上毛高原(ジョウモウコウゲン)旅行5
芸術ダイスキ宿



泊まった宿の大浴場に山下清のタイル画があることは、私にとって実に新鮮なことであったが、(≡^∇^≡)
山下清がしばしば滞在したらしいこの宿は、昔から芸術に理解があったのだろうことは想像にかたくない。ラブラブ

館内には山下清の作品に限らず、その他にも立派な書画、彫刻などがずらりと展示されていた。Σ(・ω・ノ)ノ!


芸術品1


芸術品2

芸術品3

芸術品4

芸術品5

芸術品6

芸術品7



芸術品?8

埴輪は芸術作品なのかどうかわからないが、大浴場の名前にさえなっているので、どうもこの宿は埴輪に対する思いいれが大きいようだ。( ´艸`)


金の石

宿の外側にある「金の石」。

「昭和九年 大蔵大臣高橋是清さんが 地元の天沼の鉱山 徳川時代天領 奈女沢で 良質の金をとり この岩の丸い部分で うすくのばした石です。」サーチ
だって。

この石が以前からここにあったのか、ここに運び込まれたものか、よくわからない。┐( ̄ヘ ̄)┌
石に当時の金が張り付いているわけでもない。f^_^;
言われなければ、ただの岩の塊に見える。

しかし、この界隈で金が採れたりしたんだなぁと、軽い驚き。ベル
大蔵大臣自らが金をこの石に擦り付けて薄く延ばしたのだろうか? はてなマーク
昭和九年、戦争に突入しそうなキナ臭い時代だろうか。はてなマーク
当時、この地に大蔵大臣様が来たら、街をあげての大騒ぎだったかもね。
(我々が訪れているときは、丁度俳優の菅○ブンタさん(?)が泊まりに来ているということで、そのことを町中の人が知っていて、喜んでいるようだった。えっ


水車

説明の立て札はなかったけれど、由緒ありげな水車。キラキラ



部屋のベランダからの眺めもよかった。合格
窓の外はすぐに川だ。
谷川岳から流れ落ちてきているんだろうね。キラキラ

窓からの風景


サギのいる風景

白鷺やセキレイが時々飛び交っていた。ラブラブ!
川の向こう岸の方に
白鷺が何羽も集っていた。ラブラブ!
(これがめいっぱいのズーム。しょぼん

白鷺って、2羽ずつ飛ぶもんなんだろうか?ラブラブ
私が見ているときは、いつも2羽ペアになって飛んでいた。


人のいる風景

お! 今度はまた随分鮮やかで大きな鳥がノソノソと川の中を渡り出した!?ヾ(@^▽^@)ノ


と、思ったが、

よく見たら人間だった。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
蛍光色の作業着を着てみえる。
漁師ではなさそうだ。


川は人間の膝下ほどの深さらしく、それでも歩きにくそうに、流れに足を取られそうになりながら、数名の人々が川の中へ入って何かしていた。

午前中、川の水もさぞ冷たいだろうのに、何をしていたのだろう?
川の清掃?ひらめき電球

美しく澄んだ谷川の水は、日々こうした地元の人々の手入れによって辛うじて保たれているのかもしれない。




そういえば、尾瀬などの山登りをしたという我が友は、登山中、お湯が使えれば恩の字で、その際も石鹸やシャンプーなど使えないと言う。洗濯もしないという。山が汚れるからだそうだ。∑(-x-;)

我々が日々当たり前のように使っては下水に流しているシャンプー、リンス、コンディショナー、石鹸、洗剤、漂白剤、柔軟剤……etc.これらがどれだけ水を汚すことだろう。(((゜д゜;)))

昔、伊豆湯ヶ島のユースに泊まったときも、食器は灰で洗わねばならなかった。普通の洗剤では川を汚すから、と。グー

となれば、谷川岳の麓で、我々は豪華な温泉宿で、
シェイプアップ効果のある塩入りクリームだとか、育毛効果のあるリキッドだとか、古い角質化した肌や汚れを取るというピーリングジェルだとか、あれやこれや、とてもそのままでは自然に返ることがなさそうなものを湯水のごとく使い流して、ヽ((◎д◎ ))ゝ
それでいいわけない!爆弾


快適で愉快な温泉滞在が、どれほど谷川を汚しているのかと思うとぞっとする。((>д<))
それとも、各宿で浄化設備を有しているのだろうか?ひらめき電球
それとも……?


以前、タヒチ島のリゾートホテルに泊まったとき、そこはオーナーが日本人だということで、環境に充分配慮されており、ホテルからの排水をきっちり浄化して、タヒチの自然を汚さないようにしているという話だった。ベル(そのせいか、当時1泊6万円くらい(?)、滅茶苦茶高かった。)

日本では、排水浄化能力を誇っている宿など私は今のところ、聞いたことがない。ガーン
(酒蔵などは、排水に充分注意して浄化している所があるが。チョキ

浄化設備がいかに充実しているのか謳っていないことは、そのまま排水に無関心ということではないのだろうか……。むっ


世間はエコだ、エコだとかまびすしいが、
本当に自然環境、生態系のことについて考えるならば、
まず我々が出す下水について、もっときちんと知らなければならない……!パンチ!
と思った谷川であった。キラキラ


芸術を愛する心、自然を愛する心、旅を楽しむ心、快適な温泉ライフ。音譜
どれも素晴らしいが、ラブラブ

己が当たり前なこととして、世の流れにそのまま乗って考えなしにしでかしている下水排出行為が、一体どういうものなのか……、知らずして自然礼讃を唱えまい。あせる



                    つづく