何で回らない台を置いているのか?
こんばんは。
ご質問を受けておりましたので、私達の持論をお知らせします。
遅くなりまして申し訳ございませんでした。
Q. ホールコンピュータが出玉を制御しているのであれば、釘を開けて回転率を上げても、ホールが損をしなくて済むし、お客さんも比較的に回るのであれば粘って打つのではないですか? それでも釘を開けない理由は何なのでしょうか?
A. はい。私達も以前はそのように考えておりました。
今、考えることは・・・ 「回転率」から導き出される「大当たり確率」ですね。
単純に、同じ一万円目で当たったとして、(A)良く回って当たる場合と、
(B)ほとんど回らなくて当たる場合では、「大当たり確率」が変化します。
例えば、同じ一回の当たりでも・・・
前者(A)は、一万円を使って300回転(30/1k)で当たった、
後者(B)は、一万円を使って100回転(10/1k)で当たった、そう仮定します。
そうですね・・・
同じ一万円でも、(A)は、1/300の確率になって、
(B)は、1/100の確率になりますね。
確率だけを確認したら・・・ (B)の台がいい台に見えます。
これがホールマジックですね。
(B)は1000円で10回くらいしか回らないウ○コ台ですが、
大当たり確率だけを見たら・・・ いい台に見えることもある、という話です。
つまり、スタートチャッカーに入らずに、
あのボットン便所みたいな暗い穴の中に入っていく玉は確率に影響を与えなくて、
「差玉」だけにカウントをされる仕組みなっているということですね。
ですから、洗濯機のようにメチャクチャ回る台を置いていたとしても、
普通にウ○コ台の設定であれば、平均確率の足を引っ張ることになります。
データサイトセブンなどに登録をしているホールも多いですので、
「何じゃ、このホールのプレ海の平均確率は!」って思われることにもなります。
実際のホール現場では、仮に良く回りすぎても、
シマの平均大当たり確率が・・・ そう、1/1000くらいだったら打ちたくありません。
当たる気がしないですね。
又、数年前から「2R確率変動」などの小汚いシステムが流行っておりますが、
これなども平均大当たり確率をカムフラージュするのに都合がいいですね。
例えば、1/2000の極ウ○コ台でも、2R×3回+15R×1回で・・・
この確率が、何と、1/500になります。
「えっ!さっきの1/2000はどこに行っちゃったの?」って思います。
実際に玉が出たのは一箱分でも、このような別人になることもあります。
話を戻しますが、
そうしたことで、「回らない台」を意図的に設置するひとつの理由に、
今回のような理由があるように思います。
回りすぎて当たり回数が少ない台は平均大当たり確率を悪くするので、
ホールにとって都合が良くないことになりえる。
又、一定の確率を維持しながら、効率よく回収できる見込みも増える。
では、ありがとうござました。