江戸日本橋から81里6町
“いつか行ってみたい” が叶ったよ♪
ほっこりと心温もる宿場町 妻籠宿の旅。
2016年の夏旅は
この第三弾で打ち止めと相成りました。
7月・8月・9月、落語に邦楽に食事会…
いろいろ遊んでくれたお友だちの皆さんも
ありがとうございました。
「あぁ楽しい夏だったなぁ」 と
茨城から届いた新米の炊ける蒸気に包まれて
雀踊りのステップを踏む今日この頃の尚雀です。
夢にも思ってもいなかった信州 南木曽の旅。
だって、東京からだと微妙~に遠いんだもん。
それを我が 駄友 お天気大明神のMちゃんが
「岡谷まで来れば車で連れてってあげるよ」 と
新宿駅の始発電車まで調べてくれました。
なんちゅう心優しい長野県観光大使なのでしょう。
10月には2回も長野旅行の予定が入っていますが
「いいの?行く行く」 と尻尾をブンブン振って出掛けました。
「そろそろ住民票を移したら?」 と言われる日は
そう遠くないかもしれません。 M: ( ̄o ̄) アーナイナイ
今回はお互いに時間が取れなくて 「日帰り」 です。
①妻籠宿 ②阿寺渓谷 ③油木美林(入口) と
3か所も巡れた割にはちっとも気忙し感がなく
のんびりと南木曽の歴史と自然に触れる旅ができました。
これは放蕩 旅慣れしている彼女の采配の賜物でしょう。
すんごい楽しかった。Mちゃんありがとう。ほんとありがとうね。
中山道の宿場町のこと、もっともっと知りたくなったから
また行こうよ。また連れてってね。今度は泊りで。
中山道MAP
お江戸日本橋から京都三条大橋までは、約135里=約534km
これを昔の人は男の足で15日、女性の足で20日間前後で
歩いたというのだから… 女子で一日26.7km?驚きです。
妻籠宿は中山道69次のうち江戸から数えて42番目、
江戸から約81里6町=約318km 歩いた宿場町です。
昔女子が約2週間かけたところを
平成女子は1日で往復しちゃうんだもの
凄いなぁ文明の利器は。。。
≪夏旅≫
7:00 新宿駅 …(始発 スーパーあずさ1号・松本行)… 9:22 岡谷駅 ・Mちゃんと合流
9:30 岡谷 IC …(中央高速道・120km)…中津川 IC →
11:20 ①妻籠宿 → 13:40 ②阿寺渓谷 → 16:00 ③油木美林遊歩道(入口) → (R19) →
20:02 上田駅 …(北陸新幹線はくたか) … 21:36 東京駅 … 22:00 チャマの腹を揉む
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2016.09.04.Sun
出発の朝、東京はシトシトと雨が降っていました。 (TーT)
ずっと週間天気予報とにらめっこをしていましたが、
台風やら秋雨前線やらの影響で日本列島はここのところずっと
肉 肉 野菜 肉 野菜♪ じゃないっ 雨 雨 曇り 雨 曇り。
出発前夜も見た妻籠宿の≪ HP ≫のお天気コーナーも
← これと同様の呪わしい雨予報を告げていました。
2日前のMちゃんからのメール
M : 上田は台風の後、一滴たりとも降ってないよ
私がいるから大丈夫v
えーんハズレたじゃないのさー (≧δ≦)
と朝ゴハンのおにぎりをパクつきながら
八王子の雨空を仰いだところまでは覚えています… zzz zzz zzz
塩山駅を通過する手前で目覚めて
可愛ゆいオメメを開けてみると…
葡萄畑と青空がまぶちいの~。
♪ 甲斐の山々~ 陽に映えて~
我 出陣に~ 憂いなし~ - 武田節 -
『夏休み第一弾!』 でKちゃんと訪れた石和温泉の町が
びゅんびゅん飛んで行きました。
もうゴッキゲン
岡谷駅 (長野県岡谷市)
まっぷしの青空です。
駅前駐車場で待つお天気大明神のところへ急ぎます。
尚 「ねーねーねーいったい何を信仰すれば
お天気を操れるのーーー?」 (≧∀≦)
Mちゃんは自他ともに認める晴れ女です。
どんなに雨続きでもその合間の晴れの日で
ちゃっかり旅行して来るし、
今回ばかりはダメでしょうと心配してても
何とか霧雨までには持っていける神通力が
彼女には備わっている節があります。
尚 「妻籠宿のピンポイントお天気も、雨マークだったのにね~」
M ( ̄ー ̄) ニヤッ
自信に満ちた横顔が小憎らしいけど有り難や。
岡谷 ICから中津川 ICまで高速で向かいました。
約120kmあるので下の道をチンタラ走ると
時間が勿体ないからとのこと。 (*^0^*) ハーイ
しょっちゅう東京で会っているので
その時の話しやなんかで盛り上がり、
あっという間に妻籠宿へ到着しました。
あ、ひとつだけ、車中の話を
ここに書き残しておきましょうか。 (>艸<) ククク…
それは、この旅の少し前にサンプラザ中野へ
Mちゃんプレゼンツの某コンサートに
出掛けた時のことです。
腹ペコで駆け付けるだろう私の為に、
Mちゃんは東京駅でカツサンドを買っておいたと言いました。
尚 「わーいサンドイッチ?うれしい~」
M 「先日テレビで紹介されて人気が…」
尚 「なにこの絵~ ドラえもんみたいで可愛いね~」
M 「ひとり4個まで…」
尚 「いっただっきまーーーす」
ホントに腹ペコなんだもの、聞いちゃいません。
で、、、パクッ! かぶりつくなり
尚 「おいひ~~~~ 細胞に沁み渡るわ~
ん? コレ、まい泉のトンカツじゃない?」 M: (o゚д゚o) スゴ
ハイハイ、ハイ名言出ました。
それでは皆さんも可愛いお顔して Repeat after me
「ん? コレ、まい泉のトンカツじゃない?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ OKで~す。
二噛み三噛みで言い当てた私を、Mちゃん笑う笑う笑う。 (≧∇≦*) キャハハハ
ドラえもんじゃなくて、東京駅の銀の鈴がモチーフだということも
半分くらい食べて気持ちが落ち着いてから 「!」 と気付いた次第で…
お天気神通力に勝るとも劣らない私の神の舌を、ふたりで笑う笑う笑う。
中山道 妻籠宿
11:20 妻籠宿(つまごしゅく)に着きました。
♪お江戸日本橋 七ツ立ち 初のぼり
行列そろえて あれわいさのさ
こちゃ高輪 夜明けの提灯消す
こちゃえ~ こちゃえ~
へへ~ん、これを読むMちゃんよ、
ゴッキゲンの尚雀の事だから
♪木曽のな~~~ァ なかのりさ~ん~
で始まると思ったでしょう? ハズレ~。
♪7時ちょうどのぉ~ ぁぁぁあずさ1号で~
でもなし。ハズレ~。 σ( ̄ ̄┰ ̄ ̄ ) ベ~
これはヤングの皆さんはご存じないかもしれませんが、
昭和の皆さん知ってる人は知っている道中唄の一番です。
各宿場町で女郎衆が 「こちゃえ~(こちらへ)」 と
旅人 熊さん八っつぁんを誘う オ・ト・ナの唄。
「七つ立ち」 は 「暁7つ」。
昔の時刻は変動制ですから、ざっくり早朝4時
~6時頃のことです。
暗いうちに日本橋を出て、高輪に着く頃には
道がぼんやり見えてくる…
そんなスケジューリングの旅だったんですね。
時の話しから… もひとつ唄いまーす。
♪引けは九つ なぜそれを
四つというたか 吉原は
拍子木までが 嘘をつく ~
江戸時代、廓閣営業時間は「九ツ(0時)」の鐘を合図に
男衆が拍子木を叩きながら廊下を回ったことろで
終了するのが決まりでした。
ところが、あと一刻だけ延長して遊女を働かせる為に
ズルい男衆は知らせの拍子木を4回だけ叩いて
「今は四ツ(20時頃)でーす」 と知らせたんだそうな。
「噓」 で固めた吉原の世界では、「拍子木までもが噓をつく」 。
ふぅぅ 前置きが長いですね。
でも、思い出した時に思い出したことを書き留めておく。
歳を取ったら、そーゆーことから始めましょう。 (*≧m≦*)
中央駐車場に車を停めて
この尾又橋を渡った向こうが
いよいよお楽しみの妻籠宿になります。
ささっ、お天気大明神と姫のお通りでぇ~い。
(≧◇≦)
木曽川へ清流を運ぶ蘭川(あららぎがわ)。 あっちが北。
M 「今日は水量が少ないわ」 と。
実はMちゃん、先々月ふらりとひとりでドライブに来ています。
寂しい女なんです。 (゜-Å) ぷぷぷ…ぷっ。 (>艸<)
江戸と京を結ぶ中山道の宿場町のひとつ妻籠宿は、
江戸から数えて42番目(全69次)にあたり、
中山道と伊那街道が交叉する交通の要町として
古くから賑わいを見せていました。
・江戸より:81里6町33間(318.8Km)
・京より:54里26町59間(215Km)
〈東京からのアクセス〉
○中央自動車道
・東京→中津川IC 木曽福島方面へ約30分
○電車利用 ※いずれも4時間半~5時間かかる
・東京駅→ (のぞみ) →名古屋駅→
(特急しなの) →南木曽駅 → バス・タクシー
・新宿駅→(特急あずさ)→塩尻駅→
(特急しなの)→南木曽駅 → バス・タクシー
この日は日曜日だというのに観光客はまばらでした。
やっぱりあの天気予報の雨マークを前夜に見せられたら
誰も来ませんって。。。
正面の山は伊勢山(標高1373m)だそうです。
江戸時代の活気溢れる宿場はどんなだったんだろうと
時代劇や落語の場面を思い浮かべながら歩きました。
残暑。
(だって我らの夏休みだもん、汗ばむくらいが丁度いい)
な~んて心の中で強がってみたものの、水くれ水ぅ~の暑さでした。
街道のここかしこにこうした水がチョロチョロしていますが
いずれも 「この水は飲めません」 の貼り紙 ・・・ ガビョ~~~~ン!
※丸太をくり抜いて作ったものは「水舟」というそうです。
分かれ道。
M 「ここが妻籠宿の真ん中あたりかな」 と。
なんとなーく往路は下(左)を、復路は上(右)を歩くことにしました。
延命地蔵 またの名を 汗かき地蔵。
妻籠観光協会の≪ HP ≫によると
「文化10年(1813)光徳寺住職・中外和尚が
地蔵尊像の浮かび上がっている岩を
蘭川から運んできて安置した」 とあります。
延命は無理でも、汗かきなら今の我らも
負けちゃいませんでしたよ。
下の道。
その奥の突き当たりで右に曲がり、ほどなくして左に曲がります。
↑ カクン → カクン ↑ です。
ほほ~なるほど、桝形の跡。
……と、そういうことらしい。 ( ̄ロ ̄;) 雑っ
だって 「手を抜くところは抜く、頑張り過ぎないが大事」 って
何かの本に書いてあったもーん。 ( ̄ロ ̄;) ここで使う?
ここで頂いた中山道の案内パンフが
どれも素晴らしい編集で
「ぜひぜひ他も巡ってみたい」 と
尚雀の放浪癖に火を付けました。
用がなくても立ち寄ることをお勧めします。
妻籠宿本陣。
明治に至るまで本陣、庄屋を兼ね勤めたのが島崎家で、
島崎家というのは島崎藤村の母の生家だそうです。
へ~~~でしょ。
前を行く人と人の距離と、空の抜け感が好き。
おやきを買ってお茶を頂いたお店はどこだっけかなぁ…
また行かないと思い出せませーん。
糸瓜。
このふたつ並んだ垂れ具合が…。 (*≧m≦*)
大好きな風船カズラも見つけました。
高札場。
今でいう 「官報掲示板」 で、江戸時代のものを復元したそうです。
水車小屋がありました。
ここ辺りが妻籠宿のおしまいになるので引き返します。
復路も実にいい眺めです。
コムラサキ。
もう秋なんだな~って思います。
いや、まだやっぱ夏だよー!
戻りの道も、右へ寄ったり左へ寄ったり。
色々発見しながら歩いてきました。
民芸品屋の他に、饅頭、五平餅、お焼き、喫茶店、食事処が
無いように見えて実は点々とあります。
二人とも舞茸の天婦羅が大好きで
蕎麦屋のメニューを見て誘惑に負けそうでしたが
尚 「ここはひとつ我慢してくれい」 と妻籠宿を後にしました。
妻籠宿 山家料理
御食事処 音吉
中央駐車場から車で2~3分の
棚田のド真ん中にある 『音吉』 でランチします。
天婦羅が美味しいと評判のお店だそうです。
私は 「アマゴの塩焼き食べるもん」 と心に決めていました。
後で勉強しましたが、木曽の人は昔からアマゴのことを
タナビラと呼んでいるそうです。
◆妻籠宿 山家料理 お食事処 音吉
長野県木曽郡南木曽町吾妻橋場
TEL.0120-57-3601
地元食材を使った季節の郷土料理が頂けます。
春は山菜、秋は松茸… 私たちが訪れた日は
まだ「夏」だったので、松茸は出ていませんでした。
下がヤマメ (山女)
そっくりですが、横腹に朱い
点々があるのが特徴です。
川魚は20数年前に
お爺ちゃん師匠から渓流釣を
習っていたのでちょっとだけ
わかります。大好物です。
(≧∀≦)
丁寧なおもてなしを受けました。
でもお茶とお水はセルフサービス。
待ち遠しい。。。
さあ、たんと召し上がれ! By 尚雀
イチオシはもちろんアマゴの塩焼きでしょう。
熱々を頭からカプッ!
ふたりとも尻尾も残さず 丸飲み 美味しく頂きました。
舞茸の天婦羅は… ごめんね、なかった。
今食べたばかりだと言うのに車の中では
「次は塩焼き2匹と天婦羅盛り合せとザル蕎麦にしよう」
「それいいね、そうしよう そうしよう」 と
盛り上がれるんだから、私ら相当に御目出度い食いしん坊。
車は阿寺渓谷へ
向かっています。
柔らか肉布団が
仕事中の時は
ふかふかクッションで
柔らか肉布団が
仕事終わったら
抱っこされて
そっちに移動 zzz
By チャマ