バーゼルレポート オメガ編 | ウォッチ ホリック watch holic  

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好きな言葉は「ひげゼンマイ」(笑)。横浜と渋谷にある時計ショップ「COMMON TIME」と               横浜元町が本店のジュエリーショップ「CHARMY」の社長のブログです。

皆さん、こんばんは。


今回、久しぶりにバーゼルレポート再開です。

ちょっと前に、「何故オメガをあまり取り上げないの

でしょうか?」

という問い合わせが有りましたので、今回オメガを

しっかりと取り上げさせていただきます。(笑)


さて、、まずオメガの新作の紹介をする前に、

オメガのコーアクシャルというムーブメントの

話をしたいと思います。


今後は、オメガのほとんどのムーブメントが、

このコーアクシャルになっていくのだろうなー、

という位にすっごいムーブメントなのです。


しかし、意外にもこのコーアクシャルの評価が

されていないような気がしてなりません。


当然、雑誌等にもよく掲載されていますが、

もっともっと評価されるべきなのでは

ないでしょうか。


今回、そう言った意味も込めて、

コーアクシャルについてと、

その新作をお伝えします。


そんな、前置きはともかくとして、

このコーアクシャルってどんなムーブメント

なのでしょうか?


簡単に説明します。

(出来るだけマニアックにならないように

説明しますので、つまらん!

などと言わずに読んでください。)


1978年に、ジョージ・ダニエル氏がコーアクシャルを

開発したのですが、量産はきわめて困難だと、

当時は机上の空論として放置されていました。


ところが1999年にオメガが5年の歳月をかけ

量産化に成功し、商品化にこぎつけたのです。

開発されてから、商品化まで

実に21年の歳月が流れていたのです。


今までのレバー式脱進機は、爪石が2つ

ガンギ車が1枚だったのが、このコーアクシャル

脱進機は、爪石が4つにガンギ車が2枚   

というのが、特徴です。

おまけに、姿勢差の影響も受けにくいとの事です。

(残念ながら、理由は文章だけでは説明できません(笑)


簡単に書いてしまいましたが、これは

今までの常識を覆すような、すっごい

脱進機なのです。


オメガ恐るべし!


当然、耐久性も倍になると考えられますし、

注油をあまり必要としない脱進機ですので、

面倒なオーバーホールも6年~10年くらいに

一度で済むかもしれないと言われています。

(まだ10年たっていないので、本当に大丈夫かの

宣言は出来ませんが・・・・)


さて、そこでコーアクシャル脱進機を

つんだ、新作をいくつかお知らせいたします。



まず、最初はシーマスターの限定で

007ジェームスボンドモデルの登場です。

41mmで、当然コーアクシャルで、

399,000円です。


これは、結構格好良さげですねー。(笑)

人気のプラネットオーシャンにクロノグラフモデルが

追加になりました。


600m防水で45.5mmの迫力ケースです。

当然、コーアクシャルです。

皮ベルトで640,500円。

SSブレスで651,000円です。


どうですか?オメガ・・・・

ちょっと見直した方も、きっと多いのでは

ないでしょうか?


ま、もっともムーブメントの説明が、

わかりにくかったという声も

聞こえてきそうですが・・・(笑)


そんなわけで、オメガ編でした。