亢竜悔いあり

『亢竜(こうりゅう)悔いあり』
―亢竜有悔―


<易経>
「亢竜」とは、昇りつめた竜のことである。

頂上にまで昇りつめた者はやがて転落の道を辿って悔いを残すことになる。と戒めた言葉である。

これについて 『易経』 は 「盈つれば久しくすべからざるなり」 と説明している。また、 「昇りつめた者は、高いポストについていても部下の支持を失い、人材がいてもその補佐を受けることが出来ない。こうなっては、なにをしても悔いを残す結果になる」 と語っている。

「易」 というのはもともと、この世の中には何一つ一定不変のものはありえないという認識の上に立ち、極盛のなかに衰微の兆しを見ようとする。この言葉なども、その思想の現われと言ってよい。

※ 昇りつめた者が転落を免れるためには、身を引くタイミングを誤まらないことが必要だ。遅くとも、昇りつめたそのときに、引退の潮時を考えるくらいで、丁度よいのかもしれない。

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守屋 洋 (著)
文庫: 409ページ
出版社: PHP研究所 (1987/12)
ISBN-10: 4569563805
ISBN-13: 978-4569563800
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