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我が家の庭に沢山いるヤモリちゃん。今年も出動です。ヤモリは家守りと言うぐらいで縁起の良い生き物。しかも、蚊や小ばえ、蛾等も食べてくれます。夜になると、電気の明かりに引き寄せられる羽虫を狙って窓にピタリとくっつきます。その狩りの様子をノアゴンとバージュが一生懸命に見るのが、これからの季節の楽しみ(^w^)




うちの庭には沢山の生物や虫もいっぱい。そして近所の雑木林には、これから暑くなるにつれてカブトムシやクワガタで賑やかになります。




前にも書いたかもしれませんが、私は子供の頃から虫好き! 小学生の頃は、クラスの男の子と情報交換したりしては虫取りを毎日の様にしていました。(中都会だった為に大した虫は居ませんでしたが)

学校から帰ると、ピアノの練習の前に、その日のテーマを決めて、“今日は殿様バッタ”とか“コオロギ”“カエル”とか虫かごに取って来ては一晩家に置いて観察し、翌日放すと言う繰り返し。




家人は皆、虫が嫌いで、“きゃーっ、カエル!”と言う母や、祖母などはキンチョールを撒くのが趣味かと思うほどでしたから、何故そんなに私が虫好きになったのか未だにわかりません。私が毎日虫かごにキュウリなんぞ入れて楽しんでいるのをどう思って見ていたことか!子供の為に我慢して居たに違いありません(^。^;)ゴメン!




ある日のこと、まだヤマハピアノ教室に通っていた小学2年生ぐらいの頃。ヤマハに行く道の途中、桑の木にとまっている、2匹の艶やかな紺色に白い水玉模様の美しいカミキリ虫を発見! 触角も綺麗な弧を描いて立派です。




こんな美しい虫を、虫好きな私がみすみす逃すワケには行きません! しかし、ピアノのレッスンに行く途中ですから当然虫かごなんてありません。楽譜の入ったレッスンバッグの中を探していると…ありました! 茶封筒! 暫くはこの中で待っててね~!とカミキリ虫2匹を放り込み、バスに乗ってヤマハに到着。




その日はグループレッスンの日でした。いつも通りにレッスンが始まりました。作曲した曲の発表をし合ったり(この作曲も、“殿様バッタ”とか“アライグマ”と言う、虫や動物の曲をよく作っていた私)、アンサンブルをやっていると。。。



突然の事でした。2匹のカミキリ虫がレッスン室の電気の周りをぐるぐる、ブンブンと飛び出したのです! 一瞬、外から虫が入って来たのかな?なんて考えていましたが、窓は密閉されていますし、どう見ても私の捕獲して来たカミキリ虫です。慌てて、入れておいた筈の茶封筒を見てみると、無残にもびりびりに破られています!(木でさえも噛み破るカミキリ虫にとっては当たり前の事ですが、考えもしなかったのです)




飛び回る2匹のカミキリ虫。電気が羽に当たって一層青みが増して綺麗です。
しかし、教室は大騒ぎ! 先生も他の女の子達もキャーキャー悲鳴を上げています。




クラスに一人だけ居た、学年も一つ上の男の子が先生に頼まれてどうにか捕獲。その頃には、私が連れて来たカミキリ虫だと言う事がバレて(その辺りの経緯は良く覚えていませんが)、
“chat-vertちゃん、この虫逃がしていいよね?”
と先生に言われて、敢えなく窓の外へ~(;∇;)/~~サヨナラしました。まさか、ダメとはさすがに言えません(^。^;)




今でもこの時の、カミキリ虫がレッスン室を飛び回る様子は鮮烈に覚えています。しかし、ガーデナーにとっては大変な害虫。綺麗なのに今はやっぱり嫌いになっちゃいました。




そしてパリでも一つ、虫の思い出が。パリではさすがに都会なので虫らしい虫には会えず、ちょっと虫に飢えていた私。




ある日、窓を開けているとアブがブンブン言いながら部屋に入って来ました。そして、部屋じゅうを探索し、二階にも上がったりしては出たり入ったり。。。2時間ぐらいそれを繰り返していました!



2時間も出入りされれば愛着が沸きます。しかし、その直後にハロゲンランプの上に落下したアブ君。ハロゲンって物凄い高温になるんですよね。真っ黒焦げで、部屋じゅう煙だらけ!




結構大きなアブだったので、暫くはかなりの白煙が。ハロゲンランプも掃除する羽目に。しかし、アブって焼けるとちょっと焼き魚みたいな香りがするんです! 可哀想だったけど、なかなか焼き魚など出来ないパリのアパートでは何だか懐かしい香りでした(笑)




虫の思い出、オシマイ。