080405_1649~01001.jpg
4月21日、ノアゴンの誕生日です! 今年で6歳になりました。猫の6歳は人間で言うと50歳ぐらいだとか!私より断然先輩だわぁ!だから威張ってるのかな(笑)ちなみに猫の年齢の人間の年齢に換算するやり方は、なっちんさんのブログを参考にしました。


・2歳~5歳の猫→猫の年齢×6+15
・6歳~10歳の猫→猫の年齢×5+20



なっちんさんの楽しい猫ブログへは私のお気に入り一覧からどうぞ☆(貼り付け出来なくてスンマソン(*_*))





写真はヴェルサイユの日仏家族の方のお宅で、生まれて1ヶ月の頃に撮ったもの。今よりある意味老けて見えます(笑)




私達がノアゴンを貰いに行った時は、そこのご家族が広告を出されてからだいぶ経っていたらしく、ノアゴンの他にあと2匹居ましたが、一匹の子はそのお宅で残す事になっていて、もう一匹は貰い手が既に決まっていました。だから5匹いた兄弟の中で最後の一匹がノアゴンだったと言うワケです。残り物には福がある!?でした(^_^)




ノアゴンは何故か、そこのお宅では“パンダ”と子供達が呼んでいました。他の兄弟はカプチーノと言うお洒落な名前など付けて貰っている上に、家族にも凄くなついていて、しかも2匹とも体がノアゴンの1.5倍ぐらい大きかった!




ノアゴンはかなり臆病で内気で、家族や親兄弟猫とも余り交わらず、ポツンと一人離れた所に座って居ました。飼い主さんが言うには、
“餌も多分取られちゃってるのかなぁ。ずっと見張っててもあげられないからねぇ。”
との事で、体格差があったみたいです。ノアゴンの母猫はシャルトリュー系かと思われる(ロシアンブルーをフワッとさせた様な猫)、なかなか美人猫でした。今のノアゴンを優しくした感じの顔です。




飼い主の奥さんは日本人で、私とは二回り程も歳が離れていましたが、趣味でピアノを弾かれたりする事もあって直ぐに仲良くなりました。私がパリでコンサートをやる度に、聴きに来て下さったり、うちへも遊びに来てノアゴンの写真を撮ったりと、とてもいい方です。今でも、手紙や写真、電話等で定期的に連絡を取っています。




さて、ノアゴンですが、最初はやはり臆病で5日ぐらいはまともに姿を見る事も出来ませんでした。クローゼットに隠れたり、ソファーの裏に潜り込んだり! しかし、だんだんとおっとりした面も見せる様になり、1ヶ月も経った頃には、ベッドで一緒に寝たり、ピアノの上でピアノを聴いたり(!)する様に。子猫らしさも見せて、一人運動会を夜な夜なやったり、popさんは構い過ぎで傷だらけの手になってました(笑)



今は偉い哲学者か殿の様な落ち着きで、バージュの教育係までしているノアゴンですが、当初は体が弱くて苦労しました。好き嫌いが激しかったせいなのか、缶詰めも舐める程しか食べてくれないし、カリカリを食べるとオシッコの出が悪くなるらしく。。。ワクチン注射では、副作用で吐き続けて死にそうにフラフラになってましたし。




ホメオパシーの、アメリカ人の先生が書いている本に出ていた手作り食のレシピを参考に毎日実戦していました。鶏肉をベースに、何種類もの野菜やオート麦を入れるのですが、(ブログを始めた日の記事で書きました12月19日「ノアゴン」参照)これが、後から人間用に塩コショウ、醤油なんかを足すととても美味しくて! 毎日、フランスのブレス鶏や、ペリゴール産鶏をあげて、どうにか凌いでいました。




市販の缶詰めやカリカリが普通に食べられる様になったのは、ここ2年ぐらいなんです。それでも、やっぱりメーカーとかには気を使いますが。ノアゴンが私にとってもpopさんにとっても初めて飼う猫だったのに、なかなか大変な子で随分と勉強させられました。




今思えば、何であの時、あの
“仔猫さし上げます。”
の日本人新聞の広告にいきなりpopさんが反応したのかも不思議です。私は何度か、
“犬飼いたいなぁ。”
とは言っていたのですが、(私や家族はみんな犬派で、子供の頃も飼っていたので)猫なんて二人とも縁が無かったのに。私もなんで乗り気になったのか良くわかりません。




良くわからないままに(貰いに伺った当日は、キャリーバッグを持って行く事すら思いつかないほど無知でした!)飼い始め、多分人並み以上に手を掛けて来ました。しかし、ノアゴンが教えてくれたこと、初めて見る世界は楽しさや喜びに溢れ、どれだけ癒して貰っているかわかりません。




こんなに頼りない私達に、餌の事から猫砂の事、猫との暮らしを手解きして下さった上、大事なノアゴンを託して下さった飼い主さんには感謝、感謝です。と言っても、この飼い主さん、とぉ~ってもアナログな方で、私以上に機械には縁遠くてメールすらしない方!だからいつも手紙と電話(笑) 見て下さってはいませんがf^_^;




まだまだ猫の事は知らない事がいっぱいです。こんなノアゴンとchat-vert、そして手間要らずの(笑)バージュをこれからも宜しくお願いします。