驚愕!南アフリカW杯 北中米カリブ海地区 3次予選 第4戦<ホンジュラスVSカナダ>
1位:メキシコ(3勝)「勝ち点9」
2位:ホンジュラス(2勝1敗)「勝ち点6」
3位:カナダ(2敗1分)「勝ち点1」
4位:ジャマイカ(2敗1分)「勝ち点1」
「3次予選」、3試合を終えての「死の組」順位表です。残りはあと「3試合」…。この中で「上位2位以内」に入れば、「最終予選」進出決定です。
「第4戦」はホームで「カナダ」と戦います。現在「2連勝」中…。ここで「3連勝」して、一気に「勝ち点」を伸ばしたいところですが…。
何と、これまでほとんど全ての得点にからむ大車輪の活躍をしてきた「絶対エース」ダビド・スアソ が所属先のベンフィカで怪我をしてしまい、この試合&次のジャマイカ戦に出場できなくなってしまいました…。
<南アW杯予選、ダビド・スアソの活躍>
○ プエルトリコ戦「4-0」(ホーム) … 2ゴール
△ プエルトリコ戦「2-2」(アウェイ) … 1ゴール&1アシスト
● メキシコ戦「1-2」(アウェイ) … ファール誘発しFK獲得→レオンが決める
○ カナダ戦「2-1」(アウェイ) … 2アシスト
○ ジャマイカ戦「2-0」(ホーム) … アシストのアシスト&ファール誘発しPK獲得
ホンジュラスがこれまで予選であげた「全11ゴール」中、「9ゴール」にからむ驚異的活躍!!
しかし、そのスアソが怪我で離脱…。
ホンジュラス、大ピンチ!!!!!
さらに「わがままレオン」が抜けた穴を見事に埋めたラモン・ヌニェス(オリンピア所属※ホンジュラス)までも、怪我で出場が微妙な状況…。
大丈夫か、ホンジュラス!?
こうして、大きな大きな不安を抱えたまま「3次予選 第4戦」…「カナダ戦」を迎える事となりました…。
まず、怪我で離脱した「絶対エース」ダビド・スアソの代役に大抜擢されたのは、中国リーグで活躍中のワルテル・マルティネス(北京国安所属)…。
ちなみに我がアミーゴ…エミール・マルティネス (上海申花所属)ではありません…。エミールの能力に疑いの余地は無いのですが、いかんせん性格が少し「自由奔放でハチャメチャ」な面があり、規律を最も重んじるコロンビア人監督ルエダの信頼を、今一つかみきれておらず、今回は召集なし…。エミールはサッカーに対しては本当に真剣で、良いヤツなだけに、実にもったいないです…。
…で、もう1人、怪我で出場が危ぶまれていた「救世主」ラモン・ヌニェスですが、こちらは「強行出場」を決断…。
さあ、大事な大事な「カナダ戦」、今、キックオフです!!!
まずは、前半…。
先制点を奪ったのは…
ホンジュラス!!!!!
決めたのは何と、「ダビド・スアソの代役」、ワルテル・マルティネス!!!
「レオンの代役」として「2試合3ゴール」をあげてチームを救ったラモン・ヌニェス同様、またしても「代役」の選手がゴールを決めるという、「ありえない!」展開!!監督の采配もドンピシャ!!すっげぇー!!
しかも、このワルテル・マルティネスのゴールは、ただのゴールじゃなかった…。
自陣からホンジュラスGKが味方DFにパスを出したところから始まり、ゴールが決まるまでの一連の流れ…パス回し…「19タッチ」の中で、ただの1度もカナダにボールを触らせる事なく、最後はキャプテン、アマド・ゲバラ(トロントFC所属※アメリカMLS)が絶妙なスルーパスで密集地帯を破ると→パスを受けたウィルソン・パラシオス(ウィガン所属)が「くにゃくにゃドリブル」でカナダDFをブッこ抜き→そのまま、右足アウトサイドキックで絶妙なセンタリングを上げ→待ち構えたワルテル・マルティネスが「カンフーキック」でダイレクトボレー!!!
もう、メチャクチャもエエとこ!!(笑)パス、トラップ、ドリブル、センタリング、そしてフィニッシュ…全てが高い個人技に裏打ちされた、「見ていて楽しいホンジュラスサッカー」を象徴するファインゴール!!
…ワルテル・マルティネスはさすが中国でプレーしてるだけあり、見事な「カンフーキックボレー」でした(笑)。
これぞ「ホンジュラスサッカーの魅力」が凝縮されたハチャメチャゴールです!!(残念ながら下の<動画>では、「19タッチ」が一部カットされてます…)
この先制点で勢いがさらに加速するはずだったホンジュラスなのですが、「負けたら予選敗退」が決まってしまうカナダも必死の抵抗を見せます。
そして、何とカナダに同点ゴールを許してしまう…。
「1-1」…。
「ホーム」で引き分けは、負けに等しい…。何としても勝ちたい…。頼む、ゴールを決めてくれホンジュラス…。
迎えた、後半…。
中央でボールを受けたカルロス・コストリー(GKSベウハトゥフ所属※ポーランド)がドリブルを開始…。ゴールまでの距離はまだ「35m」はある…。
しかし…。
ええええええええええええええええええええええ!!!!!?????
そのまま打ったぁーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!!!!!
出たぁー!!驚異の「35m」、「全盛期のドラゴン桜…いや、ドラゴン久保もビックリ仰天」の超ウルトラロングシューーーーーーーーーーーーーーーーーーート!!
「2-1」、ホンジュラス勝ち越し!!!!!!
もう、このゴールに関しては、あれこれ説明は不要です。とにかく下の<動画>を見て下さい。「ありえない!がある!」ホンジュラス人だからこそできる説明不可能のスーパーゴール!!!!!な、何じゃこりゃあぁ!!!???
とんでもないゴールで、見事に勝ち越したホンジュラス…。
さあ、あとはこのゴールを守り抜けば、念願の「勝ち点3」ゲット…。
しかし、ホンジュラスは「守らない」。リスク承知でとことん攻める…。それが「ホンジュラスサッカー」の醍醐味…。
この日の「ホンジュラス祭り」はまだ終わってはいなかった…。
後半ロスタイム…。
右サイドでボールを受けたダニ・トゥルシオ(オリンピア所属)が「股抜き」ドリブルでカナダDFをかわし、中央へセンタリング…。ここへ飛び込んだのは…
ヘンドリー・トーマス!!!!!
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!
「3-1」、ホンジュラス駄目押し!!!!!
ヘンドリー・トーマス (オリンピア所属)は先の「北京五輪」でキャプテンを務めた「北京五輪経験者」です。ラモン・ヌニェス同様、「北京五輪での屈辱」をしっかりW杯予選で晴らす、素晴らしい活躍!!やっぱり北京五輪は無駄にはなっていなかった!!
それにしてもトーマスは「DF」の選手…。「ホームで『2-1』とリードしている後半ロスタイム」という状況で、あそこにDFの選手がいるなんて…。これも「超攻撃的サッカー」ホンジュラスを象徴するシーンです!!(「諸刃の剣」だけど、それが魅力)
そして、試合終了!!!!!
ホンジュラス「3-1」でカナダに快勝!!!!!
これで「3連勝」!!!!!
この日、ジャマイカを相手にアウェーで「0-1」と「予想外の敗北」を喫したメキシコと「勝ち点」で並びますが、「得失点差」で上回り…
1位:ホンジュラス(3勝1敗)「勝ち点9」
2位:メキシコ(3勝1敗)「勝ち点9」
3位:ジャマイカ(1勝2敗1分)「勝ち点4」
4位:カナダ(3敗1分)「勝ち点1」
…となりましたぁーーーーー!!!!!
キターーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
6試合で「14ゴール」を叩き出した、「驚異の攻撃サッカー」で、ついについに「死の組」首位の座に躍り出ました!!!!!(カナダは「予選敗退」決定…)
これまでのゴールシーン<動画>を全てご覧になって下さった方なら分かっていただけるかと思いますが、お世辞とか抜きで、ホンジュラスの「ゴール」に中途半端なゴールはめったにありません。全てが奇想天外な「ファインゴール」!!特にこの日の「カナダ戦」の「3ゴール」などは…いや~…何と言って良いのやら…これぞ「驚愕」の「スーパーゴール3連発」!!
さあ、「3次予選」も残すは「2試合」…。次の「ジャマイカ戦」で「引き分け以上」なら、ホンジュラスの「最終予選進出」が決定します!!
ついに、ここまできた!!
今のホンジュラスの「勢い」と「実力」なら、やれる!!!
しかし…。
これは「死の組」…。
この後、壮絶な展開となっていくのでした…。
つづく
(続きはすぐ、更新します!)
※<動画><ホンジュラスVSカナダ (南アW杯 3次予選 第4戦)>
(白がホンジュラス、赤がカナダ)