春節中国茶会で春節気分 |    茶と猫と。

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  ・・・中国茶好きのお茶日記

鳥


中国の鳥獣画は、こんな表情のものが多いですね。遠目に和風に見えるものでも、この表情を見つけると嬉しくなってしまうのは、隠れた吉祥図柄を見つけたときと同じ感覚です。


箱


春節中国茶会にお邪魔して、一足先に中国のお正月の雰囲気を楽しんできました。中国のお正月「春節(しゅんせつ)」は、旧暦の1月1日なので、毎年違う日。今年は1月31日です。


茶会というには言葉が足りないくらい、お茶の話だけでなく、中国のお正月のこと、食べ物のこと、薬膳のことなど、たくさんの興味深いお話をきかせていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。


粥


クコや松の実が入った薬膳粥には、中国の緑茶「碧螺春(へきらしゅん)」の粉末がトッピングされていて、ふんわりとお茶の香りが口の中にひろがります。日常的に薬膳素材や中国茶を最大限に活用している彼女ならではの一品です。


冬の養生についてのお話をきいたあとに、薬膳粥や薬膳茶をいただくと、何時間もの講義を受けるよりもずっと印象に残ります。


湯円


中国のお正月最後の日に食べるという「湯圓」。七草粥を食べると、お正月が終わったと感じるように、中国では湯圓でお正月をしめくくります。温かいスープに入った熱々の白玉といったイメージの中国のデザートですが、この日いただいたのは、スープの代わりにきなこをふりかけたちょっぴり和風の湯圓。


とってもおいしくいただきました。茶席のしつらえや、アレンジレシピなど、何よりもおもてなしの心がたっぷりと詰まっています。


酒器


本当のおもてなしを受けたことがない人には、人をもてなすことはできないのだと聞いたことがあります。心のこもったおもてなしとは、こんなにも心地良く、穏やかな気持ちにしてくれるものなのだと、身を持って教わった気がします。


お茶、器、お菓子、言葉、お花、色使い、仕草、そこにあるすべてのものに心がこもっています。中国語の講師もしておられる彼女ですが、こんな先生に教わったらきっと美しい中国語が身に付けられそうだなぁなんて思いながら、久しぶりに中国語のテキストを開いてみたくなりました。


また機会があったらぜひお邪魔したい、素敵なお茶会でした。


▼茶語花香
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