こんにちはー。
今回は3回連載の1回目です。
さて、今日はちょっと視点を変えた経済話を。
変な理論を振りかざす人が好きな言葉
「日本国家の財政破綻」についてです。
三橋貴明先生のブログの記事
ザ・プロパガンダ
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11609902194.html
にもある通り、日本にはいろいろな
「日本ダメ論」があります。
で、その中の一番ひどいのが
「日本国家の財政破綻論」です。
確か、新党さきがけの武村正義さんが
財務大臣をしていた時
に
わけのわからん理屈をごねだしたのが
きっかけだったと思います。
今回は、そこのところを
掘り下げてみます。
※と言うか、「破たん」って言葉が私は嫌いです。
「破綻」って書けよって、思うんですよ。
「子供」が「子ども」とか、
「障碍」が「障がい」とかね。
09/11~09/13に掲載した
今、日本人は何を知るべきか?(3):経済のおすすめ記事
と言う記事でMGRブログさんの記事を
9個紹介いたしました。
あれを読んでいただいた方には
間違いなくスッと頭に入る話です。
まあ、読んでいなかった方でも
たぶん大丈夫だと思います。
本日は、「財政破綻論者のウソ」についてです。
で、この記事は次回とその次と併せて
合計で3回連載となります。
皆さん、日本って財政破綻すると思いますか?
多分ここの読者は大半は思わないはずです。
なぜ破綻しないのか、おさらいしておきましょう。
そもそも変な人の言う財政破綻とは
①日本の国債は、国の借金だ!
②つまり、国民の借金だ!
③これが存在することはダメな事だ!
④1000兆円もある!!
が根拠でした。
で、そもそもこれが嘘でしたよね。
①日本の国債は
日本国家の借金ではなく
「日本国政府の負債」です。
「日本国政府の負債」とは、
日本国の中で、物々交換しなくていいように
お金と言う便利グッズを日本国政府が作って
配ってあげている額
、つまり、貨幣経済の
規模の大きさを示すものです。
よって、1000兆円の政府の負債とは
日本の国の貨幣経済が
1000兆円規模だってこと
です。
それのどこが問題だというのでしょうか?
というか、国債は goverment debtであり
「政府の負債」であり、国の借金なんて
どこにもない
ことは過去にも言いましたよね。
②「政府の負債」は「企業や国民の資産」です。
はい、終わり。
③②の説明で問題ないですよね。
④1000兆円もあるって言うけど、
95%は日本国民の資産からの貸し出しです。
よって、気にしないといけないのは5%の50兆円のみ。
しかも、全部「円」建てです。
日本国政府は「円」を操れます。
日本国政府が「円」の国債を怖がる理由はどこにもないです。
一つ確認置きますけど、
「円」と日本政府を
比較したら、
日本政府の方が
偉いですからね?
だって、円を操る日本銀行自体が
日本国政府の子会社ですから。
デフレなので、円の出回る量を増やしてちょうどいいぐらいです。
そのお金で返済して全然かまわないぐらいです。
⑤対外純資産も潤沢、国債は全部自国通貨建て
二重の意味で安心なので、破綻なんてありえません。
現に、日本破綻の可能性を示す「日本国債CDS」の
掛け金率は0.6%です。
つまり、150年に1度しか破綻しないぐらいの確率としか
市場では見てないってことです。
というか、日本国債金利が超低金利な時点で
「そんな低金利でも貸したい人が大勢いる」わけでして、
マネーフローの視点から見ても、入ってくる金が大量であり、
返済にトラブルが出るなんてとても思えません。
このデフレによる不況のせいで、国内銀行はみんな
中小企業への融資をやめて国債ばっかり買ってますので
国債が売れなくなっちゃうなんて、さすがに考えにくいです。
銀行が国債を買わなくなるのは、有効な投資先が出た場合ですが
それって、日本の景気が良くなって中小企業が元気になって
商工ローンを借りに来てくれる場合とかの話です。
それって、好景気なので、どこにも悩む必要なんてないですよね?
・・・・・・となるわけですよね。
というわけで、
財政破綻論者のウソを今回は取り上げました。
当たり前の知識ではありますが、
意外と知らない人がいる話ですので
是非国民レベルで共有していきましょう。
そして、拡散していきましょう。
次回は第2回として、
「本当の意味の財政の無駄」と竹中君の存在意義について
をお送りします。
ではではー。
それでは、今日の一曲です。
明石家さんまさんで「真っ赤な嘘」。
明石家さんま / 真赤なウソ
http://www.youtube.com/watch?v=goheB0YA_ho