今回の旅で一番楽しみにしていた中尊寺の参道入り口。
私はこの後、過酷な山道が続くだろうことをこの時は
予測していなかったのである。
自慢にもなんにもならないけど、私はマトリョーシカ体型なので
日頃から普通体型の人よりも10㎏入りの米袋を少なくとも
一つ以上は体内に収めているので、山道にはめっぽう弱い。
真ん中は舗装されているけど、端は土のままで歩きづらいけど、
ひーひー言いながらも参道を登っていく私。
しかも、スニーカーじゃなくて、ちょっとオサレなウォーキングパンプスだ。
途中にあった見晴らし台。
山だよなぁ・・・っと再認識しつつ、さらに上へと登っていく。
しかし、情けないことに軟な私の足には踵にマメができてしまい・・・
パンプス用の超短いソックスだったのだけど、途中の土産物屋さんで
わんこそばキティのソックスを購入し、その場で履き替えさせていただいた。
「お客様で、今日は3人目ですよー。」なんて言われたw
この参道、「月見坂」なんていう綺麗な名前がついているが、
なかなか難敵だったf^_^;
金色堂、本堂に至るまでの道のりには、小さな寺院が点在している。
一つ一つお参りしながら、やっと平らなところに出たと思ったら、
管理所みたいな場所に小さな消防車を発見!
ここの中にあの有名な金色堂があるのだ。
この中には、藤原清衡公、藤原基衡公、藤原秀衡公のご遺体と
藤原泰衡公の首が納められている。
私はその話を知った時に、ここに来る時はお墓参りをするような
気持ちで訪れようと思っていた。
かつて、戦で妻と子を失った清衡公が平安な地にしたいという
強い思いからこの地に平安京に次ぐ大きな都を築き、100年に
渡り安定した時を経てきた。
東日本大震災から3年、私は被災地の復興を祈願してきた。
寺院内は、撮影禁止なので画像はないが当時の職人のこだわりが
感じられるような細部にまで気を使う素晴らしい装飾の数々を
見ることができてよかった。
中尊寺を訪れる人にアドバイスするとしたら、履きなれた靴、
もしくはスニーカーで!ということかなぁ(;^_^A
間違っても、ヒールや厚底靴やパンプスなんかで行かないほうがいい。
中尊寺の参道入り口の近くにあるバス停の横に武蔵坊弁慶の
お墓がひっそりとある。
体を表すような大きな碑の近くに紫陽花の花が寄り添うように
優しく咲いていた。
ちなみに、中尊寺参道途中に弁慶堂なるものがあり、義経を模した像と
その横に義経を守るように大きな弁慶を模した像が並んでいた。
弁慶堂の上り口の階段近くに、顔を入れると弁慶になれるパネルがあり、
子どもたちがわいわいしながら写真を撮っていたのが微笑ましかった。
中尊寺内に佇む祠。
木の根っこが階段みたいになっているのが不思議。
ちょっと、上まで行く勇気がなかったから下で手を合わせた。