夫婦世界旅行―妻編」は只今中断中
3月末に訪れた京都はまだ桜の蕾が固かった。(><;)


2009年桜旅行③勧修寺(カジュウジ)-さざれ石


毘沙門堂でかなり時間をとってしまったので、次のお目当ての琵琶湖疏水の遊歩道の桜並木は飛ばし、南下して勧修寺(カジュウジ)へ。車

拝観料を払い、門を潜ると、いきなり背後から拡声器の声が、観光説明をまくし立て始めた。
振り返ると、門の上部に白い拡声器が。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

夫婦世界旅行-妻編-勧修寺の山門

古びた木に拡声器がそらぞらしく白い。ガーン
こうした門に取り付ける拡声器はせめて目立たないように茶色などにしたらどうなのだろうか?
っていうより、こういう拡声器による観光説明は不要だろう。( ・д・)/--=≡(((卍
毘沙門堂でお坊様自らの襖絵の説明を聞いた後だったので、拡声器の一方的なガナリ声はかなり興ざめであった。
何を言っているのかよく聞き取れないし、足を止めて聞き入る気にもならない。
拡声器で流す内容を印刷したパンフ1枚でも頂けた方が、こちらは嬉しいぞ。べーっだ!


勧修寺(カジュウジ)は、醍醐天皇が母(胤子)の供養のために、900年に創建したもの。本
……ってなガイドブックの説明を声に出して読んでいると、母は案の定、
「あら、素晴らしいことっ! あんたたちも親孝行しなさいよっ!ブタネコ」と来る。


「しとろうが……。ババァ」ガーン
心の中で毒づき、ぎりぎりと歯軋りしてしまう。

我が母は常に何かしてもらうことばかり求め、何かしてもらえないことを恨みひがみ、してもらえば当然と思っている。ドクロ
そのくせ自分は誰かになにかしてあげようという姿勢がほとんどない。
(ご本人はしているつもりなのかもしれないが。)

しかし、そんな人間になりたくないので、私はかなり必死に親孝行している(方だと思う)。パンチ!
が、母にはそうは受け取れていないのだから、せいぜい頑張って、親孝行されているという気持ちになってもらえるようにしようじゃないか……。しょぼん
修行が足りん、修行が足りん……。(-"-;A
心の中で己を鎮めつつ、歩く。あし


と、目についた看板。
さざれ石です 八千代の感触をどうぞ」と。
みると、台の上に「さざれ石」なる石が置かれていた。Σ(・ω・ノ)ノ!

夫婦世界旅行-妻編-さざれ石(細石)



八千代の感触」ってんだから、
君が代の歌詞にある「さざれ石」だよね。
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで♪」音譜


「さざれ石」とは、石の名前(種類)だったのか!? と、びっくり!!( ̄□ ̄;)
私は「さざれる」という動詞かな~などと思っていた。
「大谷石」「御影石」などと同様、石の名称だったとは!


とりあえず触ってみた。パー
肌合いは滑らか。
ひんやりと気持ちのいい石ではあった。
これが「八千代の感触」か?
よくわからん……。(^^ゞ




後日、調べてみた。サーチ
参照:
ウィキペディア「細石」

さざれ石解説



つまり、さざれ石とは、
小さな細かい石が、長い時をかけ雨風に溶け固まり大きく成長した石、天然のコンクリート?みたいな石らしい。
一番大きな塊で10kgの米袋くらいの大きさ。
これだけの大きさの1つの石になるまでに、どれほどの時がかけられているのか……。時計


小さな石が溶け合い固まりあいしてできた石。汗
その「時」の肌合いを、もっと心して味わってくればよかった……と、チョット悔やまれる。あせる


しかし、
岐阜県・滋賀県の境の伊吹山が主要産地」というさざれ石が、なぜに京都の山科の勧修寺に?はてなマーク


                  つづく