前回はソーシャルゲーム業界でしたが今回は話題のペニーオークションについてです。


またまた携帯ライブチャットと離れますがネタがあまりないのでご容赦ください。


なお文中ではペニーオークションについて一部ペニオクと略称で呼ぶ場合もあります。


さてペニーオークションの歴史は2005年にドイツで始まったらしい。


その後、ドイツで運営していた会社が米国でのサービスを2008年に開始した。


2009年夏には日本でもペニーオークションを運営する会社が登場してきた。


さて日本で最初に運営を開始したとされるペニーオークションが運営開始して1年足らずで香港企業に譲渡された。


様々な憶測や疑惑が浮上している。


さて話が歴史から飛びそうなのでペニオクの最近の動向について書いてみます。


現在50社前後のペニーオークション運営会社が存在しており、1社で複数のペニオクを運営しているとことも少なくなく大小含めて100サイト前後は存在すると考えて正解だろう。


ちなみに運営元が海外や個人のところも少なくない。


さて運営元の話題については怪しいところも多い中、東証1部上場企業のGEO(ゲオ)や東証マザーズ上場企業のアメーバブログを運営しているサイバーエージェントの子であるCAモバイルもペニーオークションを運営している。


また上場企業ではないもののDMMなどといった企業もペニーオークションを運営している。


さらに携帯ライブチャットを運営している某社もペニオクを始めている。


そのほか広告関連ではA8などに出稿しているペニーオークションもあり、乱立するペニオク情報サイトで広告掲載されていることが多々ある。


ただ後述の通りグレーラインということもありヤフーでのリスティング広告掲載には規制が入っているという話もあり、実際にPPC広告ではペニオク運営者は存在しない。


もちろんペニーオークション運営にはシステムが必要ということでペニオク運営に必要なシステム販売業者も出てきている。


当然ではあるが、ペニオクで商品を競り落とすには現金でコインを購入が必要なのでクレジット決済会社あたりも儲かっていると推測される。


ペニオクの概要は以上です。


さてペニオクではないのですが、2010年7月に携帯の賭博サイトを運営している企業社長が逮捕されている。


ペニオクとの違いは携帯専門のサイトであること。


しかも携帯の公式サイトであったという事実。


また未成年者の利用が多かった。


賭けているものが商品だけではなく現金も賭けていた。


ちなみに逮捕された企業は27サイトを運営しており1年足らずで延べ約2万7000人から約1億3000万円を売り上げたという。


ペニオクは現金を賭けていないこともあり賭博サイトとして摘発される可能性は低いものの、オークションとは名ばかりで実質は商品を現金で購入したコインで賭けて買うというシステムであるため極めてグレーラインといっても過言ではない。


また今回は携帯サイトではないものの、今後携帯の勝手サイトでペニオクが出現し、コインをインセンティブ広告で獲得して賭けるということが流行するかもしれません。


現在は一番規制が厳しいとされているドコモでもインターネット異性紹介サイトやアダルト動画サイトなど社会通念上、不適切とされるサイトでのインセンティブ広告の利用や電子マネー等への換金もしくは現金取得を目的とした換金系のサイトへのインセンティブ広告は禁止されています。


しかし換金もしくは現金取得ではないということを突いていけばインセンティブ広告を利用することも文言だけでいえば可能かもしれません。


以上が今日の報告でしたがいかがでしょうか。