3年前まで夏のバカンスはギリシャを含めたヨーロッパをまわっていた私と娘ちゃん。
ギリシャ人の女友達アンナが
「今年は私、ロードス島で仕事をするからロードス島にも遊びにおいでよ。」と言われ、
ロードス島はいった事がなかったので5泊の予定でホテルをとった。
そのことを告げると
「何でホテルなんて泊まるの私の借りた家に泊まればいいのに。」と言われ、ホテルの予約をキャンセルし、アンナの借りた家に泊まらせてもらう事にした。
タクシーでアンナの家に着いて部屋に案内された時、正直私はホテルをキャンセルした事を後悔した。(°д°;)
部屋はダブルのベッドがひとつだけあるワンルーム。
しかもそこには先週から急遽バカンスに来たマリア叔母さんにちょっと痴呆がかったおばあちゃんが泊っている。
ええ~っ
(°Д°;≡°Д°;)
聞いてないよ~
マットレスも用意し寝るのが精一杯のスペース。
(T▽T;)
私はトイレなど気を使うので自分用の部屋やトイレがないとやはり落ち着かない。
でもハイシーズンのギリシャの島々は3ヶ月ほど前からホテルを予約しなければ、立地のいいホテルは取れない。
かなりガ~ンって感じだった。o(;△;)o
それがこの5日間の間で。。。。
思い寄らなかった家族愛を感じることになる。
普通、痴呆がかったおばあちゃんの面倒は嫌がるものではないかと思った私。
それと言うのも私が実家にいた頃、
二世帯住宅でおじいちゃんもおばあちゃんも一緒に住んでいたのだけど父親が長男だったので長男の嫁が両親の面倒を見るのは当たり前。
おばあちゃんはかなり難しい人でよく母に辛く当たった。
そんなおばあちゃんも歳をとるにつれ丸くなり、なくなる前には母を本当の娘のように信頼し感謝して亡くなった。
でも長女だった私は嫁と姑のそれを見てきたので、どうしてもおばあちゃんに優しく出来ないまま家を出た。
アンナが毎朝櫛でおばあちゃんの髪をとかして結う姿を見て。。。
泣きそうになった。
眠る時も後ろからおばあちゃんを抱きしめて眠る。
その姿を見て感動した。
私は一度もおばあちゃんにそんな事してあげた事がない。
おばあちゃんがトイレからおしめをせずに笑いながら出てきた時、
マリア叔母さんとアンナが笑いながら追いかけおしめをはかせる。
誰もおばあちゃんの世話を嫌がらず、むしろ楽しんでいるように見えた。
おばあちゃんもアンナもマリア叔母さんも皆笑ってる。
日本では今、核家族が多くなり、少人数の家族ですら関係が気薄になっていると聞く。
ギリシャ人は家族をとても大事にして愛の溢れた家族が多いように思う。
日本は何でもが便利で進んでいる。
ギリシャは本当に不便で土臭い感じのする部分がある。
でもそれが余計に人間味溢れていて、私は愛というものをもっと学んだような気がする。
便利だろうが、裕福だろうが、人は人を愛し、人は愛を感じていなければ幸せに暮らしていけないんじゃないだろうか。
旅からの学びは多い。。。
私が経験し、学んだギリシャはロードス島での家族愛のお話でした。
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