鉄道マニア必見!中国の新幹線「高铁」。 | 元U-20ホンジュラス代表GKコーチ・山野陽嗣の「世界一危険な国での挑戦」

鉄道マニア必見!中国の新幹線「高铁」。

高鉄2015年5月①



 【中国から帰国しました】でも書きましたが、中国出張の際、中国国内での移動手段は飛行機の予定だったのですが、大変な悪天候により飛行機がストップしたため、急遽、陸路移動に切り替えざるを得ませんでした。目的地までは遠く、しかも商談まで時間がない事から、「中国の新幹線」と呼ばれる「高铁」(高鉄)を利用しました。高鉄に乗ったのは、初めてです。



※上海の
「上海虹桥」駅。上海には「上海駅」「上海北駅」「上海南駅」とたくさん駅があるようですが、高鉄はこの「上海虹桥」からしか乗れないらしいので、行かれる方はご注意を。あと、中国の駅は中に入る前に空港みたいな荷物検査があります。これが結構、人が多く並ぶので、出発時刻の1時間前には駅入りしておいた方が良いです。

上海虹桥2015年月




※高鉄のチケット。向かって左のチケットが「上海虹桥⇒长沙南」で、「二等」席で日本円で約9340円。所要時間は約7時間半。右のチケットが「
长沙南⇒广州南」で、二等よりも高級な「一等」席で約1万80円。所要時間は約2時間半。上海から広州まで合計約1万9420円(片道)、合計所要時間約10時間でした。一等席でなければもっと安い値段で行けましたが(この時は一等席しか空席がなかった)、日本より物価が安い中国にしてはなかなかな値段がします。今の円と中国元のレートも多分に影響していますね。今は中国に行く日本人にとってはちょっとレート(金銭)的に厳しい時期です。

高鉄チケット2015年6月




※こちらが「二等席」です。

高鉄二等席2015年6月




※二等席から。

二等席から2015年5月




※こちらは二等席よりも高級な一等席です。椅子が大きくてやはり二等席より乗り心地は良いです。あとこれは二等席もですが、上の荷物棚に結構、大きな荷物が置けるんですよね。そこに入りきらない大きさの荷物は出入口付近に置く場所があります。中国なので自分の目が届かない出入口に置いて盗まれないか心配でしたが、何事もなく荷物は無事でした。

一等席2015年5月




※ちょっと分かり難いですが、左の方にこちら側向きになっているお客が居ますよね?そう。この座席は回転して向かい合わせにできるのです(日本の新幹線も確かできますよね?)。彼らは席を向かい合わせにして友達とトランプして遊んでいました。友達と乗れば楽しい旅ができますよ。


一等席②2015年5月




※一等席から。一等席と二等席の違いは、座席もそうなのですが、一等席ではお菓子とジュースのセットを無料でもらえるサービスもあるところなどです(二等席にはない)。

一等席から2015年5月




※このように車内販売もありますよ~。


高鉄車内販売①2015年5月


高鉄車内販売②2015年5月




※餃子。日本円で約300円。なかなか美味しかったです。


高鉄車内販売④2015年5月




※このように食料だけを売っている車両もあります。帰りの高鉄では、電子レンジが壊れていて「弁当を温めるのに30分かかる。温め終わったら席にもっていく」と言われ、本当にもってきてくれるか心配でしたが、ちゃんと30分後くらいに席に弁当をもってきてくれました。

高鉄車内販売③2015年5月




※こちらが上記の弁当です。日本円で300円くらい。味はなかなか美味しかったのですが、おかずが少なかった(特に肉!)のが残念でした。1000円以上の価格でゴージャスな弁当もありますよ!


弁当2015年5月




※車両と車両の間の通路。トイレがある通路とない通路があります。そしてお湯が出る機械があるので、お茶が飲みたい人、カップラーメンが食べたい人などには便利です。

高鉄通路2015年5月




※ここまでの写真を見てお気付きな方もいるかと思いますが、日本の新幹線と造りが凄く似ていますよね。確か日本が技術協力してこの高鉄が造られたんだったはず(詳しく分かる方、教えて下さい)。乗り心地は良く、衛生面も割と綺麗で、長距離移動でも昔の中国のように疲れなくて済むのは助かります。また人が大量に押し寄せる中国でもチケットさえもっていれば落ち着いて席に座れるので、他の陸路の乗り物よりも気持ちが楽ですね。あと、中国人によくあるルール違反をする変なお客も高鉄にはいませんでした。高鉄がそうなのか、前回ブログに書いたように中国人全体のモラルが向上してきたのか?高鉄で快適な移動ができました!


高鉄2015年5月②




※高鉄から見える景色。

高鉄から見える景色二〇一五年月




※広州南駅の高鉄乗り場です。チケットの「检查口」という欄に「B12」と書いてあれば、このようにB12で待ちます。写真の「车次 G441」というのは自分が乗る高鉄の番号で、それもチケットに書いてあるので確認します。

広州南駅2015年5月②




※広州南駅。中国語(の簡体字)で広は「广」、駅は「站」と書きます。ちなみに愛は「心」を省略して「爱」と書くため「『心』がない愛なんて愛じゃない!邪道だ!」という声もあるようです。あと豆知識ですが、広州南駅に到着後、付近に一泊して次の日にまたここから出発の方は、この駅内にある案内所が斡旋してくれるホテルが良いです。大体、一泊4000円前後。それより安いホテルも自力で探せばありますが、移動でタクシーを利用してたら結局、ホテル代と合わせて4000円以上かかります。その点、この案内所が斡旋してくれるホテルは、ホテル-広州南駅の無料送迎込みで一泊4000円前後。ホテルや移動手段を探す手間も省けるし、斡旋してくれるホテルはなかなか良いので安心です。斡旋を頼むと、案内所の人に駅裏の暗い場所に連れて行かれるので最初は「何じゃ?大丈夫か?」と心配になりますが、そこから無料送迎車に乗ってホテルに移動します。

広州南駅2015年5月①



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