日本の迎賓館は、
赤坂迎賓館と京都迎賓館の2箇所あります。
事前申込でどちらも一般参観ができるのご存知ですか?
※例年6月に応募受付、当選者は8月に参観。詳細は内閣府HPにて。
明治42年に東宮御所として建造されたのが
はじまりだそうです。
ネオ・バロック様式の洋風建築で、緑青の屋根、
花崗岩の外壁、各種の装飾類の調和がとても美しい。
当たった!
6月某日。
移動途中の四ッ谷駅で 『赤坂迎賓館観覧公募』 のポスターを見て、
「え~嘘~、私たちのような小市民でも入れるの~?」 と驚きました。
この4月に四ッ谷で会社を起業したばかりの友人に、
ちょっと変わった “起業祝い” だけど、これはイイかも!と煌めきました。
「キモチは金品じゃない、想いと行動こそが尊い」
彼には、“8月に絶対に仕事を入れない日” を3日候補に出してもらい、
「その日は尚雀に半日つき合ってね!」 と応募しました。
「当たったらラッキー。 外れたらゴメン。 では当日までのお楽しみ~♪」 とネ。
日頃の行いが良かったのかな、第一候補が大当たり!
尚雀らしいお祝いだと当日の朝、友人はとても喜んでくれました。
さあ、出発
蝉はジージーうるさく鳴いて、お天道様はガンガン照りで
午前中なのにもうすでに汗ダーダーの、絶好の脱水日和でした。
※汗ダーダーはうちの田舎の方言かも
参観客はまぁそこそこ。
まーずビックリしたのが、正面玄関の屋根飾りです。
これまでずっと優雅な洋風建築だと思いきや…
なななんと怖~い鎧武者の彫刻が!
天球儀と金色の霊鳥も…どんな意味があるのかな?
和洋折衷?ちょっとこのセンスわかんない・・・
係りの人に「おの~、あれはどなたの御姿ですか?」 と訪ねたら
「あちらですね、特定の誰というものではないんです。
天皇を 『武勲の者』 として掲げた時代背景があそこに伺えまして・・・
西洋の文化を取り入れながらも、日本文化や伝統を・・・・・」
ナルホド。。。 歴史もさっぱりわからん。。。 (なら聞くな!)
本館見学は、彩鸞(さいらん)の間、花鳥(かちょう)の間、
朝日の間、羽衣の間、東の間などを
ボランティアの方々の解説を聞きながら巡ります。
大理石や七宝、金箔銀箔、美術織物、彫刻、絵画、陶磁器…
見るもの全てが贅と技を尽くした豪華絢爛の世界でした。
もちろん撮影は禁止。
迎賓館内でしか販売していないという写真集を
「今日のお礼に」って買ってもらいました。
花壇に咲くサルビアの花… 強烈な赤が目に染みました。
あ、余談ですが
サルビアって和名では緋衣草(ひごろもそう)といいます。
緋衣=緋色の袈裟(法衣)
緋色(ひいろ)って、油絵の具でいうところスカーレットです。
やんなっちゃうくらい目にバチバチくる真っ赤っか色の事。
視覚的にも現実的にも暑苦しい “お目目バチバチ坂” を下りると・・・
ご覧下さい。
ガリガリ君ソーダ味色した清涼感たっぷりの噴水がこのように!
ジャーーー シュワーーー ドゥワーーー! (擬態語は難しい)
この写真ではスケールの大きさが伝わらないのが、とっても残念です。
汗がすぅ~っと引きました。
とおっても気持ちのいい風。
だけどだけど、
このヨーロピアンな建物と噴水と、
まわりに配した枝ぶりご立派なジャパニーズな松が
どうしてこうも見事にマッチングしちゃうんでしょう。
写真では写りきれてないけど、
ほんとに青々とした松に囲まれた庭園なんですよ。
それと噴水・・・ すごいな~設計した人、勇気あるな~。
夢の様な赤坂迎賓館の見学はこれでおしまい。
友人、ご満悦♪
きっと今日の経験も、営業トークにバッチリ活かして
いい仕事をガンガン取ってくるのでしょう。
そーんな期待を抱いて、迎賓館を後にしました。
※入口と外の休憩所に自動販売機がありましたが、
なにせ需要が高いのでヌルかったです。
水筒ご持参がよろしいかと。
エコする
毎日ホント暑いですね
チャマは夏になると
お刺身に付いてくる保冷剤を
ハンカチに包み、首に巻いて
暑さ対策をしています
母ちゃんも同様
エコを意識しながら暮らすって
いいことならしい
で、エコって何?
By チャマ