)という宰相が抜本的な国政改革を行なって富強の基を築いたところである。その改革を断行したとき、商鞅は、まずこの言葉を引き…

 

「強国を目指すなら、先例にとらわれず、慣習にひきずられず、大胆に改革を進めなければならない」

 

と言って、王を説得したという。

 

ただし商鞅は、いたずらに不退転の決意だけを強調したわけではない。この言葉からも明かなように、綿密な調査と十分な準備の必要性もあわせて語っているのである。なぜなら確信というのは、それがあって初めて生まれて来るものであるからだ。

 

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