生きた「経験」。南アW杯 北中米カリブ海地区 3次予選 第2戦<カナダVSホンジュラス>
大事な大事な「南アW杯 3次予選」の「初戦」…。メキシコを相手にアウェーで壮絶な逆転負け(「1-2」)を喫したホンジュラス…。
「第2戦」は、これまたアウェーで、今度は「カナダ」と対戦します。南アW杯出場のためには、アウェーと言えども絶対に落とせない超重要な試合…。
しかし、ここまで獅子奮迅の活躍でチームを支え、不可欠な存在である「背番号10」…
フリオ・セサル・レオン(パルマ所属)が、「もうホンジュラス代表でプレーしたくない」と言って、突然、チームを去ってしまう「ありえない!」事態が勃発…。
早くも、「絶体絶命の大ピンチ」に陥りました。
ここで、突然、抜けたレオンの代わりに、急遽このポジションに大抜擢されたのが、「北京五輪」でも「背番号10」を背負ってプレーした、ラモン・ヌニェス(オリンピア所属) …。しかし、レオンと比べると、やはり小粒な感は否めない…。大丈夫かホンジュラス!?
さあ、「3次予選 第2戦」…「アウェー」で「カナダ」と対決です!!
まず前半…。
先制したのは…
カナダ…。
アウェーである上に、レオンを欠くホンジュラスが、先制ゴールをカナダに許す、最悪の
展開…。
さすがにホンジュラスも、これで終わりか…。
そして、後半…。
左サイドでボールを受けたダビド・スアソ(ベンフィカ所属)がゴール前にセンタリングを入れる…。
そこに走り込んだのは…
ラモン・ヌニェス!!!!!!!
ゴーーーーーーーーーール!!!!!!!!!!
「1-1」の同点!!!!!
チームを離脱したレオンに代わって急遽、大抜擢され、「背番号10」を任された「北京五輪経験者」であるラモン・ヌニェスの豪快なゴールで、ホンジュラス、同点に追いつきました!!
「アウェー」で引き分けは、悪くない結果…。
しかし…。
ホンジュラスの勢いは止まりまへんでしたぁ!!!!!
今度は右サイドで、またもやボールを受けたダビド・スアソがドリブルを開始し、中央にグランダーのクロスを入れる…。
そこに待ち構えていたのは…
またまた、ラモン・ヌニェス!!!!!
ゴーーーーーーーーーーーーール!!!!!!!!!!
ホンジュラス、「2-1」で逆転!!!!!!
グランダーのクロスを、ダイレクトで浮かさずしっかり抑えて放ったボールが、地を這いながらカナダゴールに突き刺さりました!!!
そして、このまま試合終了!!!!!
ホンジュラス「2-1」でカナダに逆転勝利!!!!!
キターーーーッ!!!!!
(ちなみに、もう1つの試合「メキシコVSジャマイカ」は「3-0」でメキシコ勝利)
戦前は、レオンが抜けて絶体絶命のピンチに陥り、苦しい試合が予想されたホンジュラスでしたが、その代わりに大抜擢された「北京五輪経験者」のラモン・ヌニェスの「神懸り的」な活躍(2ゴール)により、アウェーで難敵カナダを相手に、貴重な貴重な「勝ち点3」をゲット!!
あの、悔しい悔しい思いをした「北京五輪」での経験をしっかり生かしたラモン・ヌニェス…。2ゴールとも、非常に難易度の高いファインゴールでした。
「北京五輪」は、決して無駄にはなってなかったのです…。
近年、成長著しいカナダを相手に「アウェー」で大逆転勝利したホンジュラス…。しかも、
北京五輪での経験を通じて一回り成長したラモン・ヌニェスが、「わがままレオン」が抜けて
ピンチに陥ったチームを救う、神懸り的な活躍…。 「値千金」とは正にこの事です。
これでホンジュラスは、完全に勢いに乗りました!!!
続く「第3戦」…。
今度は「98年フランスW杯」で日本を破ったあの「ジャマイカ」との対戦です。
しかもジャマイカは、あの時の再現を狙い、当時の監督レネ・シモンエスを再び監督として招聘…。
元々ホンジュラスは、ジャマイカのように「スピード&パワー」でゴリ押ししてくる
タイプの相手があまり得意じゃありません。
さー、どうなる!?
つづく
(続きはすぐ、更新します!)
※<動画><カナダVSホンジュラス (南アW杯 3次予選 第2戦)>
(白がカナダ、青がホンジュラス)