上善は水の如し

『上善は水の如し』
―上善如水―
 

<老子>

「上善」とは、もっとも理想的な生き方。そういう生き方をしたいと願うならば、水のあり方に学べというのである。

水には、学ぶに足る特徴が三つある。

まず第一に、きわめて柔軟であることだ。四角な器に入れれば四角な形になるし、丸い器に入れれば丸い形になる。器なりに形を変えて、少しも逆らわない。

第二に、低いところに身を置くのは誰でも嫌がることだが、水は、人の嫌がる低いところ、低いところへと流れていく。つまりは、すこぶる謙虚であるということだ。自分の能力や地位を誇示しようとしない。

第三に、ものすごいエネルギーを秘めている。急流ともなれば、固い岩石をも打ち砕いてしまう。

このように、水は柔軟で、謙虚で、秘めたるエネルギーの三つの特徴をもっている。人間もそれを身につけることができれば、理想の生き方に近づけるのだという。

 

茶臼山古墳的 日々是好日-t02200304_0376052011084550423中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4) [文庫]

守屋 洋 (著)
文庫: 409ページ
出版社: PHP研究所 (1987/12)
ISBN-10: 4569563805
ISBN-13: 978-4569563800
Amazon.co.jpで詳細を確認する

AD