山ガールデビュー2012
「北海道ひとり旅」のアップの途中だけど、
時間を遡り、6月初旬の山ガールデビューのお話を。(^_^;)
1 「山登り」
“山歩き”はしたことはあっても、
“山登り”はしたことがなかった。
「○○山」と名のつく「山」を歩いたことはあるが、
あれはどう考えても「ハイキング」や「トレッキング」であったろうと思う。
あれれ?
どこまでが“山歩き”(ハイキングorトレッキング)で、
どこからが“山登り”なのだろうか……?
山の標高とはあまり関係なさそう。
東南アジア最高峰、標高 4,095.2mのキナバル山だって歩いたが、
「登山」というものではなかった。
もしかして、服装の違いか?(登山靴を履いているか否か、とか?)
持参する道具の違いか?(アイゼンやピッケルや寝袋を持っているか否か、とか?)
で、
調べてみた。
同じ疑問を抱いている人はいるもので、
答えがあった。
↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1125761616
「(登山)
山の頂上やより高い地点を目指して登ること。
時間や行程の長短は問わないし、登攀要素の有無も問題としない。」
なるほどー。(^_^;)
頂上に達しない場合でも、
例えば“富士山5合目まで登った”というのは、その高みをめざして歩いたわけで、
それは“登山”と言えそうだよね。
頂上(あるいはある地点)まで、
高みを目指して「登る」ことに主眼を置いたものが「登山」!
今回、何十年もの登山歴があるベテランさんに、
「これは登山よ」と太鼓判を押され、
そっかー、登山なんだーと単純に思っていたけれど、f^_^;
我々は登山口から頂上までひたすら歩き、そして降りてきた。
まさしく頂上を目指してひたすら登った。
「登山」であった。(o^-')b
で、
“お約束”の頂上での記念撮影。( ´艸`)
うむ! この「ピーク」感覚!
これぞ「登山」!? ( ´艸`)
今回のお山で、
私はみごと、“山ガールデビュー”を果たしたと言えるのであった。
(「ガール」の定義はさておき。(●´ω`●)ゞ)
2 浅間隠し山
最初は、「山菜取りに行きませんか? 頂上で山菜を天麩羅にして食べましょう!」
などと軽く誘われたのだが、
時遅く、山菜はすでに終わっており、
“山菜採り”というよりは、
“山を頂上まで登る”ことがメインエベントであった。
まさしく「登山」であった。
お山は「浅間隠し山」。
“最初に浅間ありき”で、
その山にはちょっと気の毒な気がするネーミング。!(´Д`;)
長野県との境目にある群馬のお山だった。
標高1756.7m。
8000m級の山々が連なるヒマラヤに比べたら、
なんとも低い山だね~┐( ̄ヘ ̄)┌
と思ったが、
富士山の半分より高いのね……と思ったら、
俄かに少し高い山に思えてきた。(-"-;A
以前、ネパールの宿の近くにある山を散策したことがあるが、
あの山も標高1500mほどあった。
でも、「登山」ではなかった。
「散歩」だった。
山の標高が高かろうが、低かろうが、
やはり「頂上(上)を目指す」!
これが「登山」の「登山」たる由縁、
「登山」の醍醐味なのかもしれない。
↑
浅間隠し山は登り口が二つあるらしく、
我々は「二度上峠(ニドノボリトウゲ)」からのコースを取った。
山腹まで車で行き、
駐車場で本格的な登山準備!
トイレを済ませ、
汗拭きように首にタオルなど巻いたり、
帽子をかぶったり、
登山用リュックの中身(水500ml×2本やお菓子)を確認したり、
軍手をしたり、
杖の長さを調節したり、
熊よけの鈴をつけたり、
双眼鏡を首に掛けたり(←これは私だけ。)……
駐車場から登山口までは、「ハイキング」だわ。
↓
↑
「登山口」(標高1330m)!
ここから、「登山」が始まるのだっっっ!
「熊出没注意」って!
出没しないことを願う。
最初のうちは緩やかな上り道で、
登山というよりはハイキングに近い感じ。('-^*)/
↓
途中、セミの抜け殻がいくつも張り付いた幹を発見。
↓
去年のセミの抜け殻がいまだに……?
セミの抜け殻の接着力って、すごいんだね。(=◇=;)
↑
見渡せば、ミツバツツジがそこかしこで咲き誇り、
足元には薄紫のスミレやら黄色い小さい花やらが可憐に咲いており。
あぁ、山はいいなぁ♪:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
って、
1時間半ほど暢気にご機嫌に歩いていると、
山道は、熊笹に迫られて細く険しくなってきた。
↓
山の斜面はほとんど熊笹に覆われていた。
↓
“熊笹は熊が近づいてきても音がしない”……って本当?
つづら折になっているので、
それでもなんとか登れたが、
熊笹などの草草が、我々の背丈ほどにも茂って、
草の壁ができている道は、
先が見えず。
↓
ラスト30分がしんどかった!(ノ◇≦。)
次の一歩を持ち上げるのが辛い。
止まって座り込みたくなったが、
みなさん、黙々と一歩一歩登っていく。
ひとり遅れるわけにいかず、
グギギギギ……と心の中で歯を食いしばって登った。
そして、登り始めて約2時間半ほどで、
頂上に着いたのであった。≧(´▽`)≦
↑
浅間隠し山の頂上に上れば、浅間が見える
……はずだったのだが、
浅間隠し雲が出ていて、
あまりはっきりとは見えなかったのであった。
しかし、頂上は360度のパノラマ!
お天気がよければさぞ眺めがよいはず。
↓
帰りは、麓の温泉「美人の湯」で
ひとっ風呂浴びる。
↓
気持ちよし!(=⌒▽⌒=)
温泉、最高―!
しかし、温泉に入るためには、
タオルやら着替えやらを持参するわけで、
自動車があればこそできた登山だったことよ。
靴の替えまで用意した。
荷物を増やしたくないから、
登山靴のままでよくないか?
聞くと、
「さんざん登山靴に締め付けられた足は、
ひとたび解き放たれて温泉でくつろいだ後は、
もう登山靴を履くのはイヤイヤって言うんです」
と。
ベテランさんでも登山靴は結構しんどいのね。( ̄_ ̄ i)
山ガールデビュー。
低山といえども、
しんどかった!
よくぞ登ったぞ、私!
しかし、同行のみなさんはどこ吹く風。
こんなのは優しすぎて物足りない……って顔してらっしゃる。Σ(・ω・ノ)ノ!
で、聞いてみた。
この山、難易度で行くと、いくつくらいですか?
一番ハードだった山を10とすると……?ヽ(;´ω`)ノ
八海山が今までの中で一番ハードだった!という同行の人は答えた。
「八海山が10とすると、
この浅間隠し山は1。
……いや、1もない。
0.5ですねー。」
なんですとっ…………!Σ(~∀~||;)
1も行ってないんかぃ!?
こんなに足が重たくてしんどかったのに……?
この20倍は難しい
八海山……畏るべし!!!(((゜д゜;)))
3 初心者の山準備
同行の方に、
「山菜は実際、そんなに採っている時間はないんじゃないかな~。(あまり余所見しないでひたすら登るから。)」
「写真も撮っていられないんじゃないかな。(あまり余所見しないでひたすら登るから。)」
ってなことも、こそっと聞いていた。
「登山よ」、
「杖もあった方が楽よー!」
「(山用の)レインコートは絶対必要ね」
と聞くに至っては、
これはもう、“山ガールデビュー”するしかない! と意を決し、
山ガールに相応しい格好や小道具を調えに走ったのであった。
登山に使えそうなものは、登山靴1足しか持っていなかった。
杖やら山で使う食器やら、レインウェアやら、登山に適した服やらを探すだけでも私にはおおごとであった。
アドバイスを受けたり、本やらネットやらで調べても、
“服装は長袖の普段着でいい”ということなのだが、
結局登山用の服が断然快適だと聞くと、
ついそちらの方がいいだろうと思う。
どこまで揃えたらいいのか、
どのメーカーのものがよいのか……。
迷う。
山の天候は変わりやすい。
万が一のことを考えると、いざという時実力を発揮する高品質なよいものがやはりよいと思われ、
あれこれ検討して、
結局は登山用品専門店モンベルへ駆け込んだのであった。( ´艸`)
必要最小限に留めたのだが、
なんだかんだまとめて買ったら、びっくるするほど高額になった……。
これはもう、登山を続けなければ……。
1回こっきりで足は抜けないわ……。
「北海道ひとり旅」のアップの途中だけど、
時間を遡り、6月初旬の山ガールデビューのお話を。(^_^;)
1 「山登り」
“山歩き”はしたことはあっても、
“山登り”はしたことがなかった。
「○○山」と名のつく「山」を歩いたことはあるが、
あれはどう考えても「ハイキング」や「トレッキング」であったろうと思う。
あれれ?
どこまでが“山歩き”(ハイキングorトレッキング)で、
どこからが“山登り”なのだろうか……?
山の標高とはあまり関係なさそう。
東南アジア最高峰、標高 4,095.2mのキナバル山だって歩いたが、
「登山」というものではなかった。
もしかして、服装の違いか?(登山靴を履いているか否か、とか?)
持参する道具の違いか?(アイゼンやピッケルや寝袋を持っているか否か、とか?)
で、
調べてみた。
同じ疑問を抱いている人はいるもので、
答えがあった。
↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1125761616
「(登山)
山の頂上やより高い地点を目指して登ること。
時間や行程の長短は問わないし、登攀要素の有無も問題としない。」
なるほどー。(^_^;)
頂上に達しない場合でも、
例えば“富士山5合目まで登った”というのは、その高みをめざして歩いたわけで、
それは“登山”と言えそうだよね。
頂上(あるいはある地点)まで、
高みを目指して「登る」ことに主眼を置いたものが「登山」!
今回、何十年もの登山歴があるベテランさんに、
「これは登山よ」と太鼓判を押され、
そっかー、登山なんだーと単純に思っていたけれど、f^_^;
我々は登山口から頂上までひたすら歩き、そして降りてきた。
まさしく頂上を目指してひたすら登った。
「登山」であった。(o^-')b
で、
“お約束”の頂上での記念撮影。( ´艸`)
うむ! この「ピーク」感覚!
これぞ「登山」!? ( ´艸`)
今回のお山で、
私はみごと、“山ガールデビュー”を果たしたと言えるのであった。
(「ガール」の定義はさておき。(●´ω`●)ゞ)
2 浅間隠し山
最初は、「山菜取りに行きませんか? 頂上で山菜を天麩羅にして食べましょう!」
などと軽く誘われたのだが、
時遅く、山菜はすでに終わっており、
“山菜採り”というよりは、
“山を頂上まで登る”ことがメインエベントであった。
まさしく「登山」であった。
お山は「浅間隠し山」。
“最初に浅間ありき”で、
その山にはちょっと気の毒な気がするネーミング。!(´Д`;)
長野県との境目にある群馬のお山だった。
標高1756.7m。
8000m級の山々が連なるヒマラヤに比べたら、
なんとも低い山だね~┐( ̄ヘ ̄)┌
と思ったが、
富士山の半分より高いのね……と思ったら、
俄かに少し高い山に思えてきた。(-"-;A
以前、ネパールの宿の近くにある山を散策したことがあるが、
あの山も標高1500mほどあった。
でも、「登山」ではなかった。
「散歩」だった。
山の標高が高かろうが、低かろうが、
やはり「頂上(上)を目指す」!
これが「登山」の「登山」たる由縁、
「登山」の醍醐味なのかもしれない。
↑
浅間隠し山は登り口が二つあるらしく、
我々は「二度上峠(ニドノボリトウゲ)」からのコースを取った。
山腹まで車で行き、
駐車場で本格的な登山準備!
トイレを済ませ、
汗拭きように首にタオルなど巻いたり、
帽子をかぶったり、
登山用リュックの中身(水500ml×2本やお菓子)を確認したり、
軍手をしたり、
杖の長さを調節したり、
熊よけの鈴をつけたり、
双眼鏡を首に掛けたり(←これは私だけ。)……
駐車場から登山口までは、「ハイキング」だわ。
↓
↑
「登山口」(標高1330m)!
ここから、「登山」が始まるのだっっっ!
「熊出没注意」って!
出没しないことを願う。
最初のうちは緩やかな上り道で、
登山というよりはハイキングに近い感じ。('-^*)/
↓
途中、セミの抜け殻がいくつも張り付いた幹を発見。
↓
去年のセミの抜け殻がいまだに……?
セミの抜け殻の接着力って、すごいんだね。(=◇=;)
↑
見渡せば、ミツバツツジがそこかしこで咲き誇り、
足元には薄紫のスミレやら黄色い小さい花やらが可憐に咲いており。
あぁ、山はいいなぁ♪:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
って、
1時間半ほど暢気にご機嫌に歩いていると、
山道は、熊笹に迫られて細く険しくなってきた。
↓
山の斜面はほとんど熊笹に覆われていた。
↓
“熊笹は熊が近づいてきても音がしない”……って本当?
つづら折になっているので、
それでもなんとか登れたが、
熊笹などの草草が、我々の背丈ほどにも茂って、
草の壁ができている道は、
先が見えず。
↓
ラスト30分がしんどかった!(ノ◇≦。)
次の一歩を持ち上げるのが辛い。
止まって座り込みたくなったが、
みなさん、黙々と一歩一歩登っていく。
ひとり遅れるわけにいかず、
グギギギギ……と心の中で歯を食いしばって登った。
そして、登り始めて約2時間半ほどで、
頂上に着いたのであった。≧(´▽`)≦
↑
浅間隠し山の頂上に上れば、浅間が見える
……はずだったのだが、
浅間隠し雲が出ていて、
あまりはっきりとは見えなかったのであった。
しかし、頂上は360度のパノラマ!
お天気がよければさぞ眺めがよいはず。
↓
帰りは、麓の温泉「美人の湯」で
ひとっ風呂浴びる。
↓
気持ちよし!(=⌒▽⌒=)
温泉、最高―!
しかし、温泉に入るためには、
タオルやら着替えやらを持参するわけで、
自動車があればこそできた登山だったことよ。
靴の替えまで用意した。
荷物を増やしたくないから、
登山靴のままでよくないか?
聞くと、
「さんざん登山靴に締め付けられた足は、
ひとたび解き放たれて温泉でくつろいだ後は、
もう登山靴を履くのはイヤイヤって言うんです」
と。
ベテランさんでも登山靴は結構しんどいのね。( ̄_ ̄ i)
山ガールデビュー。
低山といえども、
しんどかった!
よくぞ登ったぞ、私!
しかし、同行のみなさんはどこ吹く風。
こんなのは優しすぎて物足りない……って顔してらっしゃる。Σ(・ω・ノ)ノ!
で、聞いてみた。
この山、難易度で行くと、いくつくらいですか?
一番ハードだった山を10とすると……?ヽ(;´ω`)ノ
八海山が今までの中で一番ハードだった!という同行の人は答えた。
「八海山が10とすると、
この浅間隠し山は1。
……いや、1もない。
0.5ですねー。」
なんですとっ…………!Σ(~∀~||;)
1も行ってないんかぃ!?
こんなに足が重たくてしんどかったのに……?
この20倍は難しい
八海山……畏るべし!!!(((゜д゜;)))
3 初心者の山準備
同行の方に、
「山菜は実際、そんなに採っている時間はないんじゃないかな~。(あまり余所見しないでひたすら登るから。)」
「写真も撮っていられないんじゃないかな。(あまり余所見しないでひたすら登るから。)」
ってなことも、こそっと聞いていた。
「登山よ」、
「杖もあった方が楽よー!」
「(山用の)レインコートは絶対必要ね」
と聞くに至っては、
これはもう、“山ガールデビュー”するしかない! と意を決し、
山ガールに相応しい格好や小道具を調えに走ったのであった。
登山に使えそうなものは、登山靴1足しか持っていなかった。
杖やら山で使う食器やら、レインウェアやら、登山に適した服やらを探すだけでも私にはおおごとであった。
アドバイスを受けたり、本やらネットやらで調べても、
“服装は長袖の普段着でいい”ということなのだが、
結局登山用の服が断然快適だと聞くと、
ついそちらの方がいいだろうと思う。
どこまで揃えたらいいのか、
どのメーカーのものがよいのか……。
迷う。
山の天候は変わりやすい。
万が一のことを考えると、いざという時実力を発揮する高品質なよいものがやはりよいと思われ、
あれこれ検討して、
結局は登山用品専門店モンベルへ駆け込んだのであった。( ´艸`)
必要最小限に留めたのだが、
なんだかんだまとめて買ったら、びっくるするほど高額になった……。
これはもう、登山を続けなければ……。
1回こっきりで足は抜けないわ……。