「夫婦世界旅行―妻編」は中断中。
3月末に訪れた京都の旅行話です。
2009年桜旅行⑧トロッコ駅の「熱帯イメージ」
京都に着いたその朝は、ホテルによる「桜情報」では、
醍醐寺が5分咲き、それ以外の多くは2分咲きという感じだった。
しかし、山科は確かに2分咲きくらいだったが、午後から汗ばむほどの暖かさで、醍醐寺の桜も7分~満開状態に咲いてくれた。
この調子で「2分咲き」状態らしい嵐山も咲いてくれているといいな……と願ったが、天気予報通り、翌日は朝から冷たい雨模様。
2日目のメニューは、嵯峨野嵐山を中心に、トロッコ列車(母所望)、清凉寺(姉所望)、化野念仏寺(私所望)。
とりあえず、嵯峨野嵐山を目指す。
トロッコにはJR嵯峨野嵐山駅で乗り代えるのだということしかわかってなかった。(^^ゞ
京都駅からJR嵯峨野線に乗って、嵯峨野嵐山駅で降りる。
さて、駅を出ると、駅前に展示されている黒々とした昔風の列車に目を奪われ、さらに「人力車はいかがですかぁ?」と、元気よく声を掛けてくる若いお兄さんたちに目を奪われ、そして、なんの迷いもなさそうにぞろぞろと歩いていく人々に釣られ、駅を出てまっすぐに歩いていってしまった。(オオマチガイ!)
(今思うと、母と姉が嵯峨野嵐山駅のトイレで用を足したので、“本筋の人の流れ=トロッコを目指す組”に後れを取ったのだ。)
歩けども、トロッコ駅らしきものは、なかなか現れない。
人々の行く先にトロッコ駅があると思いきや、“ぞろぞろ組”は天龍寺を目指しているのであった。
慌てて嵯峨野嵐山駅まで引き返したら、JR嵯峨野嵐山駅のすぐ隣、展示列車のもっと手前に、ど~ん!とトロッコの嵯峨駅があった。タハハ~。Σ(~∀~||;)
教訓:トロッコ嵯峨駅は、JR嵯峨野嵐山駅を降りて、すぐ右!!
(こんな教訓が必要な人間は少ないとは思うが……。(/ω\))
↓
暢気に道を間違えている間に、トロッコは発車してしまっていて、次の列車は40分ほど後だった。
トロッコ列車の発車時刻は、JRの列車が到着したら、迷わず乗り換えるように設定されているらしい?
1時間に1本なので、逃すとたっぷり待たなくてはならない。
母はずどんと改札口脇のベンチに腰を下ろし、待ち始めた。40分だろうが、何時間だろうが、座っていればいくらでも待ちそうだ。そんなに座っているとお地蔵様になっちゃうぞ?ってくらい、ひょいとも動かない。
私はうろうろ駅を散策。
すると、トロッコ駅には大きな待合所が隣接していた。
広い待合室で、軽く飲食できるようになっているし、土産物なども色々取り揃えてあった。(≡^∇^≡)
そして、さらに奥に、なにやら不釣合いな花園が。
↓
あらあら、きれいねぇ~と引き寄せられると、
なぜか「スズメバチの巣」が!
↓
なぜにここにスズメバチの巣? と首を傾げながらも、
その大きさに感心して見入る。
奥は熱帯のジャングルっぽい雰囲気があるよなないよな、なにやら、ある。
踏み入ると、いきなり萱葺き屋根の模型。∑(-x-;)
↓
「美山の萱葺き屋根」だそうだ。
ほ…、ほほぅ……。
なるほど萱葺き屋根だ。
が、
なぜに、ここに萱葺き屋根?
腑に落ちないまま更に奥へ進むと、
今度は榕樹らしき木の前に、これまた不似合いなヨーロッパ調の女神像?Σ(・ω・ノ)ノ!
↓
一体ここは何なんだ?
と訳の分からなさに腹立たしくなってきた頃、(-""-;)
立て札はのたまう。Σ(~∀~||;)
↓
「熱帯花園Nettaikaen
鮮やかな熱帯植物の生い茂る自生地の景観を
イメージしました。」
……!?( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
「熱帯植物の生い茂る自生地の景観」?
嘘をつくな、嘘をっっ!(=`(∞)´=)
と看板に毒づくが、
「あくまでも、イメージですから~」と看板が笑っている気がした。(-""-;)
胡蝶蘭などの数株植えられた蘭の花は確かに美しいけれど、
「熱帯」じゃないし!
花壇や砂地が透けて見えるし!
他の木々は枯れ枯れだし!
石膏の洋風女神像と「熱帯」って結びつかないし!
まして京都の萱葺き屋根と「熱帯」も結びつかないし!
つまり、全然熱帯じゃないっ!о(ж>▽<)y ☆
この花園を作った方の「熱帯」って、一体……?
隅から隅までずずずい~っと出鱈目な花園だが、これを作り維持するだけでも、結構な費用が掛かっているだろう。一体誰が、誰の責任で、どんなお金で、こんなものを作ったのだろう……。
そら寒くなって、とっとと帰ろうと歩を早めると、
出た~! ゴリラ?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
↓
ぺひゃんこのゴリラ!
熱帯ゴリラのイメージなのか?o(TωT )
女神も萱葺き屋根もスズメバチの巣もある「熱帯」らしいから、もう何が出てこようが驚かないつもりだったが、やっぱり驚いた。
このゴリラ、ぺひゃんこのぺろんぺろんなのだ!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
体に厚みを持たせてゴリラ姿を作り出しているのではなく、
いかにも「着ぐるみ」の脱皮状態。
ゴリラの皮が杭に引っかかってるって感じ。
これは、怖い……。
おそるべし、トロッコ嵯峨駅の待合所奥の熱帯花園!
つづく
3月末に訪れた京都の旅行話です。
2009年桜旅行⑧トロッコ駅の「熱帯イメージ」
京都に着いたその朝は、ホテルによる「桜情報」では、
醍醐寺が5分咲き、それ以外の多くは2分咲きという感じだった。
しかし、山科は確かに2分咲きくらいだったが、午後から汗ばむほどの暖かさで、醍醐寺の桜も7分~満開状態に咲いてくれた。
この調子で「2分咲き」状態らしい嵐山も咲いてくれているといいな……と願ったが、天気予報通り、翌日は朝から冷たい雨模様。
2日目のメニューは、嵯峨野嵐山を中心に、トロッコ列車(母所望)、清凉寺(姉所望)、化野念仏寺(私所望)。
とりあえず、嵯峨野嵐山を目指す。
トロッコにはJR嵯峨野嵐山駅で乗り代えるのだということしかわかってなかった。(^^ゞ
京都駅からJR嵯峨野線に乗って、嵯峨野嵐山駅で降りる。
さて、駅を出ると、駅前に展示されている黒々とした昔風の列車に目を奪われ、さらに「人力車はいかがですかぁ?」と、元気よく声を掛けてくる若いお兄さんたちに目を奪われ、そして、なんの迷いもなさそうにぞろぞろと歩いていく人々に釣られ、駅を出てまっすぐに歩いていってしまった。(オオマチガイ!)
(今思うと、母と姉が嵯峨野嵐山駅のトイレで用を足したので、“本筋の人の流れ=トロッコを目指す組”に後れを取ったのだ。)
歩けども、トロッコ駅らしきものは、なかなか現れない。
人々の行く先にトロッコ駅があると思いきや、“ぞろぞろ組”は天龍寺を目指しているのであった。
慌てて嵯峨野嵐山駅まで引き返したら、JR嵯峨野嵐山駅のすぐ隣、展示列車のもっと手前に、ど~ん!とトロッコの嵯峨駅があった。タハハ~。Σ(~∀~||;)
教訓:トロッコ嵯峨駅は、JR嵯峨野嵐山駅を降りて、すぐ右!!
(こんな教訓が必要な人間は少ないとは思うが……。(/ω\))
↓
暢気に道を間違えている間に、トロッコは発車してしまっていて、次の列車は40分ほど後だった。
トロッコ列車の発車時刻は、JRの列車が到着したら、迷わず乗り換えるように設定されているらしい?
1時間に1本なので、逃すとたっぷり待たなくてはならない。
母はずどんと改札口脇のベンチに腰を下ろし、待ち始めた。40分だろうが、何時間だろうが、座っていればいくらでも待ちそうだ。そんなに座っているとお地蔵様になっちゃうぞ?ってくらい、ひょいとも動かない。
私はうろうろ駅を散策。
すると、トロッコ駅には大きな待合所が隣接していた。
広い待合室で、軽く飲食できるようになっているし、土産物なども色々取り揃えてあった。(≡^∇^≡)
そして、さらに奥に、なにやら不釣合いな花園が。
↓
あらあら、きれいねぇ~と引き寄せられると、
なぜか「スズメバチの巣」が!
↓
なぜにここにスズメバチの巣? と首を傾げながらも、
その大きさに感心して見入る。
奥は熱帯のジャングルっぽい雰囲気があるよなないよな、なにやら、ある。
踏み入ると、いきなり萱葺き屋根の模型。∑(-x-;)
↓
「美山の萱葺き屋根」だそうだ。
ほ…、ほほぅ……。
なるほど萱葺き屋根だ。
が、
なぜに、ここに萱葺き屋根?
腑に落ちないまま更に奥へ進むと、
今度は榕樹らしき木の前に、これまた不似合いなヨーロッパ調の女神像?Σ(・ω・ノ)ノ!
↓
一体ここは何なんだ?
と訳の分からなさに腹立たしくなってきた頃、(-""-;)
立て札はのたまう。Σ(~∀~||;)
↓
「熱帯花園Nettaikaen
鮮やかな熱帯植物の生い茂る自生地の景観を
イメージしました。」
……!?( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
「熱帯植物の生い茂る自生地の景観」?
嘘をつくな、嘘をっっ!(=`(∞)´=)
と看板に毒づくが、
「あくまでも、イメージですから~」と看板が笑っている気がした。(-""-;)
胡蝶蘭などの数株植えられた蘭の花は確かに美しいけれど、
「熱帯」じゃないし!
花壇や砂地が透けて見えるし!
他の木々は枯れ枯れだし!
石膏の洋風女神像と「熱帯」って結びつかないし!
まして京都の萱葺き屋根と「熱帯」も結びつかないし!
つまり、全然熱帯じゃないっ!о(ж>▽<)y ☆
この花園を作った方の「熱帯」って、一体……?
隅から隅までずずずい~っと出鱈目な花園だが、これを作り維持するだけでも、結構な費用が掛かっているだろう。一体誰が、誰の責任で、どんなお金で、こんなものを作ったのだろう……。
そら寒くなって、とっとと帰ろうと歩を早めると、
出た~! ゴリラ?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
↓
ぺひゃんこのゴリラ!
熱帯ゴリラのイメージなのか?o(TωT )
女神も萱葺き屋根もスズメバチの巣もある「熱帯」らしいから、もう何が出てこようが驚かないつもりだったが、やっぱり驚いた。
このゴリラ、ぺひゃんこのぺろんぺろんなのだ!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
体に厚みを持たせてゴリラ姿を作り出しているのではなく、
いかにも「着ぐるみ」の脱皮状態。
ゴリラの皮が杭に引っかかってるって感じ。
これは、怖い……。
おそるべし、トロッコ嵯峨駅の待合所奥の熱帯花園!
つづく