今回は二泊三日の行程で岩手周辺を旅してきた。
いろいろ書きたいことはあるのだけど、まずは二日目に
行ってきた陸前高田のことを書きたいと思う。
いろいろ写真は撮ってきたけど、比較的ストレスの少ないだろう
写真をチョイスしてみた。
これが2013年8月12日の陸前高田のとある町の様子。
元道の駅は津波が襲った後のままで残されているのだけど、
それはそこで何があったのかを一目見ればわかるように
あえて残しているようだった。
元道の駅の駐車場の中に共同慰霊所が設置されていた。
道半ばでさまざまな思いを残して逝ってしまった人々のご冥福を
心から祈りつつ、生きている、生かされていることに改めて感謝しつつ、
復興支援を継続的にしていかないといけないと強く思った。
元道の駅の悲惨な状況を垣間見たとき、足が震えた。
写真を載せようかどうか迷ったけど、ショックを受ける人もいると
思うので言葉だけ伝えてみた。
陸前高田周辺の海は青くとても綺麗で穏やかだった。
元々は風光明媚な街だったことがよくわかる。
テレビや新聞やネットで画像を見るのとは違う生々しいリアル。
3年を経て、マスコミに採りあげられることも少なくなった。
町が丸ごとなくなってしまったままで時間が止まっている。
離れていても出来る支援はある。
日本全体で傷ついている全ての被災地の人々を皆で支えていきけるように
募金なり、ボランティアなり、がんばって再生しようと頑張っている
企業の品を買うなどして応援していきたい。
陸前高田に来たのだから、食事を含めてお土産なども
地元で買おうとお店を探すがお店がない。
ようやく仮設の物産物を扱う店を発見。
濃縮タイプのふかひれのスープとマスカットサイダーを購入。
ところが食堂が見つからない。
もちろん、コンビニもない。
少し山の方に車を走らせてみると、「食堂かもん」という看板を見つけた。
ここより500メートル先という案内どおりに行くものの全くない。
看板まで戻って、もう一つの分かれ道のほうに進むこと約1キロ強。
山の中腹にちょこんと食堂があった。
営業中という看板があったので入ってみると大繁盛。
お盆休みということもあり、老若男女のお客でにぎわっていて、
働くおばさま達の顔も生き生きしててうれしくなった。
天ざるを注文。
天ぷらサクサク、そばもしこしこしててうまい!
なんと、食後にホットコーヒーのサービスもあった。
元々はもっと下の方にお店があり、お寿司屋さん「家紋」という名で
営業していたようだけど、今はそば、うどんがメイン。
陸前高田で食べもの屋さんが見つからない!という時はここがおススメ。
食堂 かもん
陸前高田市高田町字太田71-7
営業時間 | 11:30~14:30 |
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不定休
0192-55-4007
奇跡の一本松がある海の近くの土地は地震の影響で地盤沈下して
いるらしく、行政の方からなかなか建て替えの許可が下りないらしい。
山を切り崩しながらの住宅地の造成が行われていたけど、もう少し
早く町が復興できないものか、復興費として計上された国のお金は
ちゃんと使われているのだろうかと思ったりもする。