軽井沢に行った母から送られて来た写メ。もみじの紅葉、見事な美しさですよね!加えて、マイ母の写真のセンスも相変わらずです。ガラ携の写真なのに、なかなか才能あると思います。宮崎の平野部は温暖過ぎるせいか、あまり鮮やかに紅葉しないので(そもそも、紅葉を愛でる目的の樹自体が少なめ)、余計にあでやかに見えます。

しかし母曰く、軽井沢も中国からの観光客だらけになり、お気に入りだったお店でも取り扱い商品がそれ向けに変わってしまったり、雰囲気が今一つになって来ているとのこと。観光客へのおもてなしも過度になると迎合になり、グローバリゼーションもともすれば画一化になってしまいますね。これは日本全国の観光地に言えることかもしれませんね。












今までずっと、Amebaは自動ログイン出来ていたのですが、 何故だかいきなりパスワードを要求され、長年の自動ログインでそんなものすっかり忘れてしまっていた為、パスワードの再発行をしようとするもメールが届かず……どういうワケか、お気に入りブログだけはちゃんと表示され、「いいね」だけは出来るものの、コメントを書こうにもIDが表示されないし、ブログの記事も全く書く事が出来ない日々でした。確か、スマホに換えた時にも似たような状況に陥った覚えがありますが、その度に焦ります。
来月で丸9年となるブログ、やっぱり愛着がありますから、そんな事で引っ越さざるを得なくなったら悲しいですからね。
今回もイライラしながら何度もトライして、どうにかパスワード再発行のメールが届きようやく解決。機械音痴な私のこと、設定を変えたりして色々な方法を試したワケでもないのに、何度も同じ事をトライすればメールが届くようになるのも不思議な話ですが。
そんなワケで、ご訪問も前回記事に頂いたコメントへのお返事もまだ途中ですが、少しお待ち下さい。











こちらは青空と太陽燦々な宮崎。
先月末に行われた、宮崎神宮の「神武さま」の御神行(ごしんこう)行列。宮崎神宮の歴史はかなり古く、1197年には既にその存在を記されているそうです。鬱蒼と生い茂った宮内には、天然記念物に指定された樹齢600年の藤も。花が咲く頃にでも写真をお届けしたいと思います。

我が家はその宮崎神宮の通りにある為、このお祭りの日は、周りじゅう通行止め!ピアノのレッスン生が
「先生、神武さまで通行止めになっていて大変です!」
と連絡が来たので、駅まで迎えに行き、一緒にうちまで歩いていたら、ちょうどこの御神行行列が。せっかくなので、暫し見物しました。













巨大な生落花生「おおまさり」、例年だと9月上旬~10月中旬に出回るのですが、今年は9月は殆ど出回らず、10月に入ってチョロッとだけ出てオシマイでした。明らかに不作でした。
大粒の生落花生をじっくり柔らかく塩茹でしたの、枝豆に似ていますが、その何倍も大好物なので残念。落花生の収穫は、まだ暑さの残る時期、土から掘り出して行くのが大変だそうですから、作る人も減っているのかもしれません。あの、後口にほんのりと感じる土の香りは、枝豆には決して無いもので、私にとっては最大の魅力の1つなのですが、まさに作り手の労のお陰なワケですね。












またまた食べ物!
この季節限定の栗尽くしの和菓子たち。上のカラフルな2つの上生菓子はこし餡入り、手前は栗絞りと栗羊羮。特に手前の栗絞りと栗羊羮は、栗そのものの風味が口いっぱいに感じられて美味しかったです。日本人で良かった、日本に暮らしていて良かったと思える事の1つ。
これは、我が家から歩いて200歩ぐらいの(笑)、超近所にある「水野屋」さんのお菓子。この水野屋さん、田舎の宮崎なんかに(本店は西都市なので本当にのどかな田舎)何でこんなに上品な和菓子屋さんが!?と思うような味わいの和菓子ばかりなのです。定番の最中や羊羮、季節限定品にしても、甘さも口当たりも非常に上品!今まで、羊羮みたいなものは甘くなきゃダメだと思っていましたが、そんな概念は吹っ飛びました。どのお菓子も甘さ控え目なのに、もの足らなさを微塵も感じないどころか、その美味しさに舌鼓を打つのです。ナンバーワンだと信じて来た「とらや」の羊羮、子供の頃から食べて来た金沢の老舗和菓子店「森八」の最中をも凌いでしまいました!まさか南国宮崎で、マイナンバーワンの和菓子屋さんと出合うとは!
あの、どこまでも上品で滑らかな味わいは、全ての原材料の産地に拘り(当然、宮崎産が多い)、丁寧に丁寧に作っている証なのかもしれません。
お陰でいつもかなり盛況で車も混んでいますが、私なんて200歩ちょっとで行けちゃう……痩せるには環境がマズイです。












ノアゴンの熱い視線の先は、冷蔵庫。
冷蔵庫を開けると必ずこの目!












一方のバージュは、おみせやさんごっこ。
このバナナの箱、いい具合に穴があって楽しいようです。「箱コレクション」をやっていたマガリちゃんの血でしょうか。ノアゴンは一切、目もくれませんでした(笑)











微笑みのへんこちゃん。
真綿の布団は冷たくなるので、使い古した羽毛布団と毛布を置いてあげましたが、真綿の布団の上でゴロンゴロン。お外暮らしが長かったから、寒さには強いのかもしれませんね。





さて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。
今月は、ハンガリーのピアニスト、ゾルターン・コチシュ追悼です。今月、11月6日に飛び込んで来た訃報、まだ64歳の若さでした。長く闘病されていたとのことですが、体も大きく、荒々しいほどパワフルな演奏で、ちょっとやんちゃな少年っぽい感じが印象的だっただけにショックでした。
今年は年明け早々のブーレーズに始まり、デヴィッド・ボウイ、プリンス等など、多くの音楽人が天国に渡ってしまいましたね。ブーレーズは年齢的に仕方ないとは言え、最後の巨匠と言えるほど超大きな存在でしたし、デヴィッド・ボウイやプリンス、そして今回のコチシュはあまりにも早過ぎます。天国人材はどんどん豊かになるでしょうが。



私にとってのコチシュは、バルトークの世界の扉を開けてくれた人。ハンガリー人であるコチシュにとって、バルトークはお国ものですからね。もちろん、ベートーヴェンだとかリストだとか、他のレパートリーも広めなピアニストでしたが、やっぱり私にとってはコチシュ=バルトーク。コチシュのバルトーク集のCDを手に取らなかったら、私の今のバルトーク愛は無かったかもしれません。だから追悼もバルトーク尽くしで!





◆バルトーク:2つのルーマニアンダンス
No.1 (P:ゾルターン・コチシュ)





始まりからしてワクワクします!バルトークの音楽って生きる力強さに溢れていると思います。東欧の田舎臭さ、地を踏み鳴らす地方色豊かな踊り、土煙り……貧しいけれど逞しい、そんな音楽。
ヴィルトーゾとも謳われたコチシュの鮮やかなテクニックが光る演奏です。








◆バルトーク:ピアノソナタ
(P:ゾルターン・コチシュ)





フランスの音楽祭からのライヴ録音。
バルトークの代表作の1つでもあるピアノソナタ、パワフルな演奏ですよね。粗野とも言えるほどの轟音が凄い!それがこの曲に見事なまでにマッチしています。
こうして演奏する姿を動画で観ると、この大きな体と大きな手で、普通に弾いていても轟音が響くのがわかります。これほど大変な曲でも体が殆どぶれていない!音楽的に自然な動きや、必要不可欠な動きならともかく、無駄に体が動いて良い事は1つもありませんから、コチシュの乗車姿勢(演奏体勢)はかなり良いと言えるでしょう。
ちっとも必死こいていなくて、無理に力を入れて体で押したりしていないからこそ、これほどの轟音でも「痛い音」にならないのですね。抜けのイイ音、ちゃんとエンジンがフケている快音。
叩き付ければ音は割れますし、無駄に力が入っていればピアノの弦をいじめたような伸びの悪い硬い音になります。これが出来ているピアニストは意外なほど少ないものです。
改めてコチシュの素晴らしさを思い知らされ、失った才能の大きさを感じました。








◆バルトーク:ルーマニアンフォークダンス (P:ゾルターン・コチシュ /V:バルナバス・ケレメン)






この曲なんかも粗削りな素朴さがよく味わえますね。東欧の魅力たっぷり。
ヴァイオリンのケレメンもコチシュと同じくハンガリー人ですが、こちらはまだまだ若手。親子ほど年齢が離れていますが、素晴らしく息と音楽性の合ったデュオですよね。







◆バルトーク:ハンガリー農民の歌による即興曲(P:ゾルターン・コチシュ)





この簡素でうら寂しい歌、イイですね。貧しさの中にも温かさがあったり。
やっぱりコチシュは最高のバルトーク弾きだったなぁ、と思います。
ありがとう、コチシュ!
ご冥福をお祈りします。





~おまけ~
※トカゲやヤモリ等が苦手な方は閲覧注意!









去年の文化の日、まだ引っ越し前の家の玄関先で保護したアカハライモリちゃん。
彼女(?)も一緒に引っ越して来ました。
お腹が水玉模様だなんて、草間彌生さんもビックリ!
小さいけれど、元気で愛嬌たっぷり。水槽に近付くと顔を上下にさせたり、「キキッ」と鳴いて挨拶してくれるようになりました。アカハライモリの寿命は驚くほど長く、猫よりもずっと長いようです!下手をすると私たち人間の方が先に(笑)
面白い生き物です。
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懐かしい楽譜






ちっとも寒くないと油断していたら、まんまと風邪を引きました。鼻、喉、熱、プラス目眩と頭痛が少々、典型的な風邪。前回記事のお返事とご訪問も遅れていてスミマセン。皆さんもお気を付けて下さい。



超お久しぶりの「私の楽譜コレクション」、見返してみたらなんと4年ぶりです!
今回は、懐かしい楽譜。
前回記事でもご紹介した、湯山昭さんの「お菓子の世界」の楽譜です。全音出版です。まだ私が個人の先生につかず、ヤマハ音楽教室で遊び半分でピアノをやっていた頃~多分、小1か小2~に、先生に言われて買った楽譜です。
ピアノっ子向けなだけあって、カラフルで楽しげな絵ですが、中を開くとなかなか一筋縄ではいかない内容。慣れない不協和音に戸惑ったのを思い出します。













見開きにもちょっと怪しいピエロの絵。
目次にはお菓子の名前がズラリ。その間に、「むしば」と「どうしてふとるのかしら」と「くいしんぼう」なんて言う曲名も並んでいるのが可笑しいですね。目次や、湯山さんの序文、井内澄子さんの解説は、英文でも書かれています。










裏側にも絵が。
レッスンの道すがら捕まえた虫をレッスンバッグに入れていたような私のこと、楽譜の扱いが良かったとは思えないのですが、日本の楽譜の丈夫な紙質のお陰か、約30年も経つ割りには綺麗です。これが、同じ時代の外国製の楽譜だとたいていの場合、紙がポロポロになってしまいますね。













こちらはバッハのインベンションとシンフォニアの楽譜、私のバッハデビューの楽譜です。個人の先生に教わり始めた小3の時に買ったので、やはり約30年もの。こちらは15曲ずつあるインベンション&シンフォニア、30曲ほぼ全曲やったので、楽譜が少しくたびれています。最初にお世話になった個人の先生との丸2年間の思い出の詰まった楽譜です。今では決して春秋社を買う事はありませんが、当時は原典版とか全く知らず、モーツァルトのソナタ集やショパンのワルツ集、シューベルトの即興曲やメンデルスゾーンのロンドカプリチオーソ等など、な~んでも春秋社でした(笑)あとはお馴染み全音。なので、春秋社と全音の楽譜を見ると懐かしい気分になります。
小3で個人の先生につくまではアレンジ教材みたいな曲ばかりだったので、バッハやモーツァルト、ベートーヴェンやシューベルト、ショパンやメンデルスゾーンやカバレフスキーなんて言う大作曲家たちの作品に初めて触れた喜びと感動は果てしなく、この先生に教わり出して1年ぐらいが人生最大の伸び率だったと思うほどです。
我が家は音楽一家でもなんでもなく、音楽の知識もツテも全く無かったので、「近所だから、友達が通っているから」と言う安易な理由から教わり始めた先生でしたが、本当に熱心にレッスンして可愛がって頂き、私も母のように思うぐらい大好きでした。
小5の時に「もっと上を目指しなさい」と、別な先生を紹介して頂くまでの2年間のレッスンでしたが、今でもマイ母とご飯友でお付き合いが続いています。








~番外編~






うちにレッスンに来られるようになったクロたんさんの楽譜が凄いので撮影!奥に見えるのは、クロたんさんお手製のマリメッコ生地のレッスンバッグ♪

全音のブルグミュラー25の練習曲、ちゃんと帯とカバーもつけたまま。私は帯もカバーもすぐ外してしまっていましたが皆さんはどうでしたか?












昔の方が逆にヨーロッパっぽいような!?









ひとつ謎なのは、曲名がフランス語でも書かれていること。私が持っている時代の楽譜にはフランス語表記はなかったと思うのですが(今、手元に当時の楽譜が無いので比較・確認が出来ないのですが)。








25曲、全曲名にフランス語が。ブルグミュラーさんはドイツ人なのに何故でしょうか?

~ちなみに指の練習でお馴染み「ハノン」のハノンさんはフランス人なんですよね~、だからホントの名前は「アノン」。私の時代はもう違いましたが、その昔、芸高の入試はハノンのスケール全調が課題だったとか!本番で試験官が「何長調」と言い、その長調のスケールと、平行調の短調の旋律短音階&和声短音階を即座に超速で弾く……恐ろしく非音楽的な試験内容ですが、かなりの期間、お約束の課題だったそうです~


閑話休題。








定価130円にビックリ!
1965年発行ですからもう半世紀以上前ですもんね!そりゃ貨幣価値も違うワケです。












値段の部分だけ帯が丸くカットされているなんて、なかなか芸が細かい。今もこうですかね?

楽譜には、曲や版の良し悪しに関わらず、思い出も歴史も詰まっているものですよね☆















昨日、11月10日はマガリちゃんの命日→天使記念日です。マガリちゃん、天使4歳おめでとう!今でもしょっちゅう家族の話題に上るマガリちゃん、きっと私たちの周りを自由に飛び回っていることでしょう。

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食と音楽






秋の味覚、栗。今年は我が家はスルーしてしまいましたが、ご近所になった上、今月からなんと私のピアノの生徒さんにもなったクロたんさんが甘露煮をお裾分け下さいました。丹精こめて何日も掛けてゆっくりジワジワと味を入れた甘露煮、甘さ控え目の優しい自然な味わいで、素材である栗の味がしっかりしていて美味しく、写真を撮る前にパクパクッと何個か食べてしまいました。
栗ってビタミンCが豊富だそうですね。そう言う言い訳をしながら食べています。10月が誕生日の私とpopさん、実りの秋、食欲の秋に生まれたから食いしん坊なのでしょうか(笑)
それにしても、ブロ友さんが自分のピアノの生徒になるなんて夢にも思いませんでした!クロたんさん、何十年ぶりのピアノとは思えない指の動きと読譜力で毎回、楽しいレッスンです。















これは少し前に作ったプラムのジャム。皮も入れたので鮮やかなワインカラーです。ジャムと言うよりはソースに近いのですが、これが我ながら上出来!ジャムは私、ペクチンが強く固まってゼリー状になったものや、ゼラチンで人工的に固めたものは論外ですが、あまりドロドロしたものよりサラッとした液状のタイプの方が好きなのです。このプラムジャム、ラズベリー風のやや強めな酸味も私好みなのですが、作ってから横着して瓶詰めせずにタッパーに入れて冷蔵庫保存をしていたら、暫くして弱い発酵をしたらしくアルコール化して、少しずつワインかリキュールのような香りが強くなって行ったところが凄いのです。横着が思わぬ効を奏し、香り高いリキュール風のソースに変身したと言うレアなジャム。もう二度と同じものは作れないでしょう。ヨーグルトや、アイスクリームやパンケーキに掛けて食べています。ちなみに、我が家の毎朝のヨーグルトは、半年前の九州の震災後、応援の為に熊本の球磨牧場のヨーグルトにしています。これが濃厚で、まるでフロマージュブランのようで美味しいのです。これを食べたら、よくある大手の市販品ヨーグルトは水のように感じてしまいます。「球磨の恵み」、お店で見掛けたら是非。













25日、Bellさん からバースデープレゼントが届きました。早速、撮影に参加するバージュの足(笑)
ブレスレットはBellさんのお友達の作家さんによる作。上手く写真が撮れていませんが、留め口に猫のチャームが付いています。手首だけはメチャクチャ細い私、ブレスレットモデルならば勤まりそう!?
ジャムは前述した私好みのサラリとしたジャム♪もちろんこれはBellさんの手作りです。 日本ではかなり珍しいルバーブのジャム、私にとってはフランスで慣れ親しんだ懐かしの味です。目が覚めるような鮮やかさのルバーブジャム、柔らかな酸味の奥にほんのりとシナモンの風味が効いていて美味しいジャムです。













可愛いバースデーカード、それにカットソーまで頂いてしまいました。旨しお海苔は、ごま油と塩味が効いた韓国海苔の国産版で、これはpopさんのおつまみにされてあっという間に消えました。
Bellさん、いつもありがとうございます!














こちらは、鍋いっぱいに作った新生姜の甘酢漬け。大好きなので、新生姜の出回り出す初夏の頃から何度も何度も作っています。生姜の程好い辛さと甘酢が食欲を増進させるせいで、いつでも食欲旺盛です(笑)

















この方もいつも食欲旺盛。こうして食卓テーブルの席に着き、人間が食べる様子に目を光らせ見ています。


さてさて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。今月のテーマは、食べ物だらけの前振り通り(笑)、食欲の秋と言うことで「食と音楽」です。食べ物を題材にしたクラシック音楽は意外と多く、いずれも楽しい魅力に溢れた曲ばかり。今回は具体的に食べ物の題名がついた曲をご紹介しますが、食べることと音楽の関係は研究までされているようです。
オックスフォード大学の研究によると、人間は同じ食べ物でも、その時に聴いている音楽によって違う味に感じる……つまり、音楽が味覚を変えると言うのです。
甲高い音は酸味、丸みのある豊かな音は甘さ、深い音色は苦味を引き出すのだそうです。人間感覚と音楽の作用~音楽が人間の脳に与える影響と、それによる人間の神経伝達と言うべきかもしれませんが~共に面白いですね!
そうだとすると、曲のチョイスを間違えると食べ物の味を害してしまうかもしれないのですね。悪い音楽を掛けてしまえば、せっかく美味しい料理を出すレストランでも、ちょっとだけ味を損ねる事になる!確かにある気がします。












◆モーツァルト:バターつきパン (P:エミール・ナウモフ)


まずは、楽しげなモーツァルトの曲から。
この曲を聴くと、モーツァルトの時代から、柔らかなバターと優れたバターナイフがあったのだなぁ~と思います。パンにバターをスルスルと塗る様子が見えるかのよう。演奏自体も、グリッサンド(1本の指が横に鍵盤をトゥルルル~ッと滑る)を繰り返す動作がバターを塗る動作そのものと言う発想がとても面白いです。
この時代、モーツァルトが食べていたパンは、カンパーニュのような素朴な硬めのパンですかね?小麦も手で引き窯で焼き、バターも手作り、今よりも逆に贅沢かもしれないバターをつけたパンですね。
エミール・ナウモフのグリッサンド、明朗で美しいですね。折り目正しいけれど楽しい演奏です。
















◆湯山昭:お菓子の世界より「バウムクーヘン」 (P:平岡里彩ちゃん)


湯山昭の「お菓子の世界」の曲集にはあらゆるお菓子が満載。日本のピアノっ子たちにはお馴染みの曲集です。私も小学1~2年生の頃に何曲か弾きましたが、少し不思議な音の響きが多く、ちょっと苦心したのを覚えています。しかし、このバウムクーヘンは比較的、響きが素直で平易だった為、美しさを楽しんで弾いたものです。
この演奏をしている平岡里彩ちゃんも小学校の低学年のようですが、それはそれはよく弾いていますね!ピティナのコンクールに向けて凄く練習したのがわかります。この曲のお手本に出来るぐらい弾き込まれた演奏だと思います。
ふんわりとしたバウムクーヘンの優しい甘さ、どこか夢見心地な雰囲気が素敵な曲です。













バージュは食には殆ど興味なし。我が家の家風に合わないお転婆娘。その後ろにあるらっきょうは、この梅雨に漬けたものです。今年はらっきょう価格が何故か異常に高騰して去年の倍近くだったので、漬けた量も例年の半分以下。それでも何とか3瓶は漬けました。
お次はらっきょうとコンビのカレーの曲を。











◆吉岡弘行:女声のための合唱組曲「キュイジーヌ」より インド風チキンカレー (すみだ少年少女合唱団)
作詞:伊藤千鶴


今回、食べ物を題材にしたクラシック音楽を書くにあたって調べていたら、こんな面白い合唱曲を見付けました。歌の歌詞に従って料理すれば、インド風チキンカレーが出来てしまう(?(笑))仕組みです!
この「キュイジーヌ」の組曲には、他にもオムレツやパエリア、スパゲッティペスカトーレや大阪風お好み焼きなんて言うメニューまで!いずれもレシピが歌詞になっているところがユニークです。
合唱団の子供たちの振り付けがまた可愛すぎて釘付けでした。インド風のちょっと怪しげな雰囲気をよく表していて面白いですね。後ろ向きから始まる振り付けを考えた人にもブラボーです。歌だけでなく振り付けもずっと合わせるのにはかなりの練習と集中力が必要だったことでしょう(この合唱団の子たちは、組曲全曲を歌ったようです)。
曲を聴いているとインド風カレーが食べたくなって来る不思議。













◆ロッシーニ:ピアノ曲集「老年のいたずら」より ソテー(P:マルセル・メイエ)



美食家の代名詞と言っても過言でないほど大変な美食家として有名なロッシーニ、フィレステーキにフォワグラとトリュフを添えたゴージャスなメニューなど、「ロッシーニ風」とその名が付いた料理が幾つかあるほどで、遂にはトリュフを探す豚を飼ったり、パリに高級レストランまで開業していたロッシーニ。メロディメーカーで若くしてたちまち大人気の売れっ子作曲家となり、筆が速かった為にオペラでガッポガッポ稼ぎ、44歳で早々に引退し、その後は美食の道へ。さんざん美食三昧した割りに、この時代にしては長生きしていますし、容姿もそこそこハンサムだったと言うことですし(太り気味だったけれど(笑))、これほど楽天的な人生を送れる才能に恵まれた人ってなかなか居ないでしょう。そんなロッシーニ、作曲家としては殆どがハッピーエンドばかりの娯楽的なオペラで有名ですが、作曲家引退後、オペラは全く書かず、サロン向けのピアノ曲などの小品を書いていました。そのピアノ曲の中に、美食家ロッシーニらしく食材や食べ物の曲が何曲か残されています。ピアノ曲集「老年のいたずら」の中の、アンチョビ、ラディッシュ、バター、レーズン、アーモンド、ノワゼット……中でも可笑しな題名なのが、ロマンティックなひき肉(笑)
いずれもあまり演奏はされないのですが、なんと今回ご紹介する「ソテー」のみ、フランスの素敵なピアニストであるマルセル・メイエの演奏がありました。実に明朗快活。ロッシーニって本当に料理すること、食べる事が楽しかったのだなぁと感じます。
聴いていると
「今日も健康で明るく楽しく、いただきます」
と言いたくなります(笑)
「キューピー3分クッキング」や、NHK「きょうの料理」のお馴染みの音楽が、明日からこの曲に変わっていても良さそうな雰囲気ですよね?













◆チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より 金平糖の妖精の踊り


最後は、あまりにも有名ですがチャイコフスキーのこの曲で〆めます。テレビ、CMでも当然もう皆さんご存じですよね。私の好きなEテレの番組「グレーテルのかまど」でも毎回使われています。
この曲、日本では金平糖の妖精になっていますが、ホントはドラジェの妖精です。
この動画のダンサー、割りと小柄で手足も凄く長いワケではなく、顔立ちも美人と言うよりも愛くるしくて、日本人の私たちにも親しみが持てる可愛さですよね。そこが逆にお菓子の妖精っぽい気がしますね。
チャイコフスキーのくるみ割り人形の中には他にもコーヒーやお茶などが出て来て、そのいずれも童話的な楽しさに溢れていますが、やはりこの金平糖の妖精の踊りは最も有名で印象的ですね。


食欲の秋を盛り上げる音楽、お腹を空かせて頂けたら……じゃなかった、楽しんで頂けたら幸いです。














~おまけのへんこちゃん~

外をよく眺めたかったからか、カーテンを全て取り外していました!庭が見られるようにと半分は開けていたんですけれどね。
一体どうやって取り外したのか!?
ハロウィンの魔法使いへんこちゃんでした!
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