『明主のその臣を導制する所は二柄のみ』

―明主之導制其臣、二柄而已矣―


 

<韓非子>

「導制」は、コントロールする、使いこなす。「二柄」は、二つの柄(ハンドル)。したがって、すぐれたトップは二つの柄を握っているだけで部下を使いこなす。という意味になる。では、「二つの柄」とは何か。『韓非子』によればこうである。

 

「二つの柄とは、刑と徳である。では、刑徳とは、何か?刑とは罰を加えること、徳とは賞を与えることだ。部下というのは罰を恐れ賞を喜ぶのが常である。だから、トップが罰と賞の二つの権限を握っていれば、ふるえあがらせたり、てなづけたりして、思いのままにあやつることができる」

 

 

信賞必罰で臨むこと、これが部下を使いこなす鍵だ、というのである。

 

『韓非子』はさらに、つぎのようにダメを押している。

「殺されたり、実権を失ったトップは、賞罰の権限を二つとも部下に奪われていた。こんな状態で身を滅ぼさなかったトップは、昔から一人もいたためしがないのである」

 

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守屋 洋 (著)
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ISBN-10: 4569563805
ISBN-13: 978-4569563800
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