先ほど、無事に帰国することが出来ました!
ほんとつい先ほどです!
今日という特別の日に間に合って良かったです!
だってだって、相方のえとう窓口さんによる『結婚報告』って今日ですもんね!!
付き合いとしては18年。
コンビとしては16年。
とんでもなく長い時間を共に過ごしております。
・・・と、この違和感ある年数の差をザッと説明しましょうね。
元々は別々のコンビで、先輩と後輩の関係だったんです。
今から18年前のこと。
大阪を拠点に活動してる時、同じ事務所に遅れて入ったのが僕の前のコンビ。江藤先輩は年齢が7つ違うので特に遊ぶこともなく、単なるお笑いライブのイベントで一緒だっただけの仲でした。
それに僕のコンビは、大阪での活動は1年程で終了し、東京へ上京しちゃいましたので、一緒に御飯を食べたのも大勢で数回ぐらいしかなかったんじゃないかな。
東京へ向かう夜行バスの停留所。僕を見送ろうと、当時仲良くしてくれた先輩達がわざわざ来てくれたりしました。
その先輩達と同期だったからか、何故か一緒に見送りに来てくれた江藤先輩。
そして、別に仲良くないのに泣いてもくれた江藤先輩。
優しい先輩達に囲まれて幸せだなぁ〜とパワーをもらい、東京にて事務所オーディションを転々と受ける日々。
そんな東京生活が始まって1年後。
特に仲がいい訳でもなかった江藤先輩から、急にメールで連絡がありました。
『一緒にコンビを組まないか』と。
まだ僕は同級生とコンビで活動しているに、それを知っていて誘ってきた江藤先輩。。。
当然、僕は断りました。
そらそうでしょ??
コンビを組んでいた僕に、仲良くもない7つも年上の先輩から急にコンビを誘われても、良い返事をする訳ないじゃないですか!!!
よく誘ってきたなぁ〜と驚きを隠せませんでした。
驚いたからか、なんだか少しずつ気になっていく江藤先輩の存在。
組んでる相方はというと、なんだか違う夢を見つけたようで、東京に来てから全然お笑いをしてくれなくなっていきました。
その反動でか、どんどん加速して気になっていく江藤先輩の存在。
やがて、何をするにも「相方が江藤先輩だったら・・・」という気持ちになり。
・・・う〜ん。
一旦ストップ!!!
・・・気持ち悪いな。
恋愛の表現に近くて、こりゃなかなか気持ちが悪いな。
でも、ほんと似てると思います。
江藤先輩が心に植えつけられてからというもの、お笑いをしたくても出来ないのにコンビを組んでるのって、この関係って何なのよ!・・・って、相方に不安と不満が募る一方でして。
オファーを断って半年後が過ぎた頃。
また久々に江藤先輩からメールがありました。
内容は、またコンビのオファーでした。
熱い熱い内容でした。
正直、喜んだのを覚えてます。
でも、とても熱い内容なのに絵文字がいっぱいだったせいで、本気なのかフザけてんのか分からない不思議な字面だったことも覚えてます。
そもそもメールでオファーという点にも引っかからない訳でもなく。
しかも、2回ともメールだし。
ちょっと寂しいよなぁ。
ちなみに、現代社会ではいま『ゆとり世代』による【大事な要件をLINEやメールで送る人達】が急増していると新聞で読んだことがあります。
江藤先輩は、ゆとりの先駆者だったということでしょうか。
だったら、羨ましくないですがスゴイと思います!
・・・いやいや。
脱線こそしましたが、1つハッキリしてることがあります。
お笑いが出来ない環境にいた僕にとって、江藤先輩からのお誘いメールというのは、メールという行動をバカに出来ないほど救ってもらえたのは事実です。
あのままだったら、東京に負けて実家に帰るところでした。
どうして僕に2回もオファーしてくれたのか、後で聞いてみました。
「まるで仏さんのようで、ありがたいからだよ。」
という受け入れ方が分からない珍返事を頂いたもんですから、これ以上は何も聞いてはおりません。
かくして2000年12月。僕はコンビを解散し、江藤先輩とコンビを結成。
出会って2年も先輩後輩の仲で、そもそも7歳の年の差があったならば、今更敬語を壊すことはあるまいと関係を先輩後輩のままでいくことに。
コンビを組んで間もない頃、江藤先輩からこんな提案がありました。
「俺が東京に行くまで、毎日の出来事をお互い報告し合おうよ!これでお互い事を少しずつ知っていこう!題して毎日メール!」
まんまの題に身を任せ、大して仲良くなかった2人がメールをやり合う所から、コンビのコミュニケーションは始まっていきました。
そして、2000年の12月末。江藤さんからこんな提案もありました。
「大事な息子さんとコンビを組ませてもらったんだから御両親に挨拶させてくれ!」
そう言って、三重県名張市の実家にスーツ姿で挨拶にきました。
そして、年明けから東京の僕の部屋で一緒に暮らすことも報告。
20歳と27歳の男どもが6畳の1Kに暮らすと聞かされた親、あの時の親はどんな気持ちだったろうか。。。
そもそも両親に挨拶を済ませて同居するって、またまた恋愛みたいな話ですし。
でも、特に仲がいい訳じゃない2人がコンビを組んで、毎日メールをして、やがて6畳で同居する・・・強引でしたが、毎日一緒にいることでコンビとして出来上がっていけたのではないでしょうか。
その時によくネタを披露しに通っていたライブハウスっていうのが【中野スタジオT.W.L】でございます。
そう、今月に行われるWエンジンのトークライブの会場でございます。
結成当時に通っていたライブハウスにて、江藤さんの結婚報告と先月子供が産まれた僕による“WエンジンのW報告”を思い出の場所でしちゃおうというのがコンセプトでありました。
同級生でもなければ親戚でもない、仲良くもなかったし年の差なんて7つもある2人がコンビを組んで、いま16年目。
何1つ合ってなかった2人なのに、今となってはお互いが結婚報告した時、あれほど喜び合って泣き崩れたことはありません。
そして気づけば、婚姻届の証人はお互いを指名するまでに信頼する仲になっておりました。
17年前、東京に来たもののパッとしなかった僕の人生に、急に現れたのが江藤さんでした。
江藤さんは、その天真爛漫な性格で慎重派の僕にズケズケと照らして明るくしていきました。
今だから正直に言えます。
江藤さんは《太陽》です。
僕だけじゃない、関わる人みんなを明るくしていく力を持っています。
直接見たらクドいほどの輝きなんですが、でも周りを見たら江藤さんによってポカポカと温かくなってる、そんな所まで《太陽》です。
結局は厄年を越えるまで真っ直ぐ突っ走ってきた江藤さんでしたが、最近ずっと欲しがっていたのは他でもない“お嫁さん”でございました。
みんなの為に生きるのが生き甲斐だった人間が、ようやく見つけた特別な存在。
そんな奥さんも、会ってみたら不思議と江藤さんのような価値観も持ってる方でして、これまたビックリ。
こんな2人が結婚したら、えとうさんの太陽感に拍車がかかること間違いなし!
江藤さんが今まで以上に暴れまくり、皆さんに元気を与えることを、ここに保証します。
ぶっちゃけコンビでの活動が少なくなってきたのが現状ではございますが、このように僕達は絆を深めてる一方でございます。
だから解散はあり得ません。
だから皆さん、もう【Wエンジン 解散】で検索するのはもう無しですよ〜!!
江藤さんに負けないぐらいパワーを放出し、Wのエンジンとなって皆さんに笑いを届けられるよう頑張ります。
今後ともWエンジンを宜しくお願い致します。
仏のチャンより