ホンジュラス大統領官邸に招待され、大統領(当時)と対面しました。
実はこれは、すでに2カ月以上前の話なのですが…。
この記事を書いて良いのかどうかずっと迷っていました。何せ当時のホンジュラスは「軍事クーデター」が勃発し、非常に不安定かつ危険な情勢が続いていました。そんな状況下で、何とその「軍事クーデター」を起こした首謀者とされ、日本メディアでも頻繁に取り上げられていたのはもちろん、他国の大統領や国連などもこの問題を糾弾し、一躍その名を全世界に轟かせた「Roberto Micheletti(ロベルト・ミチェレッティ)」大統領(当時)と大統領官邸で対面したのですから…。
※まずは下の動画を見て、この「軍事クーデター」の状況を把握してもらいたいと思います。この動画を見れば、なぜ僕がこの記事を書くのを躊躇していたかがよく理解していただけると同時に、ホンジュラスという国が置かれた現状が少しは伝わるかと思います。
それでも最近はこの「軍事クーデター」が一段落した感があるので、「そろそろ良いかな」と思い、今回、ブログに「ホンジュラス大統領官邸に招待され、大統領(当時)と対面してきた」出来事について書く事を決断しました。
今年1月。冬のオフを利用して、およそ3年ぶりにホンジュラスへと行ってきました。そこで2008年に北京五輪で知り合ったホンジュラスの政治家「万里男」と再会を果たします。
※これは5年前の「万里男」の議員ポスターです(あえて彼の名前はここでは伏せさせていただきます)。「なぜヒゲを剃ったのか?」と聞くと、ただ単に「老けて見えるから」だそうです。
そして、久々に再会したこの「万里男」が、とんでもない事を言い始めたのです。
「一緒に、『CASA PRESIDENCIAL(カサ・プレシデンシアル)』に行こう」
『CASA』=『家』。
『PRESIDENCIAL』=『大統領の』
つまり…。
「一緒に、『大統領官邸』に行こう」
…と誘ってきたのです!!!!!!!!!!
『CASA PRESIDENCIAL』とはアメリカで言うところの『ホワイトハウス』。自分とホンジュラスの間には『縁』があるとは思っていましたが、まさか大統領官邸に行くようなチャンスがくるとまでは想像だにしてなかったので、ビックリし過ぎて言葉が出ませんでした。しかも、大統領官邸で昼食をごちそうしてくれ、その後、何と大統領と直に対面させてくれると言う!!
この時の「大統領」というのが…上記した「ロベルト・ミチェレッティ」だったのです!!
※『CASA PRESIDENCIAL』(大統領官邸)の前に到着。一体これから何が起こるのか!?
<つづく>